ニューぺがさす ニューぺがさすの概要

ニューぺがさす

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 07:52 UTC 版)

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ニューぺがさす
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
 韓国
所有者 名門大洋フェリー
船舶整備公団
運用者 名門大洋フェリー
建造所 尾道造船
姉妹船 ニューおりおん
IMO番号 8800743
改名 フェリーきょうと
Super Ferry 15
中韓之星
経歴
起工 1988年
進水 1988年
竣工 1989年
就航 1989年1月
現況  韓国で就航中
要目
総トン数 9,320 トン
全長 160.0 m
25.0 m
機関方式 ディーゼル
主機関 2基
推進器 可変ピッチプロペラ 2軸
出力 26,400馬力
航海速力 22.9ノット
旅客定員 780名
乗組員 48名
車両搭載数 トラック155台、乗用車100台
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概要

ぺがさす (2代)の代船として尾道造船で建造され、1989年1月に就航した。名門大洋フェリー発足後の新造船第一船である。共有建造制度を利用して建造された船舶整備公団との共有船である。 1992年4月に航路の愛称をシティライン(CITY LINE)とした際に、フェリーきょうとへ改名された。 フェリーきょうと2の就航により、2002年に引退した。

その後、海外売船され、フィリピンのWG&Aグループのスーパーフェリー英語版Super Ferry 15として就航した。

2007年韓国の云港中韓輪渡有限公司へ売却され中韓之星(C K Star)として平沢 - 連雲航路に就航している。

航路

名門大洋フェリー

設計

船内

A甲板[1]
  • 特等室(洋室2名×2室、和洋室2名×4室)
  • 一等室(和室4名×4室・3名×2室、和洋室6名×10室、洋室2名×7室、4名×10室)
  • シャワー室
B甲板[1]
  • 2等和室(42名×4室、30名×2室、20名×3室、24名×2室)
  • 2等洋室(20名×3室、18名×1室)
  • 特別2等室(和室6名×8室、8名×8室)
  • エントランスホール
  • 案内所
  • 売店
  • TVラウンジ
  • ゲーム機コーナー
  • ミーティングルーム
  • 麻雀室
  • スナック
  • 展望レストラン
  • 展望浴室
C甲板[1]
  • 和洋レストルーム
  • 浴室
ドライバー甲板[1]
  • ドライバー室(78名)
車両甲板[1]
  • C・D甲板:トラックデッキ
  • E・F甲板:乗用車デッキ

事故・インシデント

1993年6月18日、6時15分ごろ、北九州港から大阪南港へ向かっていた本船は、大阪南港へ入港する際、大阪南港から徳島小松島港へ向かっていた徳島阪神フェリーのおとめ丸と、大阪港南防波堤灯台から西に0.8海里の地点で衝突した。本船の左舷側中央部におとめ丸の船首が前方から約60度の角度で衝突し、本船は左舷後部外板に約40メートルにわたって凹損を生じ、積載車両5台が損傷、おとめ丸は船首部外板が圧壊した。事故発生当時、天候は晴で風はほとんどなく、視程は約2海里だった。事故原因は、船舶の輻輳する海域において両船が安全な速力とせず、衝突のおそれのある態勢で接近する状況となった際に速やかに衝突回避措置をとらなかったため、とされた[2]

脚注

[脚注の使い方]



  1. ^ a b c d e 長距離フェリーガイド フェリーきょうと フェリーふくおか - ぐるりニッポン船旅ガイド'96(成美堂出版)
  2. ^ 神戸地方海難審判庁 (1995-10-30) (PDF). 平成6年神審第11号 旅客船フェリーきょうと旅客船おとめ丸衝突事件 (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. http://www.maia.or.jp/pdf/06kb011.pdf 2016年3月10日閲覧。. 


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