ホンダ・シビックタイプR
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6代目 FL5型(2022年 -)
ホンダ・シビックタイプR(6代目) FL5型 | |
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概要 | |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 2022年9月 - |
設計統括 | 柿沼秀樹[35] |
ボディ | |
乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ |
5ドアファストバック (ハッチバック) |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
K20C型: 1,995cc 直列4気筒 直噴 DOHC ターボ |
最高出力 | 330PS/6,500rpm |
最大トルク |
42.8kgf・m/ 2,600-4,000rpm |
変速機 | 6速MT |
前 |
前:マクファーソンストラット式 後:マルチリンク式 |
後 |
前:マクファーソンストラット式 後:マルチリンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,735mm |
全長 | 4,595mm |
全幅 | 1,890mm |
全高 | 1,405mm |
車両重量 | 1,430kg |
その他 | |
ブレーキ |
前:油圧式ベンチレーテッドディスク 後:油圧式ディスク |
5代目FK8型の販売終了から1年2か月のブランクを経てフルモデルチェンジされた。生産拠点は埼玉製作所完成車工場となり、3代目FD2型以来となる日本での生産となった。
外観は冷却性能を高めるためグリル開口部を大きくし、後端に張り出し面を設けたサイドシルガーニッシュやアルミダイキャスト製のステーと組み合わせたリアスポイラーを装備。リアフェンダーはボディと一体化された。内装はブラックをベースにシートやフロアカーペットをレッドとした2トーンで、インストルメントパネルには反射を抑えるため偏光ガンメタリックが採用された。
エンジンは引き続きK20C型を搭載するが、ターボチャージャーの刷新などにより、最高出力が8kW(10PS)、最大トルクが20N·m(2.0kgf・m)それぞれ向上した。タイヤはミシュランとの共同開発による専用チューニングタイヤが採用され、ホイールはインナーとアウターのリム形状を反転させた「リバースリム構造」を採用した。5代目で採用されたレブマッチシステムはクラッチのフライホイールの軽量化に伴うレスポンス向上により、エンジン回転数差が最も大きい2速から1速へのシフトダウンでも適用されるようになった。スポーツモードは5代目の「+R」・「SPORT」・「COMFORT」に加え、11代目シビック「e:HEV」で日本国内初採用された「INDIVIDUAL」を新設。エンジン・ステアリング・サスペンション・エンジンサウンド・レブマッチシステム・メーターを個別設定することでカスタマイズが可能で、エンジン再始動後も設定が保持される。
安全運転支援システム「Honda SENSING」は11代目シビック(ハッチバック)に合わせて最新仕様へアップデートされ、フロントカメラが広範囲・高精細で対象物の検知を可能とするフロントワイドビューカメラとなり、前後のソナーセンサーとリアバンパー内側に内蔵されたレーダーを組み合わせたことで、5代目のマイナーチェンジモデル採用された8つ(衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、先行車発進お知らせ機能、オートハイビーム、標識認識機能)に近距離衝突軽減ブレーキ、ブラインドスポットインフォメーション、パーキングセンサーシステム、後退出庫サポートの4つを加えた12に強化された。
「Honda CONNECT」対応の専用ディスプレーが装備されており、車載ナビ機能に加え、専用データロガー「Honda LogR」をアプリとして搭載。エンジンの水温・油温などの車両に関する情報やステアリング舵角、ブレーキ圧、アクセル開度、ヨーレート(回転方向)など運転操作やそれに伴う車両の状態に関する表示だけでなく、前後左右のG(荷重の強さ)、3Dモーション、タイヤの摩耗円をリアルタイムで算出して表示するパフォーマンスモニター機能、一般道向けの「Auto Score」とサーキット走行向けの「Data Log」で構成されたスコアリング機能を備え、スマートフォンにあらかじめインストールした専用アプリとの連携[注釈 1]も可能となっている。また「Honda Total Care」への加入と「Honda Total Care プレミアム」を申込むことで、駐車中の車両が異常を感知するとスマートフォンに通知が届き、必要に応じて緊急サポートセンターを通じて警備員を現場に急行させることで、盗難やいたずらに迅速で対処する「Honda ALSOK駆けつけサービス」などを受けることが可能となる。
- 2022年
- 1月14日 - 東京オートサロン2022にてプロトタイプが公開された[36][37][38]。
- 7月12日 - ホームページに先行情報を公開したことを発表。秋の発売が予定されており、同年7月21日にワールドプレミアを行うことも発表された[39]。
- 7月21日 - オンラインで行われたワールドプレミアで世界初公開し、外内装デザインやダイナミクス性能の進化点が公表された[40]。
- 9月1日 - フルモデルチェンジを正式発表した(9月2日発売)[41]。ボディカラーは5代目(2020年10月マイナーチェンジモデル)からチャンピオンシップホワイト、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、レーシングブルー・パールの4色を継承し、新色としてソニックグレー・パール(有料色)が設定された。
- 10月14日 - イギリスのモーターアワード2022でサンデータイムズのレジェンドカーオブザイヤーを受賞[42]。
- 10月26日 - ベトナム・モーターショーで東南アジアで初めて発表した[43]。
- 12月8日 - e:HEVと共に「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」の部門賞である「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を国産車で初めて受賞したことを発表した[44]。
- 12月12日 - 米国ホンダがTCRのプロトタイプを公開した[45]。 IMSAミシュランPilot Challengeの2023年シーズンに参戦予定。
- 2023年
- 4月20日 - ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)にて、7分44秒881を記録したと発表した。これは2019年から制定された20.832kmでのノルドシュライフェ公式ルールでのFF車最速タイムとなった[46]。
-
スーパー耐久参戦車両
-
CIVIC TYPE R-GT CONCEPT
注釈
- ^ スマートフォンで撮影したサーキット内でのオンボード映像と走行データを合成させることや、車外での走行データの確認、他のユーザーとのデータ比較などの機能がある。
出典
- ^ 『シビック/シビック フェリオに安全装備を充実しマイナーチェンジ、3ドアは「タイプR」を新設定、4ドアには「LEV・II」を設定追加し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、1997年8月22日 。
- ^ 『「シビック/シビックフェリオ」をマイナーモデルチェンジ』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、1998年9月3日 。
- ^ 『「シビック タイプR」と「インテグラ3ドアクーペ タイプR」に装備充実の「タイプR・X」を追加』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、1999年12月16日 。
- ^ “シビックタイプR(ホンダ)1997年8月~2001年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
- ^ “シビックタイプR(ホンダ)2001年12月~2005年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
- ^ a b c d “英国製 新型「シビック TYPE R」プロトタイプを発表”. 本田技研工業 (2001年9月4日). 2023年9月4日閲覧。
- ^ “シビック TYPE Rをフルモデルチェンジし発売”. 本田技研工業 (2001年10月18日). 2023年9月4日閲覧。
- ^ “CIVIC TYPE R”. プレスインフォメーション. 本田技研工業 (2001年10月). 2023年9月4日閲覧。
- ^ 「航海の無事を祈る」---新型ホンダ『シビック・タイプR』 - レスポンス(2001年10月23日)
- ^ “シビック TYPE Rをマイナーモデルチェンジし発売”. 本田技研工業 (2004年1月22日). 2023年9月4日閲覧。
- ^ “シビック タイプR”. 今まで販売したクルマ(中古車カタログ). 本田技研工業 (2005年8月). 2023年9月4日閲覧。
- ^ a b c 祝!CR-Z・GT参戦連動企画!? 「最後のタイプR」ことシビック・タイプRのエンジンがレギュラーガソリン仕様ベースだった理由とは? - cliccar・2012年7月20日
- ^ ホンダ広報発表(2007年5月10日)
- ^ ホンダエキサイティングカップワンメイクレース〜シビックシリーズ〜
- ^ ホンダ広報発表(2008年1月9日)
- ^ MUGEN 東京オートサロン出展概要
- ^ ホンダ「シビック タイプR」8月で生産終了と発表
- ^ MUGEN RR プレスリリース(2007年6月28日)
- ^ “無限 | MUGEN RR | MUGEN RR プレスリリース”. www.mugen-power.com. 2022年2月12日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第90号13ページより。
- ^ Honda Announces the End of Civic Type R Sales Honda European Media Newsroom(英語)
- ^ 2012年9月 社長会見 骨子
- ^ 【ルマン24時間 2015】シビック タイプR 新型がサプライズ公開、公道走行に歓声も - レスポンス 2015年6月19日閲覧。
- ^ ホンダ シビック タイプR 新型、量産FF車でニュル最速に…7分50秒63 - レスポンス 2015年3月12日閲覧
- ^ ホンダ、英で新型『シビック・タイプR』を出荷 - オートスポーツweb 2015年9月5日閲覧
- ^ 『新型「CIVIC TYPE R(シビック タイプアール)」をホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2015年9月30日 。2015年10月28日閲覧。
- ^ 『新型「CIVIC TYPE R(シビック タイプアール)」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2015年10月28日 。2015年10月28日閲覧。
- ^ 『日本で今夏発売予定の新型「CIVIC(シビック)」シリーズを東京オートサロン2017で日本初披露』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年1月13日 。
- ^ 『新型「CIVIC」シリーズに関する情報をホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年6月23日 。
- ^ 『新型「CIVIC」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年7月27日 。
- ^ 『「CIVIC TYPE R」マイナーチェンジモデル発売延期について』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2020年6月25日 。2020年8月6日閲覧。
- ^ 『「CIVIC TYPE R」マイナーチェンジモデル発売時期について』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2020年7月31日 。2020年8月6日閲覧。
- ^ 『「CIVIC TYPE R」をマイナーモデルチェンジし発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2020年10月8日 。2020年10月8日閲覧。
- ^ 『新型「CIVIC」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2021年8月5日 。2021年8月6日閲覧。
- ^ https://twitter.com/HondaJP/status/1597772220880887808?s=20&t=sDHk8kE3qfSPhIlT6TUPig
- ^ (日本語) 【シビック TYPE R】Prototype 走行映像 2022年1月25日閲覧。
- ^ 交通タイムス社. “新型シビックタイプRが降臨! いまわかる中身と激熱カスタムカーを紹介【東京オートサロン2022】”. WEB CARTOP. 2022年2月27日閲覧。
- ^ 『「東京オートサロン2022」出展概要~STEP WGN・VEZEL e:HEV Modulo X・CIVIC TYPE Rの新型車両を初公開~』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2021年12月24日 。2022年7月14日閲覧。
- ^ 『新型「CIVIC TYPE R」をホームページで先行公開~Honda公式YouTubeではショート動画を公開~』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2022年7月12日 。2022年7月14日閲覧。
- ^ 『新型「CIVIC TYPE R」を世界初公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2022年7月21日 。2022年7月21日閲覧。
- ^ 『新型「CIVIC TYPE R」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2022年9月1日 。2022年9月1日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/honda_uk/status/1580854789818134528”. Twitter. 2022年10月16日閲覧。
- ^ “【ベトナム】ホンダ、自動車ショーで新型シビック発表へ[車両](NNA ASIA)”. LINE NEWS. 2022年10月21日閲覧。
- ^ 『2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて「CIVIC e:HEV / CIVIC TYPE R」が「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞~国産車として初の受賞~』(プレスリリース)本田技研工業、2022年12月8日 。2022年12月9日閲覧。
- ^ online編集部, Z. U. U. (2022年12月27日). “シビック・タイプRのレースカー「シビック・タイプR TCR」のプロトタイプが公開”. ZUU online. 2023年1月1日閲覧。
- ^ “ホンダ・シビック・タイプRがニュルブルクリンクで7分44秒881を記録。FF最速ラップタイム更新”. autosport web. 2023年4月20日閲覧。
- ^ a b TCRJマシン紹介(2):「とても良くできたレーシングカー」。ホンダ・シビック・タイプR・TCR - オートスポーツ・2019年7月19日
- ^ 「CIVIC TYPE R-GT CONCEPT」を発表,本田技研工業,2023年1月13日
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