モンスターファーム (PlayStation) 大会への出場

モンスターファーム (PlayStation)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 07:26 UTC 版)

大会への出場

育成したモンスターを大会に出場させることができる。大会にはE - Sまでのグレードがある。入手したばかりのモンスターはグレードがEなのでグレードEの大会にしか出場できないが、モンスターのグレードが上がればそれに応じて上のグレードの大会にも出場できるようになる。大会は基本的に4 - 8体のモンスターの総当たり戦形式で行われる。大会の成績に応じて賞金がもらえるほか、優勝すると商品としてアイテムが入手できることがある。基本的に高いグレードの大会になればなるほど相手モンスターも強力になるがそのぶん賞金や商品も豪華になる。3、6、9、12月の第4週にはFIMBA公式戦が行われ、これに優勝することによってモンスターのグレードを上げることができる。育てているモンスターのグレードより下のグレードの大会に出場することも可能だが、その場合はモンスターの人気と忠誠度が大幅に下がってしまう。大会の中には特定の条件を満たして招待状を受け取らないと出場できないものもある。

さまざまなイベント

郵便
修行半額の知らせは月初め、アイテム屋バーゲンセールの知らせはランダムで届けられる。修行は1か月。バーゲンは1週のみ有効である。ほかにブリーダーランクの昇進の知らせ、特別な大会の招待状、ファンレターなどが届くことがある。
怪我、病気、逃亡
疲労度が過度に溜まると病気、ストレスが過度に溜まると逃亡、大会でKOされるとKOされた際に受けたダメージの0から超過した分の数字に出場時の疲労を足した計算結果に応じてケガ・または死亡する。このうち「逃亡」の際、場合によっては小屋を破壊されることがあり、小屋の再建には費用がかかる。
死亡とお葬式
死亡は寿命を迎えたりKOされた時のKOされた時に受けた超過ダメージと大会出場時の疲労を足した計算結果が大きすぎた場合に起こる。死亡すると葬式を行うか否かの選択をすることができ、葬式をしない場合、ホリィとブリーダーの2人で小さな石塚を築き、2人でモンスターとの別れを終える。葬式をすると弔問客(ホリィやブリーダーの顔見知り)がやってきてお悔みを言ってくれる。どちらの場合も、イベントの最後には死んだモンスターの最終能力値が表示される。なお、葬式はあるものの費用はいっさいかからない。
探検
一定以上のランクと人気を備えたモンスターを育てていると、一定期間毎に探検に出ることができる。期間は1ヶ月。行き先はセキトバ(1月2週)・カララギ(7月2週)・レマ(10月2週)の3ヶ所で、セキトバに行くまで他の2ヶ所への探検はできない。
延命アイテムや換金アイテム、新種モンスターを誕生させる隠し味アイテムなどを入手できるチャンスだが、モンスターが迷子になり一定期間失踪してしまうリスクもある。モンスターのかしこさが重要で、高いほど貴重なアイテムを入手できる可能性が高くなり、迷子になる確率が減るようになる。
誕生日
誕生日にはホリィが歌を歌う。この歌には疲労度を減らす効果がある。なお、そのモンスターが来た当週、ファームにいないと見ることはできない(冬眠などで誤差がある場合は繰上げor繰り下げ)。
家と小屋の増築
ブリーダーのランクや所持金などの条件を満たすと家・小屋が改築できる。改築するとグラフィックも変化する。家を改築するとそのたびに持てるアイテムの個数の上限が増え、小屋を改築するとモンスターのストレスを軽減することができる。
変態
ワーム種のモンスターを育成させ、6月の4週の時点で下記の条件を満たすとワームが繭を作り、ワーム派生のモンスターに変身する。パラメータによって変身するモンスターが変わる。
  1. 年齢が3歳0カ月から3歳11か月の間
  2. 疲労・ストレスがまったくない
  3. 忠誠度が100
  4. ランクがC

モンスター同士の対戦

このゲームではモンスター同士の対戦は60秒間の一対一の一本勝負によって行われる。試合開始時点では両モンスターのガッツの値が50となっているが、時間の経過にしたがってこのガッツは少しずつ増えていく。モンスターによって増える速度(ガッツ回復速度)は異なるが、ガッツの値の上限は99である。このガッツを消費してそれぞれのモンスターは技を繰り出して相手モンスターを攻撃する。技ごとに使える距離が決まっているので(隣接距離、至近距離、間接距離、超遠距離の4つ)、技を出したいときは適切な距離へ移動する必要がある。また両者の間合いが接近しているときは吹き飛ばしを使って間合いを離すことができる。

技を使用したからといって必ず相手モンスターに命中するわけではなく回避されることもある。技の命中率は、技を使用したモンスターの命中の値と技をかけられたモンスターの回避の値によって決まる基本命中率に、それぞれの技固有の命中率補正がかかって決定される(正確にはさらに後述する技を使用するモンスターがその時点で貯めているガッツによる補正がかかる)。技が命中すれば相手のモンスターにダメージを与えることができ、そのぶん相手モンスターのライフが減少する。与えるダメージは技を使用したモンスターの攻撃力(ちからまたはかしこさ)と技をかけられたモンスターの丈夫さ、そしてその技の基本攻撃力によって決定される(これにも正確には後述するガッツ補正がかかる)。技が命中した場合、相手のライフダメージのほかに相手のガッツにもダメージを与えることができる(ガッツダウン効果)。

技が命中したときはごくまれにクリティカルヒットが発生し、与えるダメージが1.5倍になる。クリティカルヒットの発生確率はそのモンスターの人気というパラメータに依存する。

技を発動したときにモンスターが意味不明状態になってしまうことがある。こうなると技が発動するかわりに数秒の間そのモンスターは行動不能となってしまい、さらに回避率も大幅に下がってしまう。モンスターの忠誠度というパラメータが高くなると意味不明の発生確率は下がる。

60秒の制限時間が終了した時点でより残ライフ率の高かった方が勝者となる。残ライフ率が同じだった場合は残ライフ(率ではなく純粋な数値)・相手に与えた総ダメージ・攻撃成功率の3つが判定に追加され、多かった方が勝者となる。また途中でどちらかのモンスターのライフが0になった場合はその時点で相手モンスターのKO勝ちとなる。

どちらかのモンスターの残りライフが10%以下になると底力状態が発動し、相手モンスターに与えるダメージが2倍になる。逆転勝ちするチャンスが生まれることになる。しかしこれは相手にも共通することなので、逆に圧勝状態から負けることもある。

ガッツをためればためるほど技のダメージと命中率が上がる。したがってまず試合開始直後にガッツを最大付近まで貯め、その後も高いガッツを保ったまま間をあけて攻撃し、残り時間が少なくなったら全てのガッツを使い切って技を連発してラッシュをかける、というのが一般的な戦略となる。

大会による対CPU戦でKOされた際、「トドメとなった攻撃を受けた際に超過したダメージ+大会出場時の疲労」の計算結果に応じてモンスターがケガ・または死亡する事がある。どうなるかは計算結果次第だが、疲労と超過ダメージの計算結果が大きいとリタイヤとなり、残った試合を全棄権し、大ケガか死亡になる。超過ダメージがあまりに大きいと疲労関係なく死亡が確定するため、丈夫さとライフの数値に応じてケガと死亡率が変動する。


  1. ^ 塩田信之、CB’s PROJECT 『モンスターファーム2マニア』 メディアファクトリー、1999年、418頁。
  2. ^ a b 移植版「モンスターファーム」がスマホ向けに配信開始。データベースを検索してモンスターを誕生させよう”. 4Gamer.net (2019年11月28日). 2019年12月19日閲覧。
  3. ^ 育成シミュレーションSwitch版「モンスターファーム」がいよいよ本日発売!”. GAME Watch (2019年12月19日). 2019年12月19日閲覧。
  4. ^ 『モンスターファーム2』20周年を機に公式Twitterアカウントが突如開設。CDを読み込んでモンスターを誕生させる育成シミュレーションの名作”. 電ファミニコゲーマー (2019年2月26日). 2020年3月8日閲覧。





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