ムサイ ムサカ

ムサイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 00:56 UTC 版)

ムサカ

諸元
ムサカ
MUSAKA[26] / MOUSSAKA[44]
分類 軽巡洋艦[45]
艦級 M級[44] / ムサカ級[46] / ムサイ級[45]
所属 新生ネオ・ジオン / 「袖付き
全長 160m[44]
武装 連装メガ粒子砲X4[46]
ミサイル発射管X6[46]
対空機銃X12[44]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場。ムサイ級の発展型であり[47]、そのためムサイ級に分類されることもある[45][48](「M級」とする資料もある[44])。

エンジン・ユニットはムサイのように支柱を介さず、直接艦体側面に接続する形となっており、コムサイも接続されていない。電撃作戦の展開が可能なようにエンジンの出力を向上したため[46]、艦底左右に翼状の折りたたみ式の放熱フィンをもつ[49]。艦首の三角形断面の両側面に斜めに2つのMSカタパルトをもつ。主砲は前方2基、後方1基、艦底1基装備するが、旗艦であるレウルーラの副砲クラスの威力しかない[49]

塗装はムサイからの伝統の緑ではなく、レウルーラ同様の赤で、艦体側面には何番艦であるかを示す識別用のラインが書かれている。

ネームシップ(5番艦)はルナツーに偽装投降する囮艦隊の旗艦を務める。最終局面では4番艦の乗員を収容後にロンド・ベル艦隊へ突撃するが、小惑星アクシズへ乗り込もうとするラー・カイラムにアクシズまで押し戻された。以降の消息は不明(劇中ではムサカ艦長(声 - 秋元洋介)がギラ・ドーガ隊に後退を指示した直後のカットで、ブリッジをジェガンに破壊されるムサカ級が映るが何番艦かは確認できない)。小説版では最後の核ミサイルで轟沈。

漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では宇宙世紀0090年に開発中の新型巡洋艦として本級の設計図が登場する。"NEW M-SIZE CRIUSER" と記されており、ホルスト・ハーネスによれば「名前はまだ無い」。その後、竣工した1隻(識別用のラインは記されていない)にシャアが座乗し、試験航海を兼ねて単艦でコンペイトウ宙域の視察に向かっている。艦長はロレンソで、シャアのフィッター・エンジニアのアルレット・アルマージュやフィッター・パイロットのダントン・ハイレッグも乗艦している。

同型艦(ムサカ)

ネオ・ジオン艦隊の主力艦であり、同型艦が11番艦まで確認されているが[49]、13番艦まで建造されたといわれる[46]。劇中で明確に判別できるのはネームシップのムサカのほか、ルナツーの核兵器を搭載してアクシズに繋留されていた4番艦がある。この艦はアクシズと一緒に降下し低高度で起爆して核の冬を起こして地球を放射能汚染する予定であったが、νガンダムによって撃沈されている。その他の艦も、何番艦であるかは識別用のラインで判別できる。

小説版『機動戦士ガンダムUC』では、宇宙世紀0096年までに数隻が就役しており9隻が「袖付き」所属のテニスン大佐率いるテニスン艦隊に編入され、2隻が「袖付き」旗艦レウルーラに随伴している。ほかにも1隻がパラオ攻略戦中に宇宙港内で沈んでいる。MSは最大6機搭載可能で、テニスン艦隊の艦載機はガザD、ガ・ゾウム、ズサ、ギラ・ドーガギラ・ズール[50]。艦体色は緑[51]

ムサック
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場。地球に落下しようとするアクシズのテール・ノズルを狙うνガンダムのハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーの砲撃の盾となり、轟沈。何番艦かは不明。
ガロム、グスコー、シャルネ
小説版『機動戦士ガンダムUC』に登場。いずれもテニスン艦隊所属。ガロムは同艦隊旗艦で、艦長はテニスン大佐ではない人物が務める。グスコーの艦長はガジュマル中佐。

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注釈

  1. ^ テレビ版第4話で、連邦軍のワッケイン少佐が「ムサイごとき軽巡洋艦」と発言している。
  2. ^ EX ムサイ 1/1700 外箱の解説より。
  3. ^ 肉薄したGファイター1機によってあっさりと撃沈されたこともある。またソロモン戦では、接近するGファイターを迎撃するのに主砲を乱射した結果、正面にいた味方のムサイを撃沈した艦もいる。IGLOO第3話の模擬戦において直上を取ったヅダ小隊を迎撃するムサイは艦をロールさせ仰角の不足を半ば強引に補っていたため、主砲も両用砲としての運用を本来は想定されていなかった様である。
  4. ^ 大河原も放送終了直後のインタビューで同様の発言をしている[10]
  5. ^ テレビ版第5話より。
  6. ^ OVA『MS IGLOO -1年戦争秘録-』第2話に登場する「コムサイ280」が、空中で後部ハッチよりモビルタンクヒルドルブを投下している。
  7. ^ 当初の設定では作画ミスとの指摘もあったため、後にガウ自体のサイズ(小説版による初期設定で全長、全幅共に50m)がコムサイに合わせて大型に改訂されている[要出典]
  8. ^ 劇中のセリフでは「臨界点、沈みます」のみ。もっとも、現実の核融合炉は、原理的に暴走による爆発は起こさない。
  9. ^ 『ΖΖ』第32話のオウギュストの死に際の台詞は、「俺はミンドラを俺の手に戻した」である。

出典

  1. ^ 機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』683頁。
  2. ^ 『講談社ポケット百科シリーズ35 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション3 連邦軍編』1984年7月、159頁。
  3. ^ 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 完全設定資料集』エンターブレイン、2007年5月、124頁。
  4. ^ a b c d e 『TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック1』講談社、1981年3月、124頁。
  5. ^ a b c d e 大河原邦男・松崎健一監修、『ファンタスティックコレクション・スペシャル 機動戦士ガンダム・マニュアル』朝日ソノラマ、1981年3月。
  6. ^ IGLOO公式ホームページの3Dモデル、及びEXムサイ 1/1700 模型外観より。
  7. ^ a b c d e f g h i j k 「MECHANICAL - 第1話 U.C.0079」『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト。
  8. ^ 『アニメーション「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」キャラクター&メカニカルワークス 上巻』KADOKAWA、2018年3月、94頁。
  9. ^ 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイヴ』メディアワークス、1999年6月、69頁。
  10. ^ 『機動戦士ガンダム・記録全集2』日本サンライズ、1980年5月、211頁。
  11. ^ a b c d e f 『テレビマガジン』1981年2月号付録『機動戦士ガンダム大事典』上巻(講談社)
  12. ^ 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイブ』メディアワークス、1999年6月、170頁。
  13. ^ 小説UCHG連邦 2012, p. 123.
  14. ^ a b c 「060 旗艦型ムサイ級軽巡洋艦ファルメル」『機動戦士ガンダム MSVコレクションファイル[宇宙編]』講談社、1999年11月。
  15. ^ OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』劇中のファルメルのモニター表示より。
  16. ^ 機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』53頁。
  17. ^ ガンダムセンチュリー』47頁。
  18. ^ a b c 「059 ムサイ級軽巡洋艦キャメル」『機動戦士ガンダム MSVコレクションファイル[宇宙編]』講談社、1999年11月。
  19. ^ a b OVA『MS IGLOO -黙示録0079-』第3話に登場。
  20. ^ a b 「MECHANICAL - Episode 1 U.C.0079(英語版)」『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト。
  21. ^ a b c d 『ニュータイプ100%コレクション20 機動戦士ガンダム0083「作戦計画書」』角川書店、1993年11月。
  22. ^ a b c d e f g h i j k 『ケイブンシャの大百科別冊 機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー 略奪編』1991年12月、60頁。
  23. ^ 『機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.2 一年戦争編(後)』角川書店、1999年9月、129頁。
  24. ^ 『機動戦士ガンダム 一年戦争全史【上】』学習研究社、2007年3月、90頁。
  25. ^ a b c 『コミックボンボンスペシャル84 機動戦士ガンダム0083 MS WARS』講談社、1992年11月、142-143頁。
  26. ^ a b c d e f g h i j k l 『ガンダムメカニクス6』ホビージャパン、2000年6月。
  27. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑』バンダイ、1991年8月、85頁。
  28. ^ 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、73頁。
  29. ^ a b c 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 VOL.1』バンダイ、1989年7月、117頁。
  30. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑 PART.1 一年戦争編』バンダイ、1989年2月、76頁。
  31. ^ 『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』バンダイ、1990年、53・56・143頁。ISBN 978-4-89189-474-0
  32. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、21頁。
  33. ^ a b 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』KADOKAWA、2010年8月、130頁。
  34. ^ a b c d 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1989年3月、70-71頁。
  35. ^ a b c d e 「MOBILE SUIT GUNDAM ΖΖ SPECIAL BOOK」『アニメディア』1986年6月号第1付録、学習研究社、22頁。
  36. ^ a b c 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機 大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、22頁。
  37. ^ a b c d 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、58頁。
  38. ^ a b 別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.1』学習研究社、1986年10月、103頁。
  39. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、33頁。
  40. ^ a b 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、16頁。
  41. ^ a b c 「第2章 双極のアルカディア2-2」32頁、「A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  42. ^ 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、63頁。
  43. ^ a b c AOZ ReBoot69 2021.
  44. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダム 艦船&航空機 大全集』アスキー・メディアワークス、2010年7月、23頁。
  45. ^ a b c 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、34頁。
  46. ^ a b c d e 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、62-63頁。
  47. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑】』バンダイ、1991年8月、81頁。
  48. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑】』バンダイ、1991年8月、30頁。
  49. ^ a b c 『ニュータイプ100%コレクション10 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』角川書店、1988年5月、63頁。
  50. ^ 小説『機動戦士ガンダムUC』第9巻より。
  51. ^ 『機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス』KADOKAWA、2010年8月、139頁。






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