ファイティングアイスホッケー ファイティングアイスホッケーの概要

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ファイティングアイスホッケーの解説 > ファイティングアイスホッケーの概要 

ファイティングアイスホッケー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/20 08:22 UTC 版)

ファイティングアイスホッケー
FIGHTING ICE HOCKEY
ジャンル スポーツゲーム
対応機種 アーケード[AC]
開発元 データイースト
発売元 データイースト
人数 1人
発売日 [AC]1984年4月
テンプレートを表示

ゲーム概要

4方向レバー、2つのボタン(パス・シュート〈攻撃時〉、タックル〈守備時〉)を使用してプレイヤーを操作する。

実際と同じく6人vs6人(CPU)の対戦ゲーム。1P専用である。3ピリオド制で1ピリオドに付き、タイムが100だけ与えられている[1]。タイムはゴールや反則を犯した時にはストップする。またフェイスオフによって試合が開始、若しくは反則時のゲーム再開がなされる点も再現されている。尚、守備時にはタックルによってパックを奪う事ができるが、パックを持っていない選手にタックルするとラフプレイをとられ、タックルを仕掛けた選手は退場させられる。自軍に攻め込まれると、ゴールテンダーも操作が可能。

1ピリオドで自チームの得点が、CPUの得点を上回っていれば次のピリオド・試合に進めるが、同点か下回った場合は即ゲームオーバーコンティニューなし)。

スコアは、ゴール時(ゴールの表示は、「GOAL」ではなく「GET」と表示される)1得点に付き2,000点が加算され、1ピリオド終了時点でリードしていた場合は、自チームとCPUの得失点差1点に付きボーナス1,000点が加算される(例.10-0でリードした場合は、10点×1,000点=10,000点を獲得)。更に3ピリオド(1試合)終了時点でリードしていた場合は、3ピリオドの得失点差の他に、当該試合の得失点差(例.20-3で勝った場合は、17点×1,000点=17,000点を獲得)も上乗せされて加算される。ゲームオーバー後に、ハイスコアランキングで上位5位以内[2]に入ると、ネームエントリーが出来る。ネームエントリーはアルファベット(大文字のみ)、から選択でき、タイム60以内に3文字で入力が可能。尚、スコアは999,900点が上限で、それを超えると算術オーバーフローにより0点に戻る。ただしカウンターストップ(実際はしていないが)した事を示すために、スコアの1の位にカウンターストップした回数が得点として表される[3][4]

出場チーム

6チームから、タイム15以内に選択可能。チーム名はゲーム発売当時(1984年)の日本アイスホッケーリーグ[5]に参加していた6チームをモチーフにしている。尚、個人の選手名は付けられなかった。

自チーム以外の5チームと対戦し、5チーム全てに勝利するとまた1チーム目からの対戦となるループゲームである。

チーム名(頭文字〈全角〉が略称) 1984年当時のチーム名 2014年現在のチーム名
F-DENKO 古河電工アイスホッケー部 H.C.栃木日光アイスバックス[6]
J-SEISHI 十條製紙釧路アイスホッケー部 日本製紙クレインズ
K-KEIKAKU 国土計画アイスホッケー部 廃部[7]
O-SEISHI 王子製紙アイスホッケー部 王子イーグルス
S-TETSUDO 西武鉄道アイスホッケー部 廃部[8]
U-JIRUSHI 雪印乳業アイスホッケー部 札幌ホッケークラブ[9]

※表記順は、チーム選択画面の記載順と同じである。


  1. ^ 実際のアイスホッケーでは3ピリオドは同じだが、1ピリオドは20分制。
  2. ^ 初期設定では、28,800点〈ハイスコアもこの点数で設定〉,25,600点,19,200点,14,400点,10,800点となっている。
  3. ^ 例えば、995,800点の時点で31,000点のボーナスを得た場合、スコアは26,801点となる(995,800+31,000-1,000,000〈百万の位が無い事による算術オーバーフロー処理〉+1〈カウンターストップ1回〉)。尚、カウンターストップ回数とスコアの1の位は同じである(即ち、カウンターストップ回数なしと10回,100回では、共に1の位は0点である)。
  4. ^ このゲームでは取り入れられていないが、コンティニューや対戦ゲームでの人間同士の対戦において、コインを入れた枚数(回数)によってスコアが1点ずつ増えていくアーケードゲームもある。
  5. ^ 1966年から2004年まで存在した。2005年よりリーグ組織が変わり、アジアリーグアイスホッケーとして存続している。
  6. ^ 古河電工アイスホッケー部は1999年1月に廃部となり、日本リーグ初の“市民クラブ”として発足した。よって厳密に言えば後継チームではない。
  7. ^ 2009年までSEIBUプリンス ラビッツとして活動していた。
  8. ^ 2003年まで活動。その後コクド1992年国土計画より社名変更)と統合し、SEIBUプリンス ラビッツとして2009年まで活動していた。
  9. ^ 雪印乳業アイスホッケー部は、2000年雪印集団食中毒事件の影響により廃部。その後、札幌ポラリス→札幌イーガー・ビーバーズ→札幌ポラリス→札幌アイスホッケークラブ→札幌ホッケークラブと変転を繰り返した。よって厳密に言えば後継チームではない。


「ファイティングアイスホッケー」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ファイティングアイスホッケー」の関連用語

ファイティングアイスホッケーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ファイティングアイスホッケーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのファイティングアイスホッケー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS