ラピート
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ラピート | |
---|---|
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車(特急列車) |
現況 | 運行中 |
地域 | 大阪府 |
運行開始 | 1994年9月4日 |
運営者 | 南海電気鉄道 |
路線 | |
起点 | 難波駅 |
停車地点数 |
6駅(ラピートα・起終点含む) 8駅(ラピートβ・起終点含む) |
終点 | 関西空港駅 |
営業距離 | 42.8 km (26.6 mi) |
列車番号 |
700+号数(ラピートα) 200+号数(ラピートβ) |
使用路線 | 南海本線・空港線 |
車内サービス | |
クラス | スーパーシート、レギュラーシート |
座席 |
全車指定席 スーパーシート:5・6号車 レギュラーシート:1 - 4号車 |
技術 | |
車両 | 50000系電車(住ノ江検車区) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500 V |
線路所有者 |
南海電気鉄道(難波駅 - りんくうタウン駅間) 新関西国際空港(りんくうタウン駅 - 関西空港駅間) |
西日本旅客鉄道(JR西日本)の「はるか」に対する関西国際空港へのアクセス特急として登場し、JRの普通車に相当する「レギュラーシート」とグリーン車に相当する「スーパーシート」による2クラス制を南海で初めて採用した。
列車名称の「ラピート」[注 1]とは、一般公募で選ばれた「速い」という意味のドイツ語"rapid"に由来し[1]、他に専用車両である50000系電車の奇抜なスタイルから「深海潜水艇」もしくは「鉄人28号」を思わせるとの意見が運行開始以前からある[2][注 2]。
なお、同じ区間を運行する急行列車は「空港急行」という別立ての種別で運行されることから、「空港特急」とも称される。
注釈
- ^ 南海電鉄の登録商標でもある(商標登録番号・第3242344号ほか)。
- ^ デザインした若林広幸によると、第二次大戦前の大陸横断鉄道や弾丸列車のような力強さを追求した結果、この前頭部のデザインができ、鉄人28号を意識してデザインしたわけではないが、言われてみると妙に納得したともコメントしている。
- ^ ただし、朝の時間帯の上り、夜の時間帯の下りについては「ラピートβ」のみが毎時2本運行されていた。
- ^ 「はるか」が1日あたり約8300人、「ラピート」が1日あたり約7900人。
- ^ リムジンバスの中心的存在である関西空港交通は南海グループの企業であり、いわば身内で市場を奪い合っていることになる。
- ^ 2023年3月18日のダイヤ改正以前は全列車通過。
- ^ ただし、「はるか」も一時期乗車率が低迷し、日中で減便されたことがあった。
- ^ 航空貨物は堅調である[12]。
出典
- ^ a b “愛称は「ラピート」 南海の関空アクセス特急”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1993年8月3日)
- ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究 大阪南部・和歌山編』草思社、1993年。ISBN 978-4794205162。
- ^ 外山勝彦「鉄道記録帳2003年2月」『RAIL FAN』第50巻第5号、鉄道友の会、2003年5月1日、21頁。
- ^ 「関西国際空港への利用交通機関 南海がJR上回る」『毎日新聞』、1995年3月25日。
- ^ 「[雑記帳]JR西日本の特急「はるか」の乗客数が南海特急「ラピート」を抜く」『毎日新聞』、1995年7月21日。
- ^ 「南海電鉄「ラピート」平均乗車率、最低の27.8%」『読売新聞』、2003年11月28日。
- ^ 読売新聞. (2007年1月1日)
- ^ “ハンドブック南海2012年度版”. 2022年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月20日閲覧。
- ^ a b “【関西の議論】「まるでロボットの頭!」韓国チョルドオタクに南海ラピート大ウケ…ネットに羨望・歓喜の書き込み殺到”. 産経デジタルiza (産業経済新聞社). (2016年7月25日) 2016年9月6日閲覧。
- ^ “ハンドブック南海2022年度版 鉄道事業”. 南海電気鉄道. 2023年4月20日閲覧。
- ^ a b “南海、新型特急を検討 31年なにわ筋線開通めど”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2018年8月16日) 2018年8月17日閲覧。 ※会員限定記事のため、該当箇所の閲覧は会員登録が必要。または、日本経済新聞大阪本社版2018年8月16日付夕刊1面にも同じ記事が掲載されている。
- ^ “新型コロナで航空貨物業界に好機 真価が問われる“強力な市場”の関空 (1/2ページ)”. Sankei Biz (2020年11月13日). 2021年6月4日閲覧。
- ^ “「はるか」は21倍、「ラピート」3倍に 関空発着の特急、利用急増”. 朝日新聞デジタル (2023年1月31日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ 「あの顔では無理なので…なにわ筋線に新型ラピート投入へ」朝日新聞デジタル(2017年8月2日)
- ^ 杉山淳一 (2016年11月11日). “「なにわ筋線」の開通で特急「ラピート」と「はるか」が統合される?”. ITmedia. 2021年6月4日閲覧。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』2023年10月臨時増刊号「特集 南海電気鉄道」内記事「対談:南海電気鉄道の鉄道事業を語る」p.24で当時の南海電気鉄道執行役員によって明らかにされた現時点での運行計画
- ^ “「関空トク割 ラピートきっぷ」を発売します!”. 南海電気鉄道株式会社. 2023年7月25日閲覧。
- ^ “ラピートデジタルきっぷ | 南海電鉄”. 2023年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月25日閲覧。
- ^ “ラピート得10回数券/ラピート得ダネ往復券|南海電鉄”. 2012年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月25日閲覧。
- ^ “回数特別急行券(DAY5特急回数券)の発売終了について”. 南海電気鉄道株式会社. 2020年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月25日閲覧。
- ^ 「機動戦士ガンダムUC×特急ラピート 赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」4/26(土)発進! 記念特急券引換券・記念入場券・記念グッズを発売します - 南海電鉄プレスリリース 2014年4月10日
- ^ 「見せてもらおうか、期間限定ラピートの性能とやらを…。」機動戦士ガンダムUC×特急ラピート 発進! Archived 2014年4月13日, at the Wayback Machine. 南海電鉄特別サイト
- ^ 南海ラピート車内で結婚式…披露宴は「ジェットストリーム」 response 2014年5月15日
- ^ 「出逢えたらラッキーPeach×ラピートハッピーライナー」誕生!~Peach機デザインの特別なラピートが、大阪にハッピーをお届けします~ - Peach Aviationプレスリリース 2014年8月7日
- ^ 「10月18日(土)から南海本線・空港線のダイヤを変更します」 - 南海電鉄プレスリリース 2014年9月2日
- ^ 訪日外国人旅行者向けイメージキャラクター「ラピートルジャー(rapi:tldier)」を誕生させます。 - 南海電鉄プレスリリース 2015年2月16日
- ^ 銀河特急ラピート 南海電鉄公式ウェブサイト(2015年12月6日閲覧)
- ^ 桃園メトロ、南海電鉄でラッピング列車 地元の観光をPR/台湾 2018年3月19日 フォーカス台湾
- ^ 「JR西、関西空港線で当面運転見合わせ 南海も始発から一部で運休」産経新聞(産経WEST)2018年9月4日
- ^ “関空鉄道、2週間ぶり再開 旅客便運航回復前にアクセス大幅改善”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2018年9月18日) 2018年9月18日閲覧。
- ^ 台湾で南海電鉄「ラピート」カラーの電気機関車 日台友好を象徴 フォーカス台湾(2019年1月16日)
- ^ 「南海電鉄のラッピング列車、16日から運行」台湾国際放送/YouTube(2019年1月15日)
- ^ “南海電鉄 運行状況・遅延情報”. www.traffic.nankai.co.jp. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “特急「ラピート」、観光列車「天空」の運休について”. documentcloud.adobe.com. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “2021年5月22日(土)に南海線のダイヤ改正を実施します”. 南海電気鉄道. 2023年4月20日閲覧。
- ^ 鉄道チャンネル. “南海の空港特急「ラピート」5/2全列車運転再開 | 鉄道ニュース”. 鉄道チャンネル. 2022年5月10日閲覧。
- ^ “2月11日(土・祝)から午前時間帯の「特急ラピート」を増便します | 南海電鉄”. 2023年4月20日閲覧。
- ^ “10月21日(土)に南海線のダイヤを修正します | 南海電鉄”. 2023年10月21日閲覧。
- ^ すべての特急ラピートが再生可能エネルギー100%で走行します 南海電鉄ニュースリリース(2024年3月29日)2024年4月16日閲覧
- ^ “南海特急ラピート、台車に14センチ亀裂 安全委が調査”. 産経新聞. (2019年8月26日)
- ^ “ラピート別車両でも亀裂 運輸安全委が南海を調査”. 産経新聞. (2019年8月27日)
- ^ “特急ラピート、別編成の台車にも亀裂”. 日本経済新聞. (2019年8月27日)
- ^ “10センチの亀裂も同じ溶接部、南海特急ラピート”. 産経新聞. (2019年8月28日)
- ^ “鉄道重大インシデント報告書 南海電気鉄道株式会社住之江検車区”. 運輸安全委員会 (2020年11月26日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ “南海電気鉄道株式会社/特急ラピート向け台車の補強作業での不具合と再発防止について” (PDF). 日本製鉄 (2020年11月26日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ “運輸安全委員会「鉄道重大インシデント調査報告書」の公表を受けた、特急ラピート台車の安全性向上に向けた取組み(再発防止策)について” (PDF). 南海電気鉄道 (2020年11月26日). 2020年12月2日閲覧。
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