埼玉県立川越高等学校 埼玉県立川越高等学校の概要

埼玉県立川越高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 16:27 UTC 版)

埼玉県立川越高等学校
北緯35度55分25.8秒 東経139度29分23.4秒 / 北緯35.923833度 東経139.489833度 / 35.923833; 139.489833座標: 北緯35度55分25.8秒 東経139度29分23.4秒 / 北緯35.923833度 東経139.489833度 / 35.923833; 139.489833
過去の名称 埼玉縣第三尋常中學校
埼玉縣第三中學校
埼玉縣立川越中學校
国公私立の別 公立学校
設置者  埼玉県
学区 埼玉県全域
設立年月日 1899年4月
共学・別学 男女別学(男子校)
課程 全日制課程
単位制・学年制 進学型単位制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード D111210000030
高校コード 11103B
所在地 350-0053
埼玉県川越市郭町二丁目6番地
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

川越城跡に存在し、校庭の隣には本丸御殿がある。私服での通学が認められている。最寄駅は、西武新宿線本川越駅徒歩20分、東武東上線川越市駅徒歩25分。

生徒憲章

1969年、いわゆる70年安保の社会潮流を背景として、生徒有志によって従来の「生徒心得」を見直そうとする動きが起こり、これがきっかけとなって翌1970年に生徒憲章が制定された。以来、集会への参加やサークル結成の自由、掲示・印刷物の発行等の表現の自由、各自の自由意志に基づく服装(私服校)などを保障している[1]

授業

埼玉県下初の試みとして、2004年度から従来以上の年間取得単位数を確保しながら、休日や行事日、放課後の部活動の時間を犠牲にしない70分授業を展開していた。しかし2008年からは、再び50分授業となり、隔週の土曜授業になっている。体育の授業では、1学期はほぼ1500メートル走を行うことになる。学年別で基準タイム(1年生は5分40秒・2、3年生は −5、−10秒)が設けられている。

国際交流

オーストラリアケアンズのセント・オーガスティン・カレッジとの姉妹校提携を締結。隔年で交互に夏季休業中に希望者を募り、ホームステイ・短期留学を行っていた。

強歩大会

毎年11月頃に行われる行事。かつては夏前に行われていたが、1980年5月、数名が熱中症で病院に搬送となったことが報道されたこともあり、翌年からは十分に涼しくなった季節に行われるようになった。1969年にそれまでの10kmマラソン大会に代えて、おおむね現在の入間川越辺川左岸に設置された森林公園自転車道に沿って、高坂神社までの約21kmのコースを在学生全員で歩いたり走ったりした大会に端を発し、その後奥武蔵ハイキングコースを軸に各々30km程の3コースが設定され、在校生は3年で全コース歩くこととなった。2006年の大会から2コースに削減され、2018年は芦ヶ久保吾野間の1コースのみとなっている。また、2019年は 令和元年東日本台風(台風19号)の影響で、2020年は新型コロナウイルスの影響によりやむを得ず中止となったが、2021年に国営武蔵丘陵森林公園で3年振りに大会が開催された。2022年においては、武蔵横手~吾野駅間の約20kmにもなるほぼ例年通りのコースで行われた。

くすのき祭

文化祭に該当する行事であり、例年9月の第一土曜日および日曜日に開催される。名称は、高校創立当初から生えているといわれる正門前の2本のクスノキに由来するもので、1969年にそれまでの川高文化祭の名称に代わる名称を生徒会が学内公募し、在学生が投票して名付け、同年秋に初めて用いられた。映画「ウォーターボーイズ」の影響から、2002年には30690人が来校した。2016年においても約18,000人が来校するなど、高校の文化祭としては異例の盛り上がりを見せる。また、門班と呼ばれる集団が毎年正門に、現実に存在する城、教会などをモデルとした巨大な門を作ることでも有名である。高さは10mを超え、その出来はもはや高校の文化祭のレベルを超えている。また、男子のシンクロナイズスイミング、女装大会、応援部による演舞なども人気の一つである。

開催当日は、川越駅、本川越駅から川越高校直通の臨時バスが運行されている。

進路

多くの生徒が国公立大学、難関私立大学を目指す。東京大学への進学者は1950年から2012年までの63年間に454名で、埼玉県内の高校では埼玉県立浦和高等学校(2407名)に次いで2番目に多い。

近年は現役での東大合格者は数名程度である。また、京都大学一橋大学東京工業大学、その他帝国大学などに多く合格者を送り出している。[6]


  1. ^ [1][2][3][4][5]朝日新聞連載「政治の季節のあとに」
  2. ^ 埼玉県立川越高/6 映画「ウォーターボーイズ」 一躍脚光を浴びた・柴田周平さん /東京”. 毎日新聞 (2020年1月22日). 2020年7月14日閲覧。
  3. ^ a b 岡村一郎著『写真集 明治大正昭和 川越』ふるさとの想い出、図書刊行会、昭和53年、国立国会図書館蔵書、2019年3月22日閲覧
  4. ^ “毎日フォーラム・霞が関ふるさと記:埼玉県(上)”. 毎日新聞デジタル (毎日新聞社). (2018年9月10日). https://mainichi.jp/articles/20180831/org/00m/010/023000c 2024年4月21日閲覧。 


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