中村児太郎 (6代目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 16:08 UTC 版)
略歴
- 1993年12月23日、九代目中村福助の長男として生まれる。
- 祖父は七代目中村芝翫。従兄弟に六代目中村勘九郎と二代目中村七之助がいる。
- 名門・成駒屋(中村歌右衛門家)の嫡流として、五代目歌右衛門から成駒屋に代々伝わる女方芸を継承している。
- 2000年(平成12年)9月、歌舞伎座「京鹿子娘道成寺」(所化)・「菊晴勢若駒」(春駒の童)にて「中村児太郎」を六代目として襲名し初舞台。
- 2013年(平成25年)9月、父の七代目中村歌右衛門襲名と共に自身の十代目中村福助襲名が発表されるも、父の病気により現在、保留となっている。
- 2018年、大河ドラマ『西郷どん』にて、ドラマ初出演を果たした。
- 2023年(令和5年)10月、重要無形文化財(総合認定/第十六次)に認定され「伝統歌舞伎保存会」会員となる[3][4]。
- 2024年(令和6年)2月、第45回松尾芸能賞 新人賞を受賞した[5]。
受賞歴
出演
主な舞台
- 2002年(平成14年)1月 歌舞伎座「さくら川」- 童女さくら
- 2003年(平成15年)8月 ミュージカル「みどりのゆび」主演
- 2004年(平成16年)6月 歌舞伎座「鏡獅子」 - 胡蝶
- 2005年(平成17年)8月 歌舞伎座「勧進帳」 - 太刀持音若
- 2005年(平成17年)12月 歌舞伎座「恋女房染分手綱 重の井」 - 三吉(重の井役は父・福助)
- 2009年(平成21年)12月 歌舞伎座「御名残押絵交張 雪傾城」 - 新造香梅
テレビ
人物
- 趣味は野球・サッカー・ラグビーで、中学・高校時代はラグビー部に所属。自らのYouTubeにおいてもラグビーについて語っており、2022年11月よりサンケイスポーツで連載「ラグビー魂 中村児太郎」(月1回予定)を持っている[7]。
注釈
出典
- ^ a b 金田栄一 2021, p. 321.
- ^ “会社概要”. ZEN-A FARM. 2024年5月6日閲覧。
- ^ “現会員”. 伝統歌舞伎保存会について:会員一覧. 伝統歌舞伎保存会 (2023年10月18日). 2024年3月31日閲覧。 “第十六次認定”
- ^ 『文化審議会の答申(重要無形文化財の指定及び保持者の認定等)』(プレスリリース)文化庁、2023年7月21日 。2024年3月31日閲覧。及び“Ⅰ. 答申内容” (PDF). 文化庁. pp. 8-9. 2024年3月31日閲覧。 “重要無形文化財の保持者の団体の構成員の追加認定(総合認定)”
- ^ a b “第45回松尾芸能賞の大賞は中村時蔵、優秀賞に佐藤B作・米川文清・古田新太・豊竹呂勢太夫”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年2月14日). 2024年2月14日閲覧。
- ^ 「第45回松尾芸能賞発表 大賞は中村時蔵、優秀賞に佐藤B作、古田新太、特別賞に由紀さおり」『日刊スポーツNEWS』日刊スポーツ新聞社、2024年2月14日。2024年2月14日閲覧。
- ^ 石井文敏 (2022年11月12日). “【ラグビー魂 中村児太郎】歌舞伎界きってのラグビー通が桜戦士へエール 夢ではなくなった金星 10・29ニュージーランド戦観戦し確信!”. サンスポ. 2023年1月27日閲覧。
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