ジャム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 04:38 UTC 版)
ロシアのジャム
ロシアには、ヴァレニエと呼ばれる果物を甘く煮たものがある。これもジャムとされることがあるが、果肉の形を残すことが多いことからプレザーブに近い[独自研究?]。また、ロシア人は紅茶に砂糖を入れる代わりに、ヴァレニエを舐めながら飲む習慣がある。ヴァレニエを湯に溶かして飲むこともある。
日本で紅茶にジャムを入れたものを「ロシアンティー」と称するが、ロシアでは紅茶にヴァレニエを入れることは少ない。柚子ジャムを湯で溶かしたものを柚子ティーと言うのと同じく、ヴァレニエを湯に溶かしたものがティーと混同されて誤解が生じた可能性がある[独自研究?]。
関連項目
- 餡
- 梅ジャム - 梅の生果実のジャムのほか、駄菓子の一種に梅干しのジャムがある。
- 加勢以多 - 南蛮菓子を起源とする熊本県の郷土菓子。熊本での栽培が途絶えるまでは、マルメロの実のジャムを使って作られていた。
- コンポート - ジャムよりも果物の食感や風味を残した保存方法。
- ジャムパン - あんパンと同じようにパンの中にジャムを詰めたもの。イチゴジャムが多く用いられる。
- 西瓜糖 - 西瓜の果肉を加熱して濃縮したもの。ただし、ジャムのように砂糖を入れることはない。そのままで健康食品としたり、甘味料として用いたりする。
- チャツネ - インド料理の一つ。日本ではジャムのようなものを指すが、それは現地のものとは大きく異なる。
- ナスジャム - ナスを使ったアゼルバイジャンとトルコのジャム。日本でも作られる。
- 柚練り - 柚子のジャム。そのままで食べるほか、菓子の材料にする。
- カヤジャム - ココナッツミルクを主材とし、アヒルの卵/鶏卵、ヤシ糖、パンダンリーフを使用したジャム。主にシンガポール、マレーシアで食される。
脚注
注釈
出典
- ^ “コンポート”. 百科事典マイペディア. 2022年6月22日閲覧。
- ^ 川手浩司(日本ジャム工業組合事務局長) (2009年9月). “ジャムと砂糖のはなし”. 農畜産業振興機構. 2022年6月22日閲覧。
- ^ “ジャムの語源と起源”. 日本ジャム工業組合. 2022年6月22日閲覧。
- ^ a b “ジャム(食品)”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “日本農林規格 JAS 0524:2019 ジャム類”. 農林水産省 (2019年10月18日). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “日本ジャム工業組合の情報”. 法人番号公表サイト. 国税庁 (2020年9月17日). 2022年9月5日閲覧。
- ^ “日本ジャム工業組合組合員とホームページのご案内”. 日本ジャム工業組合. 2022年9月5日閲覧。
ジャムと同じ種類の言葉
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