モンスターファーム (PlayStation)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 07:26 UTC 版)
登場するモンスター
全215種類のモンスターが登場する。
このゲームには全20種類(ディノ、ライガー、…、ディスク)の血統が用意されている。全てのモンスターにはMAIN血統とSUB血統の2種類が存在し、その組み合わせで種族名が決定される。例えばムラサキチュウならばMAIN血統がワームでSUB血統がナーガとなる(これをワーム×ナーガと書く)。血統は20種類なのでMAIN血統とSUB血統の組み合わせは400通り考えられる。基本モンスターは隠しモンスター以外の全ての組み合わせが存在するが、隠しモンスターは限られた血統、またはそもそも血統そのものが存在しない。例えばガリ×マジンの組み合わせは存在しない。MAIN血統とSUB血統が同じ場合は純血種と呼ばれ、その血統がそのまま種族名となる。例えば血統がヘンガー×ヘンガーのモンスターの種族名はヘンガーである。MAIN血統とSUB血統が異なる場合は派生種と呼ばれる。またそのほかにSUB血統が???と表示されているレアモンスターが存在する。レアモンスターは基本的に円盤石再生によってしか誕生させることができない。たいてい奇抜な外見をしているが、ゆかりのあるCDから出現するものが多い(例えばモノリス×???のアオゾラはウルフルズのシングル「そら」、ドラゴン×???のアポカリプスはTHE虎舞竜の「ロード」から誕生する)。SUB血統が???のモンスターはひとつのMAIN血統につき1 - 3体存在する。
言葉の使い方として、「 - 系のモンスター」といえばMAIN血統が - であるモンスターを指し、「…派生のモンスター」といえばSUB血統が…のモンスターのことを指す。使える技やモンスターの形など主な特徴はモンスターのMAIN血統に依存する。
MAIN血統がモンスターの基本形となり、SUB血統が外見にSUBのモンスターの面影が現われる。能力などに補正がかかり、さらにまじめさはSUB血統のモンスターでほとんど決まる。
例えばピクシー×ライガーのミントは命中と回避にプラス補正がかかり、さらにライガーのような高いまじめ度になる。逆にまじめ度が高いライガーでも元々不真面目なナーガの血が混じるととても不真面目になる。
以下で全20種類のモンスターの系統を記す。
基本モンスター
初期から育成できるモンスター。
- ディノ
- 肉食恐竜の姿をしたモンスター。全体的にバランスが取れた能力を持っている。
- ゴーレム
- 全身が岩でできた巨人のようなモンスター。ちからがすごい上に成長しやすく技の攻撃力も高いが命中や回避は低い。
- ライガー
- 犬のようなモンスター。まじめ度が高く育てやすい。技は命中率は高いが攻撃力と丈夫さが低い。
- ピクシー
- 妖精のようなモンスター。かしこさが成長しやすく回避能力も高いが、ライフと丈夫さに難がありわがままである。ガッツ回復速度が非常に速く、対戦用モンスターのSUB血統としても高い人気を誇る。技はかしこさ系の技が多い。
- ワーム
- 芋虫のようなモンスター。回避と丈夫さは育ちにくいが、ライフが非常に成長しやすく打たれ強い。技はちから系の技が多い。ストレスと疲労が無い状態にしていると、他の種類のモンスターに羽化する事がある。
- ゲル
- 流動的なゲル状のボディを持ったモンスター。丈夫さとかしこさが成長しやすいが、ちからと回避が上がり辛い。
- スエゾー
- 大きなひとつの目玉のある球体の体に尻尾がくっついたような形をしている奇妙なモンスター。ふまじめで育てにくいが、バランス技にまでガッツダウン効果がある。能力的にはライフが低くてかしこさが高め。
- ハム
- 両手がボクシンググローブのような形状をした ウサギのようなモンスター。ちからと回避が成長しやすいが、ライフと丈夫さが低い。
- ガリ
- 太陽を形取った仮面とマントからなるモンスター。かしこさが成長しやすく技もかしこさ系のものが充実している。他の能力も問題なく伸びるが、短命なのが欠点。
- モノリス
- 板状のモンスター。『2001年宇宙の旅』に登場するモノリスが由来。丈夫さが高く、成長しやすいが回避が上がり辛い。
- ナーガ
- 鋭い爪を持ったヘビのようなモンスター。インド神話のナーガが由来。短命でふまじめだが全体的な能力は高め。ちからと命中は上がり易く短期間で強くなるが、賢さが上がり辛い。
- プラント
- 植物のモンスター。ライフが成長しやすく、寿命も長い。意外に力技が多い。ライフが上がり易いがちからは上がりづらい。ガッツ回復速度が速く、この種族のピクシー派生であるベニヒメソウが後述のモンスター甲子園で猛威を振るった。
隠しモンスター
特定の条件をクリアした後に育成可能になるモンスター。条件クリア前に円盤石再生をしようとすると、神官に断られる。
- ドラゴン
- 大きな翼を持った竜。短命だが能力は高い。ガッツ回復速度が一番遅いのが難点。
- マジン
- 人間に比較的似た形状のモンスター。能力は平均的。
- ヘンガー
- ロボット型のモンスター。命中・回避が成長しやすいが丈夫さに難がある。
- ラウー
- 猿のようなモンスター。ライフとちからが高く寿命は長いがきわめてふまじめで育てにくい。ガッツ回復速度は遅い。
- ニャー
- 猫のぬいぐるみのようなモンスター。ちから系の技が多いが肝心のちからが上がりにくい。
- ゴースト
- 幽霊のモンスター。シルクハットをかぶりステッキを持っている。かしこさ系の技が多い。またガッツ回復速度がピクシーと同値。
- ラクガキ
- テクモのゲームソフトであるがんばれギンくんの登場キャラクターをモチーフにしたモンスター。ふまじめで能力も成長しにくいがガッツ回復速度は早い。
- ディスク
- 円盤石に非常に似た形をしたモンスター。丈夫さが成長しやすい。隠しモンスター中、唯一CDでしか手に入れることができないモンスター。全体的に技の威力が低め。
- ^ 塩田信之、CB’s PROJECT 『モンスターファーム2マニア』 メディアファクトリー、1999年、418頁。
- ^ a b “移植版「モンスターファーム」がスマホ向けに配信開始。データベースを検索してモンスターを誕生させよう”. 4Gamer.net (2019年11月28日). 2019年12月19日閲覧。
- ^ “育成シミュレーションSwitch版「モンスターファーム」がいよいよ本日発売!”. GAME Watch (2019年12月19日). 2019年12月19日閲覧。
- ^ “『モンスターファーム2』20周年を機に公式Twitterアカウントが突如開設。CDを読み込んでモンスターを誕生させる育成シミュレーションの名作”. 電ファミニコゲーマー (2019年2月26日). 2020年3月8日閲覧。
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