ラ・ヴァレット (DD-448) ラ・ヴァレット (DD-448)の概要

ラ・ヴァレット (DD-448)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 07:50 UTC 版)

DD-448 ラ・ヴァレット
1942年のラ・ヴァレット
基本情報
建造所 フェデラル・シップビルディング・アンド・ドライドック
運用者 アメリカ海軍
艦歴
起工 1941年11月27日
進水 1942年6月21日
就役 1942年8月12日
退役 1946年4月16日
除籍 1974年2月1日
その後 1974年7月26日ペルーに売却
要目
排水量 2,100 トン
全長 114.7 m
最大幅 12.1 m
吃水 4.0 m
機関 蒸気タービン、2軸推進 60,000 shp (45 MW)
最大速力 36 ノット (67 km/h)
航続距離 6,500 カイリ / 15 ノット
乗員 士官兵員 273名
兵装 5インチ砲5門
20mm砲7門
40mm砲8門
爆雷軌条2基
爆雷投射機6基
21インチ魚雷発射管10門
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艦歴

「ラ・ヴァレット」は太平洋戦争開戦前の1941年11月27日ニュージャージー州カーニーフェデラル・シップビルディング・アンド・ドライドック社で起工され、1942年6月21日、ルーシー・ラ・ヴァレット・リテル(ラ・ヴァレット少将の曾孫)によって、同日起工された姉妹艦の「ジェンキンス」と同時に進水。同年8月12日、艦長H・H・ヘンダーソン少佐の指揮下就役した。

第二次世界大戦

カリブ海および大西洋での訓練、護衛任務の後、「ラ・ヴァレット」は1942年12月16日にニューヨークを出航、パナマ運河および太平洋での任務に向かう。ガダルカナル島沖での第18任務部隊の護衛に従事していた1943年1月29日にレンネル島沖海戦に参加し、「ラ・ヴァレット」は最初の交戦状態に入る。「ラ・ヴァレット」は敵機3機を撃墜した。

翌1月30日、重巡洋艦シカゴ」を護衛中に再び攻撃を受ける。「ラ・ヴァレット」は一式陸上攻撃機6機を撃墜したが、敵機の魚雷を受け損傷、22名が死亡した。応急修理のためエスピリトゥサント島乾ドックまで牽引され、その後メア・アイランド海軍工廠に向かい4月1日に到着した。

修理完了後、「ラ・ヴァレット」は8月6日に真珠湾に向けて出航した。

1944年12月からフィリピンで活動し、1945年2月14日に触雷して死者6名、負傷者23名を出した[1]

「ラ・ヴァレット」は8月7日にカリフォルニア州サンディエゴに向けて出航し、1946年4月16日に退役、予備役艦隊入りした。同地で1969年まで保管された後、1974年にペルーへ予備部品として売却された。

「ラ・ヴァレット」は第二次世界大戦の戦功で10個の従軍星章を受章した。


  1. ^ La Vallette II (DD-448), Dictionary of American Naval Fighting Ships, Naval History and Heritage Command


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