ロバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 00:19 UTC 版)
作品
ロバが主題となっている作品には下記がある。
文学
- 塩を運ぶろば - イソップ寓話の一篇。
- 子イヌのまねをしたロバ - イソップ寓話の一篇[16]。
- 黄金のロバ - 帝政ローマの作家、アプレイウスの作品。主人公がロバになって諸国を遍歴する。
- ピノキオ - ロバを中心に題材としたものではないが、ピノキオが怠け者国でロバに変身させられる。
- ブレーメンの音楽隊 - ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリが主人公のグリム童話。
- プラテーロとわたし - フアン・ラモン・ヒメネスによる散文詩。詩人がロバのプラテーロに、友として語りかける。
- en:The Donkey (fairy tale)
- 世説新語 - 中国南北朝時代の説話集。王なにがしと諸葛なにがしが家系の優劣を争った時に、「王・葛と世間では言う。葛・王とは言わないじゃないか」と言われた諸葛なにがしが「驢・馬と世間では言って、馬・驢とは言わないようだね」と答えたという話や、諸葛瑾の顔がロバに似ているので主君の孫権にからかわれたという話など、ロバにまつわるエピソードを数話載せている。
- 王様の耳はロバの耳 - ギリシア神話(ミダース王)。旧ユーゴスラビア の民話[17]。
- 板橋三娘子(はんきょうさんじょうし) - 唐代の河東記所収、短編伝奇。宿の女主人は寡婦(三娘子)だったが、裕福な暮らしぶりであった。宿泊した主人公は、三娘子が怪しげな焼餅を作って客に食べさせ、客を家畜の驢馬(ロバ)にして所持品を奪うところを見てしまうという内容。日本語での改題や再話として、明治時代に『三娘子』、近年では『ロバになった旅人』[18]やs:中国童話集 (佐藤春夫) 人をろばにする話がある。
- ロバのサイン会 - 吉野万理子の作品。テレビ局の企画で全国を旅をして人気者となったやさしいロバの「ウサウマ」と、彼と心を通わす人々の姿を「ウサウマ」目線で描いた作品。
音楽
- 「ロバちょっとすねた」 - NHK『みんなのうた』でアグネス・チャンが歌った歌。
- 「パン売りのロバさん」 作詞:矢野亮 作曲:豊田稔 歌手:近藤圭子 昭和30年キングレコード。
- 「走れドンキー」 作詞:安井かずみ 作曲:弾厚作(加山雄三) 唄:加山雄三 1966年6月東芝EMI 映画『アルプスの若大将』劇中歌。
- 「ろばくんのうた」 作詞:山崎あきら、作曲:広瀬健次郎 歌手:楠トシエ・石川進・愛川欽也[19] 日本テレビの子供番組『おはよう!こどもショー』のレギュラーキャラクター・ロバくんのテーマソング。
映画
- 『バルタザールどこへ行く (Au Hasard Balthazar) 』 - ロベール・ブレッソン (Robert Bresson) 監督、1966年、フランス、スウェーデン合作。
- 『EO イーオー (IO) 』 - イエジー・スコリモフスキ (Jerzy Skolimowski) 監督、2022年、ポーランド、イタリア合作。
ドラマ
- 『それ行け!カッチン』 - 主人公カッチンの友達がロバのシミジミ。
アニメ
- 『ペリーヌ物語』 - カルピス名作劇場。主人公ペリーヌと母の旅にロバ「パリカール」が大きく貢献。
- 『母をたずねて三千里』 - 主人公マルコが母を訪ねたアルゼンチンで牛車隊から別れたときにロバ「ばあさま」を足としてもらうが、途中でロバ「ばあさま」は寿命のため死亡。
- 『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』 - 遭難した船から連れ出したロバが登場。主人公フローネたち一家の脱出に大きく貢献した。しかし、特に名前は付けられていなかった。
- 『ラ・セーヌの星』 - 花屋をいとなむ主人公シモーヌの暮らしを支えるのがロバのタンタン。
- 『シュレックシリーズ』 - 主人公の親友はロバ。
- ^ “兎馬/驢 ウサギウマ”. 小学館デジタル大辞泉. コトバンク. 2017年9月23日閲覧。
- ^ a b c 木村 2002, pp. 5–8.
- ^ a b 木村 2002, pp. 71–72.
- ^ “ブラジルを悩ますロバの野生化” (2016年1月26日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ Q&A - 日本オオカミ協会
- ^ “家畜被害の懸念はオオカミ復活反対の理由になるのか?” (2011年12月19日). 2021年3月13日閲覧。
- ^ Modern Farmer’s Guide to Guard Donkeys - Modern Farmer
- ^ “北イタリアの珍しい料理を食べてみよう!” (2015年3月29日). 2021年12月30日閲覧。
- ^ “人気のロバ肉で偽装発覚、ロバ肉バーガーの本場に衝撃 中国”. AFP. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “ロバのチーズは健康に良くて美味? ただし値段も世界一 セルビア” (2019年6月29日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “中国伝統薬でロバ皮需要増 アフリカで生息数激減”. AFP (2022年7月3日). 2022年7月3日閲覧。
- ^ “'Brutal' donkey skin trade banned by the African Union”. 20240223閲覧。
- ^ “EMIRATES IMPLEMENTS BAN ON CARRIAGE OF DONKEY SKINS”. 20240512閲覧。
- ^ “ロバが世界的に激減......中国古来の生薬としての需要が高まり” (2019年12月15日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ “Don't be a donkey: How to make sure your vote is counted correctly” (英語). The Canberra Times (2022年5月17日). 2022年5月18日閲覧。
- ^ “【イソップ物語】子イヌのまねをしたロバ〜「自分らしさ」を大切に | 1万年堂ライフ”. 1万年堂出版 (2022年2月23日). 2024年2月23日閲覧。
- ^ “おうさまのみみはろばのみみ : ユーゴスラビア民話”. 国会図書館サーチ. 2020年7月6日閲覧。
- ^ まんが世界昔ばなし 1977年2月17日放送
- ^ “「ろばくんのうた/楠トシエ・石川進・愛川欽也」の歌詞 って「イイネ!」”. www.uta-net.com. 2024年5月10日閲覧。
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