内モンゴル自治区
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経済
農業・畜産業を主要な産業として、鉄鋼業・林業などもある。主要な農作物はソバで、日本はソバの8割近くを中国から輸入しているが、生産量の3割超を占める最大の産地は内モンゴルとされる。ブドウ栽培とワイン製造を始めた地域もある。豊富な石炭と天然ガスのほか、希土類(レアアース)の生産量は中国一であり、特にバヤン鉱区は世界最大の希土類元素鉱床がある。石炭は年間5億トンの産出を目指す。独立国モンゴルよりも内モンゴル自治区は経済発展を遂げている。
2009年のGDPは1420億ドルで、前年より17%伸びた。2000年代は13.2%、17.9%、20.5%、23.8%、19%、19.1%、17.2%と全国31の省・直轄市・自治区の中でも最高のGDP成長率を記録しており、他の中国都市と同じように商業施設やマンションの建設ブームとなっていた。中でもオルドス市は不動産バブルが崩壊して鬼城化するまで2010年には中国全体ではマカオや香港と並ぶ中国本土で最も一人当たり域内総生産(GDP)が高い都市となり[17]、2015年には内モンゴル自治区の一人当たりGDPも上海、北京、天津に次ぐ全国4位となった[18]。最西部に中国のミサイル開発や宇宙開発で活躍している酒泉衛星発射中心があり、内モンゴルの四子王旗は宇宙船の帰還場所でもある。また、軍需産業も少なくなく、59式戦車から99式戦車まで中国で唯一主力戦車を製造してきた旧第617廠(現・内蒙古第一機械集団)があるも砂埃の激しい地域のためにエンジン類は他で作られている。風も強い地域のために風力発電容量は中国で最も多く[19]、規模は三峡ダムを超えるとされる[20]。
注釈
出典
- ^ “Tabulation on the 2010 Population Census of the People's Republic of China”. stats.gov.cn. 2013年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月7日閲覧。
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- ^ a b 『詳説世界史B』木村靖二、岸本美緖、小松久男、山川出版社、東京、2017年3月、182頁。ISBN 978-4-634-70034-5。OCLC 992153412 。
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- ^ “内モンゴルが初めて全国高速鉄道ネットワークに接続”. 新華網 (2019年1月1日). 2019年10月29日閲覧。
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