ナメック星 主なナメック星人

ナメック星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 01:07 UTC 版)

主なナメック星人

魔族となったナメック星人であるピッコロ大魔王と、その生まれ変わりである大魔王の子(マジュニア)に関してはピッコロ (ドラゴンボール)を、劇場版オリジナルのナメック星人・スラッグについてはドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空#ゲストキャラクターの項を、ゲームオリジナルのツムリーとマイーマについてはドラゴンボールZ 超サイヤ伝説#ナメック星人をそれぞれ参照。

神様(地球の神)

- 青野武(無印、Z、改第4話 - 第51話)、島田敏(改第66話 - 第68話、『ドラゴンボールヒーローズ GOD MISSION 第4弾』以降のゲーム)

ナメック星の異常気象で地球に降り立ったナメック星人で、カタッツの子。(原作においては)異常気象時に最長老以外で唯一生き残ったナメック星人。ドラゴンボール、神龍を作った。最長老いわく龍族の天才児で、後の分離さえなければ相当な実力を持っており、超サイヤ人でないサイヤ人相手なら負けることはまずないとされる。地球に降りた際に事故で記憶の多くを失っており、ナッパがピッコロを「ナメック星人」と言うまでは、自分がナメック星人であることすら忘れていた。戦闘力は220[25][26]

地球では最初、ユンザビット高地で生活していた。青年になると、ユンザビットを飛び出し、世界を見て回っていき、天界の神殿において、地球の神の後継者を志す。本来ナメック星人は善の存在だが、地球人の邪悪な一面に触れたことにより、わずかな悪の心が芽生える。それを先代の神に見抜かれ、神になるために修行で悪の心を解き放ち分離させるが、それがピッコロ大魔王となった。もう一人の自分自身であるためどちらが死んでもどちらも死んでしまう。アニメではかつてガーリックと神の座を競っていたが、先代の神がガーリックの野望を見抜いたことから、神の後継者として選ばれた[27]

人間たちが余りにも私利私欲のためにドラゴンボールを利用しようとしているのを見て[注 13]ピッコロ大魔王が神龍を殺して、ドラゴンボールを使えなくした際には、もう神龍もドラゴンボールも復活させないでおこうと考えていた。だが、私利私欲のためではなく、ピッコロ大魔王たちに殺された仲間たちを生き返らせるために、ドラゴンボールを再度使用可能にしてもらおうとカリン塔から天界に登ってきた悟空を見て考えを改める。悟空のような者がわずかでもいる限りは、そうした者へのたった一つの最後の希望としてドラゴンボールを残しておこうと決意し、神龍の模型に指先から光線を発射して神龍を復活させた。

初代ピッコロ大魔王を倒した当時の悟空を指一本で弾き飛ばすほどの実力者。その際に自分とピッコロ大魔王の関係を教え、ピッコロが自分の生まれ変わりのマジュニアを残したことを伝える。いずれ来る戦いに備え、また神殿ならピッコロも手出しはできないと考え、自ら悟空に修行をつけることに。それから時は流れ、自分とピッコロとの関係を知った悟空ではピッコロを倒せないとの判断から、人間の中年男性の体に憑依して自身も第23回天下一武道会にシェンと名乗り出場。戦闘では手を交差して放つ衝撃波を見せている。ピッコロとの戦いでは、魔封波を使用してビンに封じ込めようとしたが逆にピッコロにさらに強大な魔封波による魔封波返し[28]を放たれ、憑依している人間だけでも助けるべく人間の肉体から抜け出し封印された。また、ピッコロとは命を共有しているため、神が自ら死ねばピッコロも死なすことができるが、「神が自殺をする訳にはいかない」という理由から、自殺できないでいた。彼自身は、ピッコロの死と同時に自分も命を落とすということを恐れてはいなかったが、「神だって命は惜しい」「自殺をしないですむ方法を人間が教えてくれた」と語っている。

蘇生は無理だが、バラバラに木っ端微塵になった死体の肉体を再生させることは可能。それにより、あの世において、餃子の身体を元通りにしている。それ以外にも破壊された月を元に戻したり、遠い場所にある死体を瞬間移動させたり、神様の神殿とあの世の閻魔界との間を自身に掴まっている者を含めて自由に行き来する能力も持つ。

地球の戦士たちの稽古もつけ、最初は悟空に対ピッコロのための稽古をつけ、次にクリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子、ヤジロベーの5人に対サイヤ人の稽古をつけた。

ピッコロがナッパの攻撃で戦死した際に消滅するが、自分の命を捨ててまで悟飯を救ったピッコロの変化を嬉しく思っていた。あの世においては、餃子のバラバラになった身体を再生させ、ピッコロたちが界王星で修行する中、自身はあの世に残った。ナメック星のドラゴンボールで復活した後、界王と連絡を取り合い、共同で地球とナメック星のドラゴンボールを使った願いを行う。

アニメオリジナルエピソードの魔凶星編では、復活したガーリックJr.にミスター・ポポと共に囚われ、ビンの中に封印されるが、悟飯たちに助け出される。そして、アクアミストを浄化すべく天界の底に向かい、先代の神たちの攻撃に苦しみながらもポポに超神水を流させ、世界中のアクアミストの浄化に成功。先代の神たちからも認められた。なお、事件前には、ピッコロに神の後継者になってくれるように頼みに行っている。

人造人間セル編では、打倒人造人間のためにピッコロから融合を迫られ、自身も融合する必要があることを理解しながらも迷っていたが、もう一台のタイムマシンに乗ってきたセルの行いを見て融合を決意[注 14]し、ピッコロの一部となった。その後、神様の座は同じナメック星人のデンデに受け継がれた。

地球の神ではあるものの、ミスター・ポポの方が天界での職歴が長く、ポポより知識で劣るケースがいくつかあった。閻魔大王、界王、大界王、界王神など、神様より地位の高い人物が多く存在し、彼らを前に畏まる場面も多い。特に閻魔大王に対しては彼の面前で悟空に「界王様の方が(閻魔大王より)もっとすごいんだ」と言ったため「お前が死んだら地獄行きにしようか?」と機嫌を損ねたため、慌てて「(閻魔だけに)地獄耳」とギャグを言ったのでセンスがないと言われていた。とサイヤ人編以後は、コメディキャラクターとしての側面を強くしており、閻魔大王に萎縮したり、自分が地球人と「ちょっと」ちがうことを少々気にしていた。

演じた青野は「感情の起伏の激しいピッコロ大魔王と違って、神様は静かな自然な感じだから、やるほうとしては演じ分けしやすかったと思う」、また「悟空が強くなりすぎて、神様といえども彼を引き立てるただの人みたいになってしまうんじゃないか」と語ったこともある(インタビューはサイヤ人編頃)[29]

カタッツ

名前のみの登場。神様がピッコロ大魔王と分裂する前だった頃、そのナメック星人を産んだ親にあたる龍族。ナメック星の異常気象の時、宇宙船に我が子を乗せて脱出させた。自分も宇宙船の後を追うと我が子に約束をするが、結局異常気象で死亡したため、その約束は実現しなかった。

名前の由来は、カタツムリ[30]

デンデ

声 - 鈴木富子(Z第49話 - 第288話、劇場版第9作)、結城比呂(Z第290話 - 第291話、GT、ゲーム『Sparking!NEO』、『Sparking!METEOR』、『インフィニットワールド』)、平野綾(改、超、劇場版第18作第21作、『フュージョンズ』以降のゲーム)

龍族のナメック星人の子供。最長老108番目の子供で、ナメック星人の中ではかなり優秀な才能を持っている。村がフリーザ一味に襲われ、ドドリアに殺されそうになったところを悟飯に助けてもらったことで、彼らのドラゴンボール集めに協力するようになる。戦う力は持たないが人を抱えたまま空を飛ぶこともできる。また、最長老によって潜在能力が解放された後は、他の者に手で触れることで、重傷を負った者を回復させることができる能力を持つようになった[31]。ナメック語でポルンガを呼び出し願いを伝えたり、フリーザとの闘いで傷ついた彼らを治癒したりと活躍したが、その回復能力を危険視され、後にフリーザによって殺される。その後、間もなく地球のドラゴンボールによって生き返り、ポルンガに願いを言い、崩壊するナメック星から悟空とフリーザを除く全員を地球に避難させることに成功する。その後は他のナメック星人とともに新たなナメック星に移り住んでいたが、先代の神がピッコロと融合したためドラゴンボールが力を失い、新ナメック星を訪れた悟空に新たな地球の神として連れてこられた。以後は神龍とドラゴンボールを管理することになる。

ナメック星で新しい最長老となったムーリによれば、地球の新しい神の座についたのも悟飯やクリリンに会いたいというのが主な理由らしく、デンデは悟飯やクリリンのことも慕っている。また、フリーザ同様にナメック星で殺戮を繰り広げたベジータを当初は嫌悪し、フリーザに対抗するべくあえて瀕死になったベジータに対し「お前もフリーザと同じだ」と治療を拒むほどだったが、魔人ブウ編においてそのわだかまりは緩和されており、魔人ブウ打倒のために策を講じるベジータと連絡を取り合い、ベジータが負傷した際には自らの意思で治療している(助けた際には笑顔まで見せている)。『神と神』においても、彼が変わったことをクリリンに説いていた。魔人ブウに神殿を襲われた際は危うくチョコレートに変えられて食われるところだったがミスター・ポポに助けられ生存。その後、魔人ブウとの戦いで重傷を負った悟飯を手当てし、以降の戦いでも魔人ブウ打倒に協力した。

鳥山は、友達になりたいキャラクターとして、悟飯、クリリン、ブルマ、亀仙人と共に、デンデの名を挙げていた[32]。魔人ブウ編初期では身長が伸び、神の装束を着ていたが[33]、後に登場した時にはナメック星編と同じ姿になっていた[34]

『ドラゴンボール超』では、神であるためビルスや超サイヤ人ゴッドになった悟空の気を感じ取る描写がある。宇宙サバイバル編では人造人間17号の居場所を聞きにやってきた悟空のために、神殿ごと移動して17号がいる南の島まで案内する。また、島の近くの村に魔人ブウの生まれ変わりであるウーブが住んでいることを悟空に教え、いずれ正しい力の使い方を教えてあげるべきだと提案する。

ドラゴンボールGT』では悟空によるウーブの修行のために宮殿に頑丈な訓練場を建設するが、2人の激しい修行により崩壊寸前になっていた。ベビー編では地球人同様ベビーに操られ、ベビーに悟空たちの集めた究極のドラゴンボールを渡す。その後、宮殿に超神水を取りに来た界王神をミスター・ポポと一緒に捕まえようとするが、すんでの所で浄化される。悟空が地獄に落ちた際に地獄にいたピッコロと力を合わせて悟空を地上に返した。

TVスペシャル『悟空外伝!勇気の証しは四星球』は100年後の話で、その頃110歳になるパン以外の悟空の仲間は誰も生きていないと作中のナレーションで語られているが、ドラゴンボールは存在している。約200年後のドラゴンボールを描いた『ドラゴンボールオンライン』では、存命中という設定が用意されている。

ゲーム『超サイヤ伝説』では、怯えて戦闘に参加することはできないものの、成長することで仲間の回復ができるようになる。また、ゲームの展開によってはピッコロと同化する場合もある。同化しない場合、フリーザが最終形態になった際に原作同様フリーザに殺害される。

名前の由来は、カタツムリの他の呼び方のでんでんむし[4]

カルゴ

声 - 佐藤聡美(改)

デンデの弟[注 15]。原作では登場して間もなくフリーザに殺されたが、アニメではドドリアに殺される。後に地球のドラゴンボールで生き返った。原作ではフリーザによって最初に殺されたナメック星人でもある。デンデと違い服に帯がなく、アニメでは若干色合いも異なる。

アニメでは地球にワープした際、もう一人のナメック星人の子供(相沢舞〈改〉)と遊んでいる子供が登場しているが、『改』においてはこちらもカルゴとされていた[注 16]

スーパーファミコン用ゲーム『超サイヤ伝説』では本編とは若干ストーリーや設定が異なり、デンデの村とは別の村に住んでいて、家屋の中に隠れていたために事なきを得る。その後、やってきた悟飯たちによって保護され、最長老のもとに辿り着いた時点でパーティから外れるが、悟飯たちが不在の最中にフリーザの襲撃に遭い、殺される。作中ではデンデと違って成長することは無く、特殊能力も持たない完全なノンプレイヤーキャラクターである。

名前の由来は、エスカルゴ[4]

ネイル

声 - 森功至(Z)、楠大典(改、『レイジングブラスト2』以降のゲーム)

ナメック星の戦士で、ピッコロと瓜二つ。最長老の護衛を役目とする戦闘タイプのナメック星人で、戦闘力は42000[35]。原作ではフリーザが最長老と遭遇した時点において、最長老から唯一の戦闘タイプと言われており、ナメック星人の中でも特に高い実力を持つ。その戦闘力はフリーザも評価しており、「部下にほしいくらい」と言わしめた。

当初は最長老を守ることに専念して戦いに赴くことは無かったが、ギニュー特戦隊が来襲すると最長老の命令で悟飯たちの援護に向かうことになる。しかしその途中で、フリーザが最長老のもとへ向かっていることに気付くと来た道を引き返して最長老の救援に向かったため、結局悟飯たちと共闘することはなかった。その後は最長老の家でフリーザを待ち構え、悟飯とクリリンにポルンガを呼び出させるための時間稼ぎとしてフリーザに決死の戦いを挑む。結果は惨敗であり、まったく歯が立たず重傷を負ったものの、時間稼ぎとしての役目を充分に果たすことに成功する。ネイルは激昂したフリーザに放置され、その後に通りかかったピッコロの実力を認めて彼と同化することを願い出る。ピッコロをベースとして同化を行ったことで、ネイルの肉体と自我は基本的に消滅したが、彼の力と意志はピッコロへと受け継がれた[注 17]

ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』では操作キャラクターとして使用可能。最強の戦士タイプとして、ピッコロとの戦いを楽しみにしていた様子が窺える。また初代ピッコロ大魔王やスラッグの異常さを感じ取っていた。『ドラゴンボール ゼノバース2』でも操作キャラクターとして参戦。サブシナリオでは、ナメック星のドラゴンボールを狙ってきたフリーザ一味を追い払うべく主人公と共闘する。

名前の由来は、カタツムリの英名スネイル[4]

最長老

声 - 滝口順平(Z第53話 - 第75話、改)、佐藤正治(Z第100話 - 第105話、ゲーム『ゼノバース2』)、増谷康紀(ゲーム『フュージョンズ』、『カカロット』)

かつてナメック星が異常気象に襲われた際、カタッツの子を除きただ一人生き残った龍族のナメック星人で当時はまだ7人の長老の内の1人だった。その後最長老となり、自ら100人以上のナメック星人を産み、再び繁栄に導いた。とても頭脳明晰で、民からの信頼も厚い。異星人についても詳しく、サイヤ人のみならず遥か遠い星に住む地球人の存在を認知しており、伝説の存在である超サイヤ人の名も口にした。頭に手を当てて人の記憶を探る、遠くから大概の予知ができるなどの超能力を持つ。人の潜在能力を引き出すことができ、劇中では悟飯やクリリン、デンデの潜在能力を引き出した。ブルマたちがナメック星に来た時には死期が近づいており、手と口以外は椅子に座ったまま動かさなかった。他のナメック星人に比べて身体が非常に大きい。スカウターの「ポイント8829401」地点にある2階建ての家の2階に住んでいる。

デンデがポルンガに3つ目の願い事を言おうとした時に寿命で死亡したが[注 18]、地球のドラゴンボールにより、「フリーザ一味に殺された者を生き返らせる」願いによって、フリーザ襲来による圧力によって寿命が縮まったという解釈から、わずかに縮んだ寿命の分だけ復活。デンデらナメック星人と共に地球に脱出した後、ムーリに最長老の任を委ねてこの世を去る。2度目の死は1度目とは違い、自分を尊敬する多くのナメック星人に看取られながら天寿を全うして消滅した。

また、彼の座っていた椅子は手すりと背もたれにドクロの飾りがない以外はピッコロ大魔王が座っていた物とデザインが同じであり、鳥山は「ピッコロ大魔王の頭の中にナメック星にいた頃の記憶が少し残っていたためではないか」と語っている[8]

ムーリ長老

声 - あずさ欣平(Z)、田中亮一(改、ゲーム『カカロット』)

元々はデンデの村の長老で、異常気象でほとんどのナメック星人が死に絶えた後、最長老が最初に生んだ子供。フリーザ一味に村が襲われた時、スカウターでナメック星人の居所を探っていることを見抜き、ドドリアの物も含めて(ザーボンの物はベジータの戦いを探っていて故障し、フリーザはギニュー特戦隊が到着するまでは装着していなかった)スカウターを全て破壊した。その結果、その後のフリーザたちのドラゴンボール探しの妨げとなり、さらにフリーザの部下や側近がベジータに襲われる要因にもなった。ドドリアによって殺されたが、地球のドラゴンボールで生き返る。最長老の没後、次代の最長老となった。最長老に任命されるだけあり、優れた能力を持っており、魔人ブウの頃までにポルンガの願いを何人でも生き返れるようにパワーアップさせる。アニメ版では、先代最長老から力を継承するシーンが描かれた。

名前の由来は、カタツムリ[4]

ツーノ長老

声 - 平野正人(改)

ナメック星の長老の1人。ベジータに村を襲われ村人全員が皆殺しにされた際に、子供もろともベジータに爆殺される。当時ベジータは既に「フリーザ一味」から離反していたため、後に地球のドラゴンボールで「フリーザ一味」に殺された者を生き返らせた際にも誰も生き返っていない[注 19]。アニメではドラゴンボール探しに来た悟飯の手で村人全員の墓が作られた。

名前の由来は、カタツムリの角[4]

その他

老人
声 - 園部啓一(改)
ムーリ村の老人。フリーザに従わないムーリに対し、ザーボンに見せしめに殺される。その後ドラゴンボールで復活。
若者
声 - 真地勇志佐藤浩之(以上、Z)、藤本たかひろ石川和之松原大典(以上、改)
ムーリ村の若者3人組。平常時で1000、気を解放した状態で3000ほどの戦闘力を持ち[36]、フリーザ軍の下級兵を壊滅[注 20]させるが、出撃したドドリアによって全員殺される。その後ドラゴンボールで復活。
長老
声 - 田中亮一(改)
ナメック星の長老の1人。本名は不明。フリーザ一味に村を壊滅させられ、2個目のドラゴンボールである五星球を奪われた際、「揃えたところで貴様らには願いは叶えられん」と警告した。フリーザはこのことを単なる負け惜しみと思い気にも留めなかったが、後に事実と知り愕然とする。

『ドラゴンボールZ』オリジナルキャラクター

戦士タイプのナメック星人
声 - 真地勇志、里内信夫
アニメ『Z』にのみ登場するナメックの戦士。ネイルが時間稼ぎのためにフリーザと闘う直前に乱入。仲間3人で戦いを挑むが気で吹き飛ばされた。戦闘力は全員10000ほど。

『ドラゴンボール超』オリジナルキャラクター

ピリナ、サオネル
声 - 江川央生(ピリナ)、神奈延年(サオネル)
『超』に登場する第6宇宙のナメック星人。同宇宙のサイヤ人のように気質に変化は見られず温和。第7宇宙のナメック星人に比べて肌色が青みがかっている。
エスカ
漫画版『超』に登場。新ナメック星のムーリ村に住むナメック星人の子供。ムーリ最長老から次の最長老に任命された。
ツブリ
漫画版『超』に登場。新ナメック星の長老の一人。
タニッシ
漫画版『超』に登場。ツブリ村の住人。

劇場版オリジナルキャラクター

スラッグ
声 - 屋良有作(劇場版『超サイヤ人だ孫悟空』、ゲーム『ゼノバース2』)、稲田徹(ゲーム『レイジングブラスト2』)
劇場版第7作『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』で初登場。

ゲームオリジナルキャラクター

ツムリー
ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』に登場。
マイーマ
『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』に登場。
ネッケ
ドラゴンボールZ カカロット』に登場。フリーザ軍の兵士に襲われていた子供であり、悟飯に助けられ交流を深める。後にドラゴンボールの願いで地球に移動した際に、他のナメック星人と共に新ナメック星へ行かず地球に留まる。

『ドラゴンボールオンライン』ではナメック星人のアバターが登場しており、鳥山により様々な形状の頭部をしたナメック星人がデザインされている。本作では原作から約250年後のナメック星人が描かれ、人間、魔人とともに地球で共存している[37]


注釈

  1. ^ 作中世界における世界最高のエンジンを搭載してこの月日を要す。
  2. ^ 3重連星。
  3. ^ シリアル星に住んでいるモナイトはナメック人と呼称されており、ナメック星人ではない。
  4. ^ ピッコロ大魔王やスラッグなど、悪の心を持って生まれる個体は稀。
  5. ^ 戦士型とも呼ばれる。
  6. ^ 作中でも腕を再生させる際に苦しむ描写がある。
  7. ^ 消耗は再生する範囲の大きさによって変わる。作中ではピッコロ(マジュニア)、ネイルが使用。
  8. ^ 最長老の家は二階建てだが階段や梯子、昇降機などの類は存在せず、飛行の使用を前提とした構造になっている。
  9. ^ ピッコロ大魔王が爆散する直前に産み落としたピッコロ(マジュニア)は子供の姿だったが、通常のナメック星人より成長が早かった。
  10. ^ ドドリアが測定。『ドラゴンボール大全集』では3000は戦闘タイプの数値。フリーザが最長老と初対面した時点では、ネイルが唯一の戦士型だった。
  11. ^ 戦闘タイプのナメック星人の戦闘数値をフリーザがスカウターで測定した台詞より。
  12. ^ ピッコロ大魔王のみ、1コマだけ5本指になっているシーンがある。
  13. ^ アニメではそのために1個の球だったドラゴンボールを7つに分割して簡単に利用できないようにしたことを亀仙人が伝承として語る。
  14. ^ 神様はセル出現までの4年間の間、妙な胸騒ぎを感じており、その理由を知った際には絶望的な予感を抱いた。
  15. ^ この時点で星に存在していたナメック星人は全員厳密には最長老が産んだ兄弟なのだが、ムーリ長老の村で子供はデンデとカルゴの二人だけで、カルゴは最長老の109番目の子供である。
  16. ^ 服の色合いが異なる。
  17. ^ ネイルとしての記憶と人格はピッコロとの融合後も残り、ピッコロの基本的な人格に吸収された形となった。例えばそれまで界王も呼び捨てにしていたピッコロが最長老に様付けで呼称するようになったなど。アニメではフリーザに対し、ネイルの声色で話す場面もあった。
  18. ^ この時は遺体は消滅せずにそのまま残っている。
  19. ^ ただしアニメ版では、一人だけ負傷して生きていたところをフリーザ一味の雑兵・オーレンが殺害している。
  20. ^ 原作ではアプール一人を除いてほぼ全滅。
  21. ^ 両津がニセ最終回で大原たちをだまして怒りを買ったことから飛ばされている。

出典

  1. ^ 大全集7巻 1996, pp. 18, 「第1章 ドラゴンボール年代記」
  2. ^ 超EGC 2009, pp. 62, 「第2章 ワールドガイド DBの住人 3 ナメック星人」
  3. ^ 大全集7巻 1996, pp. 41, 「第2章 ドラゴンボールの世界」
  4. ^ a b c d e f FOREVER 2004, pp. 159, 「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」
  5. ^ a b 超EGC 2009, pp. 91, 「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜part2」
  6. ^ 鳥山明「序」『鳥山明 THE WORLD SPECIAL』集英社、1990年9月24日、10頁。ISBN 4-08-782404-7 
  7. ^ 大全集4巻 1996, pp. 168, 「鳥山明的超会見」
  8. ^ a b 大全集4巻 1996, pp. 169, 「鳥山明的超会見」
  9. ^ 「鳥山明先生に聞いてみた! SS Q&A」『最強ジャンプ2018年1月号ふろく ドラゴンボールS サイヤ人超最強COMICS』集英社、2017年12月1日、119頁。
  10. ^ 小説『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』集英社(ジャンプ ジェイ ブックス)、2022年6月19日、ISBN 978-4-08-703520-9、147頁。
  11. ^ 大全集7巻 1996, pp. 223, 「第6章 地理事典」
  12. ^ 東映アニメーションの最長老のキャラクター紹介など。
  13. ^ アニメ『ドラゴンボールZ』第107話『生きていた孫悟空Z戦士が全員復活だ!!』
  14. ^ 鳥山明「其之五百九 全宇宙を賭けた試合」『DRAGON BALL 第42巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1995年8月9日、ISBN 4-08-851090-9、93-94頁。
  15. ^ a b 「其之六十九 シリアル星の遷移」『ドラゴンボール超 第16巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2021年8月4日、ISBN 978-4-08-882744-5、42頁。
  16. ^ 超EGC 2009, pp. 18, 「第1章 キャラクターコレクション Heroes collection 7 ピッコロ」
  17. ^ 超EGC 2009, pp. 91, 「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜part2」
  18. ^ 大全集4巻 1996, pp. 39, 「鳥山明が選ぶ究極のベスト 種族のまき」
  19. ^ a b 映画パンフレット『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー 超パンフレット』東映(株)事業推進部、2022年6月11日、24頁。
  20. ^ a b 大全集4巻 1996, pp. 49, 「種族の章 六種族を完全考察 ナメック星人」
  21. ^ 大全集7巻 1996, pp. 155, 「第4章 技事典」
  22. ^ 大全集4巻 1996, pp. 50, 「種族の章 六種族を完全考察 ナメック星人」
  23. ^ 「DRAGON BALL 龍珠問答」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編5』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、223頁。
  24. ^ 鳥山明「其之三百五十五 ピッコロの決意」『DRAGON BALL 第30巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年6月15日、ISBN 4-08-851420-3、90頁。
  25. ^ 後藤広喜編「創刊21周年記念奇蹟イベント2 究極戦士大集合!!カード」『週刊少年ジャンプ』1989年31号、集英社、1989年7月17日、6-8頁、雑誌29933-7/17。 
  26. ^ 超史集 2016, pp. 52, 「DRAGON BALL SECRET FILE 週刊少年ジャンプ なつかしの特集ページ」
  27. ^ 劇場版第4作より。
  28. ^ 大全集7巻 1996, pp. 160, 「第4章 技事典」
  29. ^ 週刊少年ジャンプ特別編集「ドラゴンボール&ドラゴンボールZ キャラクター大辞典」『ドラゴンボールZ アニメ・スペシャル』集英社、雑誌29939-10/18、97頁。
  30. ^ Vジャンプ編集部 編「孫家のだんらん〈昼食編〉」『バンプレスト公式 DRAGON BALL Z 舞空闘劇』集英社〈Vジャンプブックスゲームシリーズ〉、2004年3月31日、30頁。ISBN 4-08-779283-8 
  31. ^ 大全集7巻 1996, pp. 129, 「第4章 技事典」
  32. ^ 木下暢起 編「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月9日、93頁。ISBN 978-4-08-874803-0 
  33. ^ 鳥山明「其之四百二十六 天下一武道会」『DRAGON BALL 第36巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉1993年11月9日、ISBN 4-08- 851495-5、87頁。
  34. ^ 鳥山明「其之四百六十九 かすかな希望」『DRAGON BALL 第39巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1994年12月7日、ISBN 4-08-851498-X、131頁。
  35. ^ 鳥山明「其之二百八十六 ナメック星の戦士ネイル」『DRAGON BALL 第24巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1991年1月15日、ISBN 4-08-851414-9、140頁。
  36. ^ 鳥山明「其之二百五十三 ある村の攻防戦」『DRAGON BALL 第22巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1990年7月15日、ISBN 4-08-851619-2、12・17頁。
  37. ^ “「ドラゴンボールオンライン」の実現に必要だった二つのフュージョンとは? ICON2009で行われたNTL高宮氏の講演を紹介”. 4Gamer.net. (2009年12月3日). https://www.4gamer.net/games/038/G003825/20091203021/ 2017年9月8日閲覧。 


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