丹古母鬼馬二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 04:55 UTC 版)
人物・経歴
高校中退後、会社勤務をしながら広島のアマチュア劇団「群星」に参加[3]。19歳の時に上京[3]。鉄工所などに勤務しながらアングラ劇団に参加し[3]、その後にっかつロマンポルノや大作映画、特撮テレビ番組、テレビドラマ等、多くの作品のバイプレーヤーとして活躍。
1983年、八名信夫(主宰)、関山耕司、榎木兵衛、山本昌平、岩城力也等と、悪役俳優集団「悪役商会」の結成に参加しマスコミの話題を呼んだ。中核メンバーとして活躍したが、現在は脱退している。
2018年、『笑顔の向こうに』(2019年2月15日公開)で、第16回モナコ国際映画祭助演男優賞を受賞[4]。
強烈な個性を放ち現在もドラマ・映画の他、バラエティ番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』(TBS)にレギュラー出演、ストロング金剛とともに名悪役ぶりを発揮した。また石ノ森章太郎作品にも多数出演している。
特技は殺陣[1][2]、水泳[1][2]、卓球、剣道、ゴルフ。
読売ジャイアンツのファンでもある。
逸話
日本一迫力のある芸名を持つ男と言われる。
名前の由来は上京して最初に入った劇団・シアター夜行館の座長・笹原茂朱が「俺の芸名、骸馬二(がい・うまじ)をやる」と言われ「馬二だけもらいます」と言い、以前口元に大きな犬歯が生え「鬼」と言われていたことから頭に「鬼」を付け「鬼馬二」とした。名字の「丹古母」は、その劇団が公演を行っていた新宿3丁目の喫茶店の名前が「コボタン」だったので、引っくり返して「タンコボ」とした[3]。
当初はカタカナ表記としていたが、その後適当に漢字を当てた(「丹」の字は近くに伊勢丹があったから)。1回覚えてもらうと、まず忘れられることがない名前とのことで本人が得であると思っている反面、苗字と名をどこで区切っていいか分からないと言われるなど損なことも多いという。
かつて岩井半四郎から「キミキミ、君の名前は何だっけな」と言われたため「タンコボ・キバジです」と答えると、岩井から「あ、じゃあ2番目の娘(仁科亜季子)が正解だったな」と言われ、自分の名前がクイズにされていたとの逸話がある。またハナ肇からは「そんなに長い名前だと損するぞ。タンコでいい。タンコにしなさい」とよく言われ「本名だ」と嘘をつくと「そうだよなあ。こんな変わった芸名ないよな」と言われたとのこと[5]である。
固有名詞の分類
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