コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2
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音楽
『CoDシリーズ』では、映画音楽の作曲家を起用する傾向にあり、本作ではドイツの作曲家ハンス・ジマーがテーマ曲を作った(サウンドトラックはローン・バルフが担当した)[27]。彼にとって、ビデオゲームの作曲はこれが初めてだという。なお、『CoD4』の音楽を担当したハリー・グレッグソン=ウィリアムズは、ハンス・ジマーの作曲家グループに所属している知人である。
日本における問題点
- 日本語版は多くの台詞に翻訳ミスが存在する。一例を挙げるならば、空港でマカロフが他のテロリストに言う台詞が英語版では「Remember - no Russian.」(いいか、ロシア語は使うな)となっているが、日本語版では「殺せ、ロシア人だ」と誤訳されている。これは、ロシア人テロリストらが米国の犯行に見せかけるため、正体を隠すよう「ロシア語で喋るな」という意味で言った。しかし、日本語版では「ロシア人を一人も生かすな」という意味で翻訳されている。また、この誤訳は日本国外のゲーム情報サイトでもニュースとして取り上げられた[28][29]。
- このミッションがマカロフ一味による『空港の民間人を虐殺し、それをアメリカの仕業に偽装する』ものだが、日本語版とドイツ語版では『民間人を殺傷するとゲームオーバー』という、ストーリーの流れに反する形に改変されている。また、ロシア語版はステージ自体がカットされている。詳細はNo Russianにて。
- なお、日本語版は「日本語吹替の音声」しか収録されておらず、英語音声に切り替えることはできない。それを理由に(前述の誤訳もあって)日本語版の購入予約がキャンセルされた小売店も存在する[30]。これらの経緯により、『コール オブ デューティ ブラックオプス』からは吹き替え版と原語版の両方が発売されている。
- 2020年4月1日よりリリースされたキャンペーンモードのリメイク版である『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2 キャンペーン リマスタード』では問題となっていた誤訳は音声の再録も含めて修正された[31]。但し、「No Russian」の『民間人を殺傷するとゲームオーバー』はそのままとなっている。音声の変更はゲーム上からは出来ないが、本体の言語設定を変えると音声も変わる。
- 日本においては、国外向けに販売されたPC版(北米・欧州・アジア・オーストラリア版)が、正規品にもかかわらずSteamの認証で弾かれ、プレイできない問題も発生した。
- 「Steamの認証が必須」であることと、「日本国内ではプレイできない」ことは発売前からアナウンスされておらず、また輸入代理店側も何も知らされないまま発売したため大混乱に陥ってしまい、対応に追われることとなった。これについて、日本でPC版も含めたローカライズの権限を持っているスクウェア・エニックスの代表・和田洋一は2010年6月25日にTwitter上で「Steamのリージョンブロックをできる権限はない」と発言している[32]。
売上
アメリカ・カナダ・イギリスの3ヶ国だけで発売後24時間の売り上げが470万本、売上額は3億1,000万ドル(約280億円)に達した。
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注釈
- ^ 本作が発売されるまではすべてCERO C指定(15歳以上対象)となるよう制作されていた。
- ^ ファンの一人のAce_Is_RebornがTwitterでソープのファーストネームを質問したところ、ボウリング(アカウント名:Fourzertwo)が「ファーストネームはジョンです」と回答した。
- ^ アメリカ陸軍の「Private First Class(PFC)」は上等兵という意味。二等兵は一等兵も含めて「Private」と呼ぶ。
- ^ 英語版の原文では「General Shepherd」と表記されている。
- ^ 一例を挙げれば、中将では海兵隊の指揮権がない(指揮権は通常合衆国大統領が発布し、総司令官経由で伝達される)、中将では司令官になれない(1945年に連邦議会で「海兵隊総司令官は大将が務める」と言う法令が発布されており、当時のアレクサンダー・ヴァンデグリフトが中将から大将へと昇進した例がある)、服装に矛盾があるなど。
- ^ 地上設置式フェーズドアレイ型超大型早期警戒レーダー網。
- ^ 映画「クローバーフィールド」にも同名の作戦が登場している。
- ^ F-15Eではない。また、何故か海軍の所属となっており、爆撃任務にも頻繁に参加している。
- ^ 105ミリ砲装備形。
- ^ M151 RWS装備。
- ^ M134D ミニガンを搭載し、テクニカルとしたもの。
出典
- ^ メディアクリエイト調べ
- ^ Call of Duty: A Short History
- ^ “『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』は日本語音声、字幕のみ - ファミ通.com”. www.famitsu.com. 2023年2月2日閲覧。
- ^ “Call of Duty: Modern Warfare 2” (英語). Metacritic. 2022年10月9日閲覧。
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- ^ “Video Game Award Winners Announced” (英語). www.bafta.org (2010年3月19日). 2023年9月23日閲覧。
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- ^ “大注目ゲーム「モダン・ウォーフェア2」、英国で暴力描写めぐり論戦”. www.afpbb.com. 2020年8月19日閲覧。
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- ^ a b http://gamescom.gamespot.com/story/6215597/modern-warfare-2-special-ops-impressions?tag=top_stories%3Bstory%3B1
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- ^ [1]
- ^ Modern Warfare 2 Japanese Localization Misses the Point(1up.com)
- ^ Modern Warfare 2's Japanese Dub Makes a Major Mistranslation(kombo.com)
- ^ 「ファミ通Xbox360」2010年 02月号 - 外国人ゲームショップ店長のつぶやき No.12 『2009年に売れた洋ゲー』より
- ^ “【吉田輝和の絵日記】「10秒~!」「殺せ、ロシア人だ」は無くなった!シングルFPS『CoD: MW2 キャンペーン リマスタード』”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2020年10月2日閲覧。
- ^ Twitter / 和田洋一: まさか、そんな権限ありません。
- ^ http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B002NWK71U/ref=ord_cart_shr?_encoding=UTF8&m=ATVPDKIKX0DER&v=glance Call of Duty: Modern Warfare 2 - Veteran ARTFX Statue
- ^ http://www.kotaku.jp/2010/11/cod_iw_reconsutructed.html
- ^ VG247 » Blog Archive » Activision may close PlayStation Network Black Ops servers
- ^ “Call of Duty: Modern Warfare 2 Campaign Remastered” (英語). www.metacritic.com. 2023年10月10日閲覧。
- ^ “『CoD モダン・ウォーフェア2』キャンペーンのリマスター版が登場。本日よりPS4で先行して配信開始 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2023年1月13日閲覧。
- ^ “『CoD:MW2 キャンペーン リマスタード』Xbox One、PCで配信。『CoD:MW』&『CoD:ウォーゾーン』で使用可能な武器チャームなどが付属 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2023年1月13日閲覧。
- ^ Phillips, Tom (2020年4月1日). “There's no No Russian in Russia as Sony Russia refuses Call of Duty: Modern Warfare 2 Remastered” (英語). Eurogamer. 2021年6月23日閲覧。
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