中川晃教
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中川 晃教 | |
---|---|
生誕 | 1982年11月5日(41歳) |
出身地 | 日本・宮城県仙台市 |
ジャンル | R&B・ミュージカル |
職業 | シンガーソングライター・俳優 |
活動期間 | 2001年 - |
レーベル | 徳間ジャパンコミュニケーションズ |
公式サイト | akinori.info |
来歴
小学生時代から作曲を始め、地元の学校に通いながら音楽活動を続ける。東北高等学校を経て、東北文化学園大学へ入学。サイバー大学IT総合学部卒業。高校在学中、地元のテレビ局でとり上げられ、徳間ジャパンのプロデューサーの目にとまり、2001年8月1日自身が作詞作曲をした「I WILL GET YOUR KISS」でデビュー(2006年に独立)。同曲はTBS系ドラマ『マリア』の主題歌[1] に使用されスマッシュヒット、第34回日本有線大賞新人賞[2] を受賞する。同年発売された2ndシングル「I say good-bye」もテレビ朝日系ドラマ『最後の家族』主題歌に使用された。
2002年、日本初演となるミュージカル『モーツァルト!』の主演に抜擢される。初舞台で数々の賞を受賞するという前例のない快挙を成し遂げた[注 1]。
宮城県より「みやぎ夢大使[5]」、気仙沼市より「リアスさんりく気仙沼大使[6]」に任命。
2004年、1stアルバム「中川晃教」が台湾でリリースされCDデビュー。自身の楽曲を使用した初のLIVE ACT「himself」 を上演。劇団☆新感線・初の本格的ロックミュージカル『SHIROH』に神の声をもつ少年シロー役で主演を務める。
2005年、台湾で初のコンサートをRed Play Houseにて行う。
2006年、マイケル・ナイマン率いるマイケル・ナイマン・バンドの来日コンサートにゲスト出演。吉村作治の早大エジプト発掘40年展のオフィシャルテーマソング「BLUE DREAM」を書き下ろす。音楽・演出を手掛けたLIVE ACT第二弾『BLUE DREAM』を上演。
2007年、蜷川幸雄演出の舞台『エレンディラ』にウリセス役で主演を務める。日本版として初舞台化されたロックオペラ『Tommy』に主演。[7]
2008年、ファッションと80年代の音楽をイメージした『SHAMPOO』、アコースティックなサウンドを確立した『BOB』、物語とライブ感を重視した『SKIN』の3つの音楽プロジェクトを立ち上げ、コンサートツアーを行う。SHAMPOOはテクノポップ、BOBはアコースティック、SKINはロック。2009年、ピアノ・ヴァイオリン・アコースティック・ギターによる初のクラシックホールでのアンプラグド・コンサートを行う。舞台『女信長』に明智光秀役として出演。劇中歌である「明智光秀のテーマ」、「愛に生きる」、「女信長のテーマ〜Desert Rose」の作詞・作曲を手掛ける[8]。NHK金曜ドラマ『コンカツ・リカツ』でTVドラマに初出演。同年、NHK大河ドラマ『天地人』で徳川秀忠役を演じる。
2010年、新潮劇院の京劇公演『孫悟空vs孫悟空』の三蔵法師役に抜擢され、中国人京劇俳優に交じり京劇に初出演。地球ゴージャスのプロデュース公演『X day』に出演。『SAMURAI 7』に初の悪役となる天主ウキョウ役で出演。12月、ミュージカル映画『The Wiz』の世界を表現するコンサートに挑戦。ピアノの演奏に乗せて数々の役を一人で歌い演じる。
2011年、「2010台北国際花博覧会」で、台湾で注目されているデザイナーJasper Huang(黃嘉祥)が手掛ける『遠東流行館「花の新しいファッションショー」』の音楽制作を担当する。
2012年、トルコ行進曲、白鳥の湖、運命など、クラシックのアレンジを中心としたライブ・アルバム『POPSSIC』をリリース。
2016年、約10年ぶりとなるスタジオ・アルバム『decade』をリリース。
2017年、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリ役で、第24回読売演劇大賞最優秀男優賞[9]並びに第42回菊田一夫演劇賞[10]を受賞する。
2021年3月19日(ミュージックの日)、一般女性と結婚した[11][12][13]。
ディスコグラフィー
リリースリスト | ||
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↙スタジオ・アルバム | 5 | |
3 | ||
↙ベスト・アルバム | 1 | |
↙シングル | 6 | |
7 | ||
↙舞台DVD | 6 | |
↙舞台CD | 3 |
スタジオ・アルバム
年 | タイトル | 発売日 |
---|---|---|
2001 | 中川晃教 | 2001年12月5日 |
2004 | himself | 2004年3月17日 |
2005 | オアシス | 2005年5月25日 |
2005 | 砂漠 | 2005年6月22日 |
2016 | decade | 2016年3月9日 |
ライブ・アルバム
年 | タイトル | 発売日 |
---|---|---|
2009 | THE LIFE IS CONTACT (公式ファンクラブ取扱) | 2009年10月20日 |
2009 | プラグレスコンサート2009 (公式ファンクラブ取扱) | 2010年7月––日 |
2012 | AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2012 "POPSSIC" | 2012年12月28日 |
2013 | AKINORI NAKAGAWA’s”THE WIZ | 2013年10月23日 |
2015 | I Sing 2015 -Versus Guitar & Percussion- | 2015年12月18日 |
2016 | 中川晃教デビュー15周年記念プレミアム・コンサート with 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 | 2016年11月9日 |
2019 | 中川晃教 弾き語りコンサート2016 in Hakuju Hall | 2019年2月20日 |
ベスト・アルバム
年 | タイトル | 発売日 |
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2006 | Akinori Nakagawa 2001-2005 | 2006年2月22日 |
シングル
年 | タイトル | 発売日 |
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2001 | I WILL GET YOUR KISS | 2001年8月1日 |
2001 | I say good-bye | 2001年11月7日 |
2002 | White Shiny Street | 2002年5月29日 |
2004 | マタドール | 2004年1月7日 |
2005 | セルの恋 | 2005年8月17日 |
2007 | 終らないクリスマス | 2007年11月21日 |
映像(ライブDVD)作品
年 | タイトル | 発売日 |
---|---|---|
2004 | AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2003 MATADOR 〜闘牛士〜 | 2004年7月28日 |
2007 | 進化論〜中川晃教LIVE ACTシリーズ DVD-BOX | 2007年6月20日 |
2010 | SKIN VS SHAMPOO (公式ファンクラブ取扱) | 2010年7月20日 |
2010 | 終らないクリスマス (公式ファンクラブ取扱) | 2010年8月20日 |
2010 | 音楽が消えることのないDANCE FLOOR (公式ファンクラブ取扱) | 2010年9月20日 |
2010 | 音楽が消えることのないDANCE FLOOR LIVE DVD AKASAKA BLITZ (公式ファンクラブ取扱) | 2010年12月8日 |
2012 | 中川晃教コンサート2011 The 10th anniversary "White" | 2012年5月––日 |
2014 | 中川晃教コンサート2013 「I Sing」 | 2014年9月26日 |
舞台DVD
年 | タイトル | 発売日 |
---|---|---|
2005 | SHIROH | 2005年10月6日 |
2007 | キャンディード | 2007年11月30日 |
2011 | SAMURAI 7 | 2011年4月6日 |
2011 | X day | 2011年5月13日 |
2012 | 銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇 | 2012年7月20日 |
2012 | 銀河英雄伝説 撃墜王篇 | 2012年11月2日 |
2013 | ゲゲゲのげ〜逢魔が時に揺れるブランコ | 2013年8月20日 |
2013 | 銀河英雄伝説 第三章 内乱 | 2013年10月9日 |
2014 | 銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突 | 2014年7月9日 |
2015 | 特別公演 銀河英雄伝説 星々の軌跡 | 2015年10月14日 |
2016 | DNA-SHARAKU | 2016年11月16日 |
2018 | 舞台「銀河鉄道999」〜GALAXY OPERA〜 | 2018年12月19日 |
2019 | 舞台「銀河鉄道999」さよならメーテル〜僕の永遠 | 2019年9月27日 |
2020 | フランケンシュタイン 中川・加藤 ver. | 2020年9月18日 |
舞台CD
年 | タイトル | 発売日 | 備考 |
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2002 | モーツァルト! 日本初演ライヴ録音盤 (廃盤) | 2002年––月––日 | |
2005 | SHIROH〜LIVE (廃盤) | 2005年1月8日 | |
2005 | モーツァルト! ハイライト・スタジオ録音盤 | 2005年12月1日 | |
2016 | 森雪之丞原色大百科(完全生産限定盤) | 2016年5月25日 | DISC7 19曲目「Dinosaur in my heart」(「ソング・ライターズ」より) |
2019 | ジャージー・ボーイズ (チームWHITE/チームBLUE) 2018年キャスト ハイライト・ライヴ録音盤 |
2019年11月11日 | |
2020 | 新作ミュージカル「怪人と探偵」 サウンドトラック | 2020年5月1日 | 2019年公演のライヴ音源 |
注釈
出典
- ^ “TBS Drama Archive”. TBS. 2010年10月31日閲覧。
- ^ “日本有線大賞公式サイト”. キャンシステム. 2010年10月31日閲覧。
- ^ “第10回読売演劇大賞、優秀賞が決定”. Theater Guide (2003年1月14日). 2003年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月10日閲覧。
- ^ “読売演劇大賞公式サイト”. 読売新聞社. 2012年6月29日閲覧。
- ^ “宮城県ホームページ”. 宮城県. 2011年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月31日閲覧。
- ^ “気仙沼市ホームページ”. 気仙沼市. 2012年7月30日閲覧。
- ^ “中川晃教×いのうえひでのり ロックオペラ THE WHO's『TOMMY』”. theater forum. 2011年1月31日閲覧。
- ^ “『女信長』公開舞台稽古・囲み会見”. Theater Guide (2009年6月10日). 2009年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月10日閲覧。
- ^ “読売演劇大賞・大賞に堀尾幸男さん”. 産経ニュース (産経デジタル). (2017年2月4日) 2021年5月10日閲覧。
- ^ “菊田一夫演劇賞授賞式、麻実れい、中川晃教、小池徹平ら喜びを語る”. ステージナタリー (ナターシャ). (2017年4月28日) 2021年5月10日閲覧。
- ^ "中川晃教が6歳年下「和風美人」会社員と結婚…「モーツァルト!」盟友の井上芳雄も祝福". スポーツ報知. 報知新聞社. 10 May 2021. 2021年5月10日閲覧。
- ^ “俳優中川晃教が6歳年下の女性と結婚 出会いは中川出演ミュージカル観劇”. 日刊スポーツ (2021年5月10日). 2021年5月10日閲覧。
- ^ “中川晃教、3・19のミュージックの日に6歳下のOLと結婚 - 芸能社会”. SANSPO.COM(サンスポ) (2021年5月10日). 2021年6月11日閲覧。
- ^ “哀川翔がミュージカル初挑戦 ラサール石井演出『HEADS UP!』が上演”. シアターガイド (2015年7月23日). 2015年7月24日閲覧。
- ^ “中川晃教&成河らが出演 ミュージカル『グランドホテル』が16年春に上演”. シアターガイド (2015年11月16日). 2015年11月17日閲覧。
- ^ “中川晃教出演 ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が日本人キャストで上演”. シアターガイド (2015年7月21日). 2015年7月22日閲覧。
- ^ “「フランケンシュタイン」中川晃教と熱唱、柿澤勇人「元気な姿で恩返しを」”. ステージ ナタリー (2016年8月19日). 2016年10月8日閲覧。
- ^ “帝国劇場 ミュージカル『ビューティフル』”. 東宝. 2016年10月8日閲覧。
- ^ “公式ホームページ”. 銀河鉄道999 THE MUSICAL 実行委員会. 2022年3月5日閲覧。
- ^ “「精霊の守り人 最終章」 出演者発表!”. NHKドラマトピックス. (2017年1月15日) 2017年1月16日閲覧。
- ^ “Music Fair”. フジテレビ. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “こころの歌人たち(第1回)都倉俊一 700名様無料ご招待(応募招待制)(JASRACイベント詳細)”. JASRAC. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “音楽文化振興事業「こころの歌人たち」 JASRAC、第1回を釜石市で開催)”. 観光経済新聞. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “FNS歌謡祭第2夜に「ジャージー・ボーイズ」「キューティ・ブロンド」ほか”. ステージナタリー. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “2018年FNS歌謡祭 第2夜Set List”. フジテレビ. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “2019年FNS歌謡祭 第2夜Set List”. フジテレビ. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “中川晃教、加藤和樹が仲良しトークを展開 『プリンスロード VOL.3 ~2020 ミュージカル大辞典~』の放送が決定”. SPICE. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “おんがく交差点【中川晃教『ミュージカルの貴公子』は楽屋から出ない!?】”. BSテレ東. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “TBS「人生イロイロ超会議」に井上芳雄・中川晃教ら、「僕こそ音楽」を披露”. ステージナタリー. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “中川晃教 Live Music Studio”. 日テレプラス. 2021年9月12日閲覧。
- ^ 朝夏まなと・中川晃教、「オールナイトフジコ」生出演にドキドキ
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“NHK FMシアター 2011年 放送済みの作品 /『東京Voice』(2011年1月8日 初回放送 / 2011年11月5日 再放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月19日閲覧。 - ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「夜市」(2015年10月24日放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月10日閲覧。
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- ^ “[https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201205041920001300500 NHKアーカイブス NHKクロニクル / 劇ラヂ!ライブ
「想い彩り」(2012年5月4日放送)]”. NHK 日本放送協会. 2022年11月9日閲覧。
“劇ラヂ!ライブ 2017 / これまでの放送”. NHK 日本放送協会(アーカイブ版). 2022年11月9日閲覧。 - ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「髑髏城の花嫁」(初回放送:2013年1月21日 - 2月1日)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月4日閲覧。
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- ^ “NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「また、桜の国で」(初回放送:2017年8月28日 - 9月15日)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “NHK-FM オーディオドラマホームページ /青春アドベンチャー「ハプスブルクの宝剣」”. NHK 日本放送協会. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “NHK 青春アドベンチャー『影をなくした男』(2024年2月5日 - 9日 放送、全5回)”. NHK 日本放送協会. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “武道館「AAA」イベントに藤原さくら、武田と哲也、岸谷香ら”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年10月6日) 2021年5月10日閲覧。
- ^ “ミュージカル&映画音楽で全国巡る「ドリーム・キャラバン」に朝夏まなと・上原理生・浦井健治ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年9月28日) 2023年9月28日閲覧。
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