キョウジョシギ 分布

キョウジョシギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 00:41 UTC 版)

分布

ユーラシア大陸北部、北アメリカ北部のツンドラ地帯で繁殖し、冬季は南アジア南アメリカアフリカオーストラリアなどに渡り、越冬する。

日本では、旅鳥としての渡りの時に多数飛来する。南西諸島では越冬するものもいる。[1]

形態

体長約24cm。「シギ」といってもくちばしと足が短くずんぐりとした体形で、チドリ類のような外見をしている。このため、以前はチドリ科に分類されていたこともあった。足は橙色で腹が白く、胸と顔に黒い模様がある。夏羽では背中側が茶色と黒のまだら模様で、頭に白い部分が現れる。冬羽は頭と背中が茶色で、鱗のような模様になる。

生態

非繁殖期は干潟岩礁水田などに生息する。数十羽の群れを形成する。水辺の小石や海藻、木片などをくちばしでひっくり返しながら餌を探す習性があり、短くて丈夫なくちばしはこの時に役立つ。小さな昆虫ゴカイ甲殻類などを捕食するが、動物の死骸や生ゴミも食べる。二枚貝を捕食する場合は殻を開いて中の身を食べる。[1]

ツンドラ地帯の地上に営巣し、3 - 4個のを産む。子育てはオスとメスが協力しておこなう。

関連項目


  1. ^ a b 叶内拓哉、阿部直哉、上田秀雄『山渓ハンディ図鑑7 新版 日本の野鳥』山と渓谷社、2014年、270-271頁。 ISBN 978-4-635-07033-1


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