ディオ (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 06:36 UTC 版)
ディオ Dio | |
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![]() | |
基本情報 | |
出身地 |
![]() ニューヨーク州コートランド |
ジャンル | ヘヴィメタル |
活動期間 | 1982年 – 2010年 |
レーベル |
ワーナー・ブラザース・レコード ヴァーティゴ マーキュリー・レコード リプリーズ・レコード Mayhem Records SPV/Steamhammer Spitfire Records サンクチュアリ・レコード |
公式サイト | ronniejamesdio.com |
メンバー |
ロニー・ジェイムス・ディオ (Vo) クレイグ・ゴールディ (G) ルディ・サーゾ (B)) サイモン・ライト (Ds) スコット・ウォーレン (Key) |
旧メンバー |
ヴィヴィアン・キャンベル (G) ジミー・ベイン (B) ヴィニー・アピス (Ds) ほか 別記参照 |
HR/HMバンド「レインボー」や「ブラック・サバス」の元ヴォーカリストでもあった、ロニー・ジェイムス・ディオが主宰するグループ。1980年代の英米メタルムーブメントから活動する存在であったが、2010年 ロニーの死去により消滅した。
歴史
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1982年10月に「ブラック・サバス」を脱退したロニー・ジェイムス・ディオは、共に脱退したドラムのヴィニー・アピスを帯同し、かつてレインボーで行動を共にしたベーシストのジミー・ベイン、元ラットのギタリスト、ジェイク・E・リーを得たロニーは自ら率いるバンド「ディオ」を結成。しかし、ジェイクはロニーとの音楽性の違いから1ヶ月でバンドを脱退し、後任に元スウィート・サベージのヴィヴィアン・キャンベルが加入。このメンバーで翌年、イギリスで行われたレディング・フェスティバルに出演すると共にアルバム『情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー』でデビューした。この時期にキーボーディストのクロード・シェネルも加入し、5人編成で活動を始める。
1986年、ヴィヴィアンが脱退し、後任にクレイグ・コールディが加入。翌年『ドリーム・イーヴル』をリリース。
1989年、ジミーとヴィニーが脱退し、後任にテディ・クック、サイモン・ライトが加入。翌年『ロック・アップ・ザ・ウルブス』をリリース。
1991年、ロニーのブラック・サバス復帰に伴い活動休止したが、1993年にブラック・サバスを再離脱してロニー、ヴィニー、トレイシー・G、ジェフ・ピルソン、スコット・ウォーレンのラインナップで活動を再開し、その後も精力的に作品を発表しライヴ活動も行った。
バンドの音楽性はディオが「レインボー」や「ブラック・サバス」などで培ってきた幻想的な詞の世界とヘヴィメタル様式を巧みに組み合わせたもので、世界中で人気を博した。が、自身がかつて在籍したレインボーのように、メンバーチェンジが非常に多く、音楽性も変遷を続けた。特にブラック・サバス再脱退後の『ストレンジ・ハイウェイズ』、『アングリー・マシーンズ』はギタリストに、モダン・ヘヴィネス的な音楽性に長けているトレイシー・Gを起用したことにより、バンドの本来の持ち味の幻想的な世界観、レインボー及びブラック・サバス譲りのメロディアスさがほぼ無くなり、多くのファンを失望させ、非難を受けた。しかしクレイグ・ゴールディが復帰した次作『マジカ』で本来の持ち味を取り戻す。
2006年にロニーは、ブラック・サバスのアルバム『悪魔の掟』制作時のラインナップで「ヘヴン・アンド・ヘル」名義の活動を開始したが[1]、Dioとしての活動も並行して行い、同年10月には「LOUD PARK 2006」にコ・ヘッドライナーとして出演した。
2008年には5月27日から6月21日まで、ヨーロッパ、北欧に地域を限定したミニツアーを行った。その後ロニーがヘヴン・アンド・ヘルに専念するため活動休止した。
2010年5月16日、ロニーが胃癌で逝去[2]。バンドはそのまま活動再開することなく、実質上解散した。
ロニーの死後、残されたメンバーは2011年から「ディオ・ディサプルズ (Dio Disciples)」として活動を開始。翌年にはヴィヴィアン・キャンベル、ジミー・ベイン、ヴィニー・アピスの創設メンバーを中心としたバンド「ラスト・イン・ライン (Last In Line)」も活動を始めた[3]。
2016年、ドイツのHR/HMフェス『ヴァッケン・オープン・エア』にてロニーのホログラムが公開され、翌2017年からディオ・ディサプルズのバンド帯同による世界ツアーを開始した[4]。
メンバー
最終ラインナップ
- ロニー・ジェイムス・ディオ Ronnie James Dio - ボーカル (1982年–2010年)
- クレイグ・ゴールディ Craig Goldy - ギター (1986年–1989年、1999年–2001年、2004年–2005年、2006年–2010年)
- ルディ・サーゾ Rudy Sarzo - ベース (2005年–2010年)
- サイモン・ライト Simon Wright - ドラムス (1989年–1991年、1998年–2010年)
- スコット・ウォーレン Scott Warren - キーボード (1993年–2010年)
-
ロニー・ジェイムス・ディオ(Vo) 2007年
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クレイグ・ゴールディ(G) 2012年
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ルディ・サーゾ(B) 2009年
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サイモン・ライト(Ds) 2006年
-
スコット・ウォーレン(Key) 2012年
旧メンバー
ギター
- ジェイク・E・リー Jake E. Lee(1982年)
- 加入前はラットで活動していた。脱退後はオジー・オズボーンのバンドに加入
- ヴィヴィアン・キャンベル Vivian Campbell(1982年–1986年)
- ローワン・ロバートソン Rowan Robertson(1989年–1991年)
- トレイシー・G Tracy Grijalva(1993年–1999年)
- ダグ・アルドリッチ Doug Aldrich(2001年–2004年、2005年–2006年)
- クレイグが家族の事情で離脱していた期間に参加していたが、ホワイトスネイクへの加入に伴い脱退。
ベース
- ジミー・ベイン Jimmy Bain(1982年–1989年、1999年–2004年)
- ディオ加入以前はレインボーのメンバーとしていた。2004年の脱退後はソロ活動やラスト・イン・ラインのメンバーとして活動していたが、2016年1月に逝去した。
- テディ・クック Teddy Cook(1989年–1991年)
- ジェフ・ピルソン Jeff Pilson(1993年–1997年、2004年–2005年)
- ラリー・デニンソン Larry "Bones" Dennison(1997年–1999年)
ドラムス
- ヴィニー・アピス Vinny Appice(1982年–1989年、1993年–1998年)
- 加入前及び一回目の脱退後はブラック・サバス、二回目の脱退後はヘヴン・アンド・ヘルやラスト・イン・ラインのメンバーとして活動。
キーボード
- クロード・シェネル Claude Schnell(1983年–1989年)
- イェンス・ヨハンソン Jens Johansson(1989年–1991年)
- 現在はストラトヴァリウスやレインボーのメンバーとして活動している。
ボーカル | ギター | ベース | ドラムス | キーボード | |
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1982年-1983年 | ロニー・ジェイムス・ディオ | ヴィヴィアン・キャンベル | ジミー・ベイン | ヴィニー・アピス | (不在) |
1983年-1985年 | クロード・シュネル | ||||
1986年-1989年 | クレイグ・ゴールディ | ||||
1990年 | ローワン・ロバートソン | テディ・クック | サイモン・ライト | イェンス・ヨハンソン | |
1993年-1997年 | トレイシー・G | ジェフ・ピルソン | ヴィニー・アピス | スコット・ウォーレン | |
1997年-1999年 | ラリー・デニンソン | ||||
1999年-2001年 | クレイグ・ゴールディ | ジミー・ベイン | サイモン・ライト | ||
2001年-2004年 | ダグ・アルドリッチ | ||||
2004年-2005年 | クレイグ・ゴールディ | ジェフ・ピルソン | |||
2005年-2006年 | ダグ・アルドリッチ | ルディ・サーゾ | |||
2006年-2010年 | クレイグ・ゴールディ |
- ^ “HEAVEN AND HELL ライブレポート!”. 激ロック (2007年). 2017年12月23日閲覧。
- ^ “ロニー・ジェイムズ・ディオ、死去”. BARKS (2010年5月18日). 2017年12月23日閲覧。
- ^ “ヴィヴィアン・キャンベル「ディオのホログラム、ウィンウィンになるかも」”. BARKS (2010年9月13日). 2017年12月23日閲覧。
- ^ “ロニー・ジェイムス・ディオ、“ディオ復活”ツアー開催。日本公演も”. BARKS (2010年7月27日). 2017年12月23日閲覧。
- 1 ディオ (バンド)とは
- 2 ディオ (バンド)の概要
- 3 ディスコグラフィ
- 4 日本公演
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