中川晃教 中川晃教の概要

中川晃教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 15:18 UTC 版)

中川 晃教
生誕 (1982-11-05) 1982年11月5日(41歳)
出身地 日本宮城県仙台市
ジャンル R&Bミュージカル
職業 シンガーソングライター俳優
活動期間 2001年 -
レーベル 徳間ジャパンコミュニケーションズ
公式サイト akinori.info

来歴

小学生時代から作曲を始め、地元の学校に通いながら音楽活動を続ける。東北高等学校を経て、東北文化学園大学へ入学。サイバー大学IT総合学部卒業。高校在学中、地元のテレビ局でとり上げられ、徳間ジャパンのプロデューサーの目にとまり、2001年8月1日自身が作詞作曲をした「I WILL GET YOUR KISS」でデビュー(2006年に独立)。同曲はTBS系ドラマ『マリア』の主題歌[1] に使用されスマッシュヒット、第34回日本有線大賞新人賞[2] を受賞する。同年発売された2ndシングル「I say good-bye」もテレビ朝日系ドラマ『最後の家族』主題歌に使用された。

2002年、日本初演となるミュージカル『モーツァルト!』の主演に抜擢される。初舞台で数々の賞を受賞するという前例のない快挙を成し遂げた[注 1]

宮城県より「みやぎ夢大使[5]」、気仙沼市より「リアスさんりく気仙沼大使[6]」に任命。

2004年、1stアルバム「中川晃教」が台湾でリリースされCDデビュー。自身の楽曲を使用した初のLIVE ACT「himself」 を上演。劇団☆新感線・初の本格的ロックミュージカル『SHIROH』に神の声をもつ少年シロー役で主演を務める。

2005年、台湾で初のコンサートをRed Play Houseにて行う。

2006年マイケル・ナイマン率いるマイケル・ナイマン・バンドの来日コンサートにゲスト出演。吉村作治の早大エジプト発掘40年展のオフィシャルテーマソング「BLUE DREAM」を書き下ろす。音楽・演出を手掛けたLIVE ACT第二弾『BLUE DREAM』を上演。

2007年蜷川幸雄演出の舞台『エレンディラ』にウリセス役で主演を務める。日本版として初舞台化されたロックオペラ『Tommy』に主演。[7]

2008年、ファッションと80年代の音楽をイメージした『SHAMPOO』、アコースティックなサウンドを確立した『BOB』、物語とライブ感を重視した『SKIN』の3つの音楽プロジェクトを立ち上げ、コンサートツアーを行う。SHAMPOOはテクノポップ、BOBはアコースティック、SKINはロック2009年、ピアノ・ヴァイオリン・アコースティック・ギターによる初のクラシックホールでのアンプラグド・コンサートを行う。舞台『女信長』に明智光秀役として出演。劇中歌である「明智光秀のテーマ」、「愛に生きる」、「女信長のテーマ〜Desert Rose」の作詞・作曲を手掛ける[8]。NHK金曜ドラマコンカツ・リカツ』でTVドラマに初出演。同年、NHK大河ドラマ天地人』で徳川秀忠役を演じる。

2010年、新潮劇院の京劇公演『孫悟空vs孫悟空』の三蔵法師役に抜擢され、中国人京劇俳優に交じり京劇に初出演。地球ゴージャスのプロデュース公演『X day』に出演。『SAMURAI 7』に初の悪役となる天主ウキョウ役で出演。12月、ミュージカル映画『The Wiz』の世界を表現するコンサートに挑戦。ピアノの演奏に乗せて数々の役を一人で歌い演じる。

2011年、「2010台北国際花博覧会」で、台湾で注目されているデザイナーJasper Huang(黃嘉祥)が手掛ける『遠東流行館「花の新しいファッションショー」』の音楽制作を担当する。

2012年トルコ行進曲白鳥の湖運命など、クラシックのアレンジを中心としたライブ・アルバム『POPSSIC』をリリース。

2016年、約10年ぶりとなるスタジオ・アルバム『decade』をリリース。

2017年、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のフランキー・ヴァリ役で、第24回読売演劇大賞最優秀男優賞[9]並びに第42回菊田一夫演劇賞[10]を受賞する。

2021年3月19日(ミュージックの日)、一般女性と結婚した[11][12][13]

ディスコグラフィー

中川晃教のディスコグラフィ
リリースリスト
スタジオ・アルバム 5
3
ベスト・アルバム 1
シングル 6
7
舞台DVD 6
舞台CD 3

スタジオ・アルバム

タイトル 発売日
2001 中川晃教 2001年12月5日
2004 himself 2004年3月17日
2005 オアシス 2005年5月25日
2005 砂漠 2005年6月22日
2016 decade 2016年3月9日

ライブ・アルバム

タイトル 発売日
2009 THE LIFE IS CONTACT (公式ファンクラブ取扱) 2009年10月20日
2009 プラグレスコンサート2009 (公式ファンクラブ取扱) 2010年7月––日
2012 AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2012 "POPSSIC" 2012年12月28日
2013 AKINORI NAKAGAWA’s”THE WIZ 2013年10月23日
2015 I Sing 2015 -Versus Guitar & Percussion- 2015年12月18日
2016 中川晃教デビュー15周年記念プレミアム・コンサート with 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 2016年11月9日
2019 中川晃教 弾き語りコンサート2016 in Hakuju Hall 2019年2月20日

ベスト・アルバム

タイトル 発売日
2006 Akinori Nakagawa 2001-2005 2006年2月22日

シングル

タイトル 発売日
2001 I WILL GET YOUR KISS 2001年8月1日
2001 I say good-bye 2001年11月7日
2002 White Shiny Street 2002年5月29日
2004 マタドール 2004年1月7日
2005 セルの恋 2005年8月17日
2007 終らないクリスマス 2007年11月21日

映像(ライブDVD)作品

タイトル 発売日
2004 AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2003 MATADOR 〜闘牛士〜 2004年7月28日
2007 進化論〜中川晃教LIVE ACTシリーズ DVD-BOX 2007年6月20日
2010 SKIN VS SHAMPOO (公式ファンクラブ取扱) 2010年7月20日
2010 終らないクリスマス (公式ファンクラブ取扱) 2010年8月20日
2010 音楽が消えることのないDANCE FLOOR (公式ファンクラブ取扱) 2010年9月20日
2010 音楽が消えることのないDANCE FLOOR LIVE DVD AKASAKA BLITZ (公式ファンクラブ取扱) 2010年12月8日
2012 中川晃教コンサート2011 The 10th anniversary "White" 2012年5月––日
2014 中川晃教コンサート2013 「I Sing」 2014年9月26日

舞台DVD

タイトル 発売日
2005 SHIROH 2005年10月6日
2007 キャンディード 2007年11月30日
2011 SAMURAI 7 2011年4月6日
2011 X day 2011年5月13日
2012 銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇 2012年7月20日
2012 銀河英雄伝説 撃墜王篇 2012年11月2日
2013 ゲゲゲのげ〜逢魔が時に揺れるブランコ 2013年8月20日
2013 銀河英雄伝説 第三章 内乱 2013年10月9日
2014 銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突 2014年7月9日
2015 特別公演 銀河英雄伝説 星々の軌跡 2015年10月14日
2016 DNA-SHARAKU 2016年11月16日
2018 舞台「銀河鉄道999」〜GALAXY OPERA〜 2018年12月19日
2019 舞台「銀河鉄道999」さよならメーテル〜僕の永遠 2019年9月27日
2020 フランケンシュタイン 中川・加藤 ver. 2020年9月18日

舞台CD

タイトル 発売日 備考
2002 モーツァルト! 日本初演ライヴ録音盤 (廃盤) 2002年––月––日
2005 SHIROH〜LIVE (廃盤) 2005年1月8日
2005 モーツァルト! ハイライト・スタジオ録音盤 2005年12月1日
2016 森雪之丞原色大百科(完全生産限定盤) 2016年5月25日 DISC7 19曲目「Dinosaur in my heart」(「ソング・ライターズ」より)
2019 ジャージー・ボーイズ (チームWHITE/チームBLUE)
2018年キャスト ハイライト・ライヴ録音盤
2019年11月11日
2020 新作ミュージカル「怪人と探偵」 サウンドトラック 2020年5月1日 2019年公演のライヴ音源

注釈

  1. ^ 読売演劇大賞優秀男優賞[3]杉村春子賞[4]文化庁芸術祭賞新人賞、月刊誌「ミュージカル」男優部門第一位など

出典

  1. ^ TBS Drama Archive”. TBS. 2010年10月31日閲覧。
  2. ^ 日本有線大賞公式サイト”. キャンシステム. 2010年10月31日閲覧。
  3. ^ 第10回読売演劇大賞、優秀賞が決定”. Theater Guide (2003年1月14日). 2003年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月10日閲覧。
  4. ^ 読売演劇大賞公式サイト”. 読売新聞社. 2012年6月29日閲覧。
  5. ^ 宮城県ホームページ”. 宮城県. 2011年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月31日閲覧。
  6. ^ 気仙沼市ホームページ”. 気仙沼市. 2012年7月30日閲覧。
  7. ^ 中川晃教×いのうえひでのり ロックオペラ THE WHO's『TOMMY』”. theater forum. 2011年1月31日閲覧。
  8. ^ 『女信長』公開舞台稽古・囲み会見”. Theater Guide (2009年6月10日). 2009年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月10日閲覧。
  9. ^ “読売演劇大賞・大賞に堀尾幸男さん”. 産経ニュース (産経デジタル). (2017年2月4日). https://www.sankei.com/entertainments/news/170204/ent1702040005-n1.html 2021年5月10日閲覧。 
  10. ^ “菊田一夫演劇賞授賞式、麻実れい、中川晃教、小池徹平ら喜びを語る”. ステージナタリー (ナターシャ). (2017年4月28日). https://natalie.mu/stage/news/230705 2021年5月10日閲覧。 
  11. ^ "中川晃教が6歳年下「和風美人」会社員と結婚…「モーツァルト!」盟友の井上芳雄も祝福". スポーツ報知. 報知新聞社. 10 May 2021. 2021年5月10日閲覧
  12. ^ 俳優中川晃教が6歳年下の女性と結婚 出会いは中川出演ミュージカル観劇”. 日刊スポーツ (2021年5月10日). 2021年5月10日閲覧。
  13. ^ 中川晃教、3・19のミュージックの日に6歳下のOLと結婚 - 芸能社会”. SANSPO.COM(サンスポ) (2021年5月10日). 2021年6月11日閲覧。
  14. ^ 哀川翔がミュージカル初挑戦 ラサール石井演出『HEADS UP!』が上演”. シアターガイド (2015年7月23日). 2015年7月24日閲覧。
  15. ^ 中川晃教&成河らが出演 ミュージカル『グランドホテル』が16年春に上演”. シアターガイド (2015年11月16日). 2015年11月17日閲覧。
  16. ^ 中川晃教出演 ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が日本人キャストで上演”. シアターガイド (2015年7月21日). 2015年7月22日閲覧。
  17. ^ 「フランケンシュタイン」中川晃教と熱唱、柿澤勇人「元気な姿で恩返しを」”. ステージ ナタリー (2016年8月19日). 2016年10月8日閲覧。
  18. ^ 帝国劇場 ミュージカル『ビューティフル』”. 東宝. 2016年10月8日閲覧。
  19. ^ 公式ホームページ”. 銀河鉄道999 THE MUSICAL 実行委員会. 2022年3月5日閲覧。
  20. ^ “「精霊の守り人 最終章」 出演者発表!”. NHKドラマトピックス. (2017年1月15日). https://web.archive.org/web/20170126125046/https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/260801.html 2017年1月16日閲覧。 
  21. ^ Music Fair”. フジテレビ. 2021年9月12日閲覧。
  22. ^ こころの歌人たち(第1回)都倉俊一 700名様無料ご招待(応募招待制)(JASRACイベント詳細)”. JASRAC. 2021年9月12日閲覧。
  23. ^ 音楽文化振興事業「こころの歌人たち」 JASRAC、第1回を釜石市で開催)”. 観光経済新聞. 2021年9月12日閲覧。
  24. ^ FNS歌謡祭第2夜に「ジャージー・ボーイズ」「キューティ・ブロンド」ほか”. ステージナタリー. 2021年9月12日閲覧。
  25. ^ 2018年FNS歌謡祭 第2夜Set List”. フジテレビ. 2021年9月12日閲覧。
  26. ^ 2019年FNS歌謡祭 第2夜Set List”. フジテレビ. 2021年9月12日閲覧。
  27. ^ 中川晃教、加藤和樹が仲良しトークを展開 『プリンスロード VOL.3 ~2020 ミュージカル大辞典~』の放送が決定”. SPICE. 2021年9月12日閲覧。
  28. ^ おんがく交差点【中川晃教『ミュージカルの貴公子』は楽屋から出ない!?】”. BSテレ東. 2021年9月12日閲覧。
  29. ^ TBS「人生イロイロ超会議」に井上芳雄・中川晃教ら、「僕こそ音楽」を披露”. ステージナタリー. 2021年9月12日閲覧。
  30. ^ 中川晃教 Live Music Studio”. 日テレプラス. 2021年9月12日閲覧。
  31. ^ 朝夏まなと・中川晃教、「オールナイトフジコ」生出演にドキドキ
  32. ^ Matsuzakaya Fineness ENTERTAINMENT”. FM愛知. 2012年7月30日閲覧。
  33. ^ 放送ライブラリー / FMシアター「東京Voice」(2011年1月8日・NHK-FM放送)”. BPCJ 公益財団法人 放送番組センター. 2022年10月19日閲覧。
    NHK FMシアター 2011年 放送済みの作品 /『東京Voice』(2011年1月8日 初回放送 / 2011年11月5日 再放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月19日閲覧。
  34. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「夜市」(2015年10月24日放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月10日閲覧。
  35. ^ NHK-FM オーディオドラマホームページ / FMシアター「ドライビング・レコード」”. NHK 日本放送協会. 2021年9月12日閲覧。
  36. ^ “[https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201205041920001300500 NHKアーカイブス NHKクロニクル / 劇ラヂ!ライブ 「想い彩り」(2012年5月4日放送)]”. NHK 日本放送協会. 2022年11月9日閲覧。
    劇ラヂ!ライブ 2017 / これまでの放送”. NHK 日本放送協会(アーカイブ版). 2022年11月9日閲覧。
  37. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「髑髏城の花嫁」(初回放送:2013年1月21日 - 2月1日)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月4日閲覧。
  38. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「1492年のマリア」(2016年6月27日 - 7月8日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月7日閲覧。
  39. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / 青春アドベンチャー「また、桜の国で」(初回放送:2017年8月28日 - 9月15日)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月10日閲覧。
  40. ^ NHK-FM オーディオドラマホームページ /青春アドベンチャー「ハプスブルクの宝剣」”. NHK 日本放送協会. 2021年9月12日閲覧。
  41. ^ NHK 青春アドベンチャー『影をなくした男』(2024年2月5日 - 9日 放送、全5回)”. NHK 日本放送協会. 2023年12月21日閲覧。
  42. ^ “武道館「AAA」イベントに藤原さくら、武田と哲也、岸谷香ら”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年10月6日). https://natalie.mu/music/news/204440 2021年5月10日閲覧。 
  43. ^ “ミュージカル&映画音楽で全国巡る「ドリーム・キャラバン」に朝夏まなと・上原理生・浦井健治ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年9月28日). https://natalie.mu/stage/news/538650 2023年9月28日閲覧。 


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