三菱重工神戸サッカー部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 02:19 UTC 版)
三菱重工神戸サッカー部 | |
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原語表記 | 三菱重工業株式会社神戸造船所サッカー部 |
呼称 | 三菱重工神戸サッカー部 |
愛称 | 三菱重工神戸 |
クラブカラー | 赤 |
創設年 | 1950年 |
所属リーグ | 兵庫県社会人サッカーリーグ |
所属ディビジョン | II部 |
ホームタウン | 兵庫県神戸市 |
代表者 | 佐竹秀信 |
監督 | 佐竹秀信 |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
概要
創部は1950年だが、三菱重工業は当時GHQの指令に従って、東日本重工業・中日本重工業・西日本重工業の3社に分割されており、そのうちの中日本重工業サッカー部としての創部である。当初は同好会であったが1952年に社名変更に伴い新三菱重工業神戸サッカー部となった[1]。当時のチームの中心選手は岡野良定で[2]、やがて岡野が選手兼任監督となり、生駒友彦、井上健、村田忠男ら関西学院大学体育会サッカー部出身者が次々と加入し強化が進んだ[3]。1956年の全国都市対抗選手権では、当時95連勝と無敵を誇っていた田辺製薬サッカー部を関西予選で下し、本大会でも快進撃。決勝では長沼健を中心とし岡野俊一郎らを補強した東京キッカーズに延長で敗れたが準優勝し、全国リーグ創設前の強豪クラブの一つとしての地位を確保した[3]。
1958年、新三菱重工業が本社を東京に移転したため、サッカー部の選手の大半も東京に転勤、三菱は東京のチームとなったが、神戸に残った選手もいた。その選手らが新三菱重工業神戸サッカー部を継承、1964年に3社の再統合により社名が三菱重工業に変わったことから、クラブも三菱重工業神戸サッカー部となった。
1966年、関西サッカーリーグが開始されたことを受けて同リーグに参加。この年はリーグ7位で兵庫県社会人サッカーリーグへ降格するも、1972年に関西リーグへ復帰。1982年に最下位となり再び兵庫県リーグI部へ降格する。
その後何度かの昇降格を繰り返し、兵庫県リーグI部を2位で終えた2004年、関西府県サッカーリーグ決勝大会をブロック1位通過。翌年から関西リーグの2部制導入により参加クラブ数が拡大されたことに伴って関西リーグII部へ昇格、13年ぶりの復帰を果たす。
しかし、2010年に関西リーグII部で最下位となり兵庫県リーグI部へ降格するとクラブは一気に弱体化し、翌2011年の兵庫県リーグI部でも振るわずII部へ降格。3年後の2014年には兵庫県リーグII部でも最下位となり、神戸市社会人サッカーリーグ1部まで降格してしまった。
その後、神戸市リーグ1部では降格1年目の2015年こそ5位に終わったものの以降は2連覇。2017年には、兵庫県リーグII部昇格を争う県下社会人都市リーグ決勝大会を優勝、4年ぶりに兵庫県リーグへ返り咲いた。
2019年、兵庫県リーグII部で10チーム中7位となるも、兵庫県リーグが翌年からI部II部ともに8チーム制へと縮小されることに伴い、神戸市リーグ1部に降格となった。2021年の神戸市リーグ1部では得失点差で及ばず2位に終わったが、県下社会人都市リーグ決勝大会で優勝し3年ぶりに兵庫県リーグ復帰を果たした。
歴史
- 1950年 中日本重工業サッカー部が愛好会として創設。
- 1952年 社名変更に伴い、新三菱重工業神戸サッカー部へ改称。
- 1956年 全国都市対抗サッカー選手権大会準優勝。
- 1958年
- 新三菱重工業本社を東京に移転したことから、選手の大半が東京へ転勤。
- 神戸に残って選手らが新三菱重工業神戸サッカー部を継承。
- 1964年 社名変更に伴い、三菱重工業神戸サッカー部へ改称。
- 1966年
- 関西サッカーリーグ開始に伴い同リーグへ参加。
- 関西サッカーリーグ7位。下位リーグ降格。
- 1982年 関西サッカーリーグ10位。兵庫県社会人サッカーリーグ降格。
- 1989年 兵庫県社会人サッカーリーグ優勝。関西サッカーリーグ昇格。
- 1990年 関西サッカーリーグ11位。兵庫県社会人サッカーリーグ降格。
- 2004年 兵庫県社会人サッカーリーグI部2位。関西府県サッカーリーグ決勝大会Aブロック1位。関西サッカーリーグ2部昇格。
- 2010年 関西サッカーリーグ2部7位。兵庫県社会人サッカーリーグI部降格。
- 2011年 兵庫県社会人サッカーリーグI部11位。兵庫県社会人サッカーリーグII部降格。
- 2014年 兵庫県社会人サッカーリーグII部9位。神戸市社会人サッカーリーグ1部降格。
- 2017年
- 神戸市社会人サッカーリーグ1部無敗優勝。県下社会人都市リーグ決勝大会進出。
- 県下社会人都市リーグ決勝大会優勝。兵庫県社会人サッカーリーグII部復帰。
- 2019年 兵庫県社会人サッカーリーグII部7位。神戸市社会人サッカーリーグ1部降格。
- 2021年
- 神戸市社会人サッカーリーグ1部2位。県下社会人都市リーグ決勝大会進出。
- 県下社会人都市リーグ決勝大会優勝。兵庫県社会人サッカーリーグII部復帰。
- ^ 『浦和レッズ10年史』(ベースボール・マガジン社、2004年、p89)
- ^ ニュース|浦和レッドダイヤモンズ公式サイト|URAWA RED
- ^ a b 『浦和レッズ10年史』p89
- 1 三菱重工神戸サッカー部とは
- 2 三菱重工神戸サッカー部の概要
- 3 クラブ成績
- 4 タイトル
- 5 関連項目
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