塗り絵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 06:22 UTC 版)
塗り絵の教育的評価
- 肯定的評価
- 色彩感覚を育てるとともに、枠に収めて描こうとすることにより運筆力を育てる。
- 否定的評価
- 絵を大人の枠に嵌めてしまい、表現力や独創性が育つのを阻む。
ただ幼児向けの塗り絵を幼児に与えて自由に塗らせると、大抵は予想だにしなかった大胆な色彩で、元のキャラクターが判別不能なほどに塗り潰されたりといった傾向が見られる。また幼児はお絵かきを好む傾向があり、親子間における一種のコミュニケーションツールとしても利用が可能である。
作業療法
塗り絵は作業療法の一手法として活用されることがある。絵を描く作業療法として絵画療法があるが、通常の絵画療法は絵を描くことを苦手とする人には抵抗感を感じる場合がある[3]。そこで絵を描くことの得手不得手が関係ない絵画法として塗り絵が用いられる[3]。
構造化されている塗り絵は、高い創造性を要求されないため難易度が低く取り組みやすい心理療法とされている[3]。絵画療法での塗り絵の有効性に関しては、自分の望む色を使用して自由に彩色する場合と予め示された課題として模倣して彩色する場合の脳活動の比較など研究が行われている[3]。
代表的な塗り絵作家
関連項目
脚注
- ^ the360.life 大人の塗り絵おすすめ20選|『LDK』とプロがストレス解消・脳トレになる人気商品を紹介
- ^ “大人の塗り絵でリラックス? 30分集中、ストレス解消”. NIKKEI STYLE (2016年7月22日). 2021年8月29日閲覧。
塗り絵と同じ種類の言葉
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