モンスターファーム (PlayStation)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 07:26 UTC 版)
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
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対応機種 |
PlayStation iOS Android Nintendo Switch |
開発元 | テクモ |
発売元 |
テクモ コーエーテクモゲームス(移植版) |
シリーズ | モンスターファームシリーズ |
発売日 |
PS:1997年7月24日 iOS, Android:2019年11月28日 Switch:2019年12月19日 |
対象年齢 |
iOS:4+ Android:3+ CERO:B(12才以上対象) |
コンテンツ アイコン | CERO:セクシャル |
売上本数 | 70万本以上(1999年時点)[1] |
なお、PlayStation 2用の同名ソフト(シリーズ3作目)も存在するが、本作とは内容が異なる。
概要
プレイヤーはモンスターを育てるブリーダーとなり、助手のホリィとともにモンスターに仕事や修行をさせたり大会に出場させたりして育成する。最終的に四大大会(ディスク・オブ・ゴールド杯、オールスター・バトル杯、マスターズ・オブ・ブリーディング杯、グレート・モンスターズ杯の4つ)全てにおいて優勝してブリーダーが名人位という称号を得ることでエンディングに到達することができる。しかしその後も半永久的にゲームは続いていく。運営資金が尽きるとゲームオーバーとなってしまう。育てたモンスター同士で2人で対戦することもできる。
この作品の最大の特徴は、育てるモンスターを音楽CD(またはPlayStationやセガサターンのゲームディスク、パソコン用のCD-ROMなど)から誕生させることができるという点である(円盤石再生)。モンスターの中には非常に少数のディスクからしか出現しないレアモンスターも存在し、全215種類のモンスターの図鑑を全て揃えるには邦楽、洋楽からマイナーなゲームソフトやそのサウンドトラックにいたるまであらゆるジャンルのCDやゲームディスクなどを入手する必要がある。当然ながら、中には数が少ないなどで入手困難なディスクもあり、その事がよりレアモンスターの希少価値を高めている。
なお、移植版では、インターネット接続で独自データベースにアクセスしてCD名やアーティスト名を検索しモンスターを生成するという形式を用いている[2]。
1999年と2000年に本作・次作『モンスターファーム2』を原作としたテレビアニメが放映された。
ストーリー
かつて、この世界では人間とモンスターとが共存していたが、友好関係にあったというよりは互いにライバル的な関係にあった。しかし、人類が文明を発達させてモンスターに対して優位になると、モンスターを捕獲して娯楽のために戦わせるようになった。しかし、過酷な育成や危険な薬物の使用などによってモンスターが死んでしまうことが多く、そうこうするうちにモンスターは完全に絶滅してしまった。
しかし、近年になって古代遺跡から円盤石と呼ばれるものが出土するようになった。これは、モンスターが生存していた時代の科学者がモンスターの情報を封印していたものだった。現代の科学者たちの研究の末、円盤石から封印されていたモンスターを再生する技術が確立され、モンスターバトルは再び現代によみがえった。
過去の教訓をふまえてモンスターバトル協会(FIMBA)も設立され、健全な文化となったモンスターバトルは多くの人に親しまれている。
ゲームの流れ
プレイヤー(ブリーダー)はまずモンスターを入手しなければならない。前述のように音楽CDなどからモンスターを誕生させるのが基本となる。ただし一部のモンスターは一定の条件をクリアするまでディスクから取り出すことができない。ほかにもモンスター市場で無料でモンスターをもらうこともでき(ただし市場で入手できるのはディノ、ライガー、スエゾーという3種類モンスターに限られる)、すでに育てたモンスター同士を合体させて新しいモンスターをつくり出すこともできる。
モンスターを入手したらモンスターを連れてファームに行き、そこで仕事や修行をして能力値を上げたりしてモンスターを育てることになる。仕事や修行をさせ続けているとモンスターに疲労やストレスが蓄積されていくのでときどき休養させる必要がある。
モンスターの寿命は限られているので(通常は4年程度)、普通に育成していれば全ての能力値を最大まで上げることはできない。そこでどの能力を優先的に伸ばしてやるかを計画しながら育成しなければならない。
前述のように四大大会制覇がこのゲームの一応の目的であるが、1体のモンスターで四大大会の全てを制覇する必要はなく、例えば4体のモンスターで1大会ずつを制してもエンディングとなる。
- ^ 塩田信之、CB’s PROJECT 『モンスターファーム2マニア』 メディアファクトリー、1999年、418頁。
- ^ a b “移植版「モンスターファーム」がスマホ向けに配信開始。データベースを検索してモンスターを誕生させよう”. 4Gamer.net (2019年11月28日). 2019年12月19日閲覧。
- ^ “育成シミュレーションSwitch版「モンスターファーム」がいよいよ本日発売!”. GAME Watch (2019年12月19日). 2019年12月19日閲覧。
- ^ “『モンスターファーム2』20周年を機に公式Twitterアカウントが突如開設。CDを読み込んでモンスターを誕生させる育成シミュレーションの名作”. 電ファミニコゲーマー (2019年2月26日). 2020年3月8日閲覧。
- 1 モンスターファーム (PlayStation)とは
- 2 モンスターファーム (PlayStation)の概要
- 3 登場人物
- 4 大会への出場
- 5 登場するモンスター
- 6 ALL999モンスターの育成
- 7 外部リンク
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