ねじ式 書籍情報

ねじ式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/19 01:45 UTC 版)

書籍情報

  • 月刊漫画ガロ増刊号「つげ義春特集」 (青林堂 1968年6月)※初出誌
  • つげ義春作品集 (青林堂 1973年7月)※75年6月改訂
  • ねじ式 (小学館文庫 1976年4月)※94年12月改訂
  • つげ義春全集6「ねじ式・夜が掴む」 (筑摩書房 1994年2月)
  • ねじ式 つげ義春作品集 (青林工藝舎 2000年6月)※18年1月改訂
  • つげ義春自選集1「ねじ式」 (嶋中書店 2002年10月)
  • つげ義春傑作選1「ねじ式」 (嶋中書店 2003年5月)

映画

1998年公開。石井輝男プロダクション制作。

売れない貸本漫画家の青年、ツベ(浅野忠信)が貧困と虚無感から逃れるように、あてもない放浪の旅に出る様子を描く。主人公のツベの足取りを追う放浪記的な形式を取っており、『ねじ式』や『もっきり屋の少女』『やなぎ屋主人』など複数の作品を映像化したオムニバス作品である。『やなぎ屋主人』の作中にも登場する、映画『網走番外地』を撮った監督、石井輝男が自ら『やなぎ屋主人』を制作するという点でも話題になった。

『ねじ式』の街の看板や『もっきり屋の少女』の居酒屋内の貼り紙などは、細部丁寧に再現されている。

出演

スタッフ

  • 制作・監督・脚本 - 石井輝男
  • 助監督 - 三木秀則
  • 監督助手 - 広崎哲也
  • 撮影 - 角井孝博
  • 音楽 - 瀬川憲一
  • 録音 - 曽我薫
  • 照明 - 野口素胖

ソフト化

2003年ケイエスエスからDVDが発売されている。レターボックスでの収録。

脚注


  1. ^ つげ義春「ねじ式」『月刊漫画ガロ』第47巻6月増刊号、つげ義春特集、青林堂東京、1968年6月10日、3-25頁、2018年10月9日閲覧 
  2. ^ 権藤晋つげ義春 幻想紀行立風書房、1998年1月 ISBN 4-651-70077-2
  3. ^ 『精神衰弱』 - コトバンク
  4. ^ a b c d e f g つげ義春、権藤晋『つげ義春漫画術』 下巻、ワイズ出版、東京、1993年10月。ISBN 978-4-94-873519-4 
  5. ^ スペクテイター 第41号, p. 118.
  6. ^ a b スペクテイター 第41号.
  7. ^ a b アサヒグラフ』(朝日新聞社 1969年2月14日号“不条理”なマンガ家 つげ義春)
  8. ^ 『芸術新潮』(新潮社)2014年1月号
  9. ^ 高野慎三『つげ義春1968』(筑摩書房 2002年9月10日)
  10. ^ スペクテイター 第41号, p. 116.
  11. ^ つげ義春とぼく』(1977年6月 晶文社
  12. ^ 東京シティビュー公式サイト「ねじ式展」”. 2019年10月17日閲覧。
  13. ^ TECH+ インタビュー 村上隆「日本はアートに対して無知」 - 映画『めめめのくらげ』
  14. ^ 鴨川ビタミンウォーク ガイドブック「絵かきの里コース」
  15. ^ 高野慎三「テッテ的 - 一九六八年某月某日」『ユリイカ』1982年3月号、青土社、東京、1982年3月、142-147頁、ISSN 1342-56412018年10月9日閲覧 
  16. ^ 樋口和彦「夢分析とつげ義春」『ユリイカ』1982年3月号、青土社、東京、1982年3月、137-141頁、ISSN 1342-56412018年10月9日閲覧 
  17. ^ 福島章「つげ義春再論」『ユリイカ』1982年3月号、青土社、東京、1982年3月、126-129頁、ISSN 1342-56412018年10月9日閲覧 
  18. ^ 『書物の宇宙誌: 澁澤龍彦蔵書目録』375頁。
  19. ^ 押井守監督が語る「つげ義春」作品の魅力と本質”. Togetter (2019年11月8日). 2019年11月11日閲覧。
  20. ^ 『アックス』Vol.119 特集つげ義春(青林工藝舎 2017年10月31日発行)
  21. ^ 赤塚不二夫『ラディカル・ギャク・セッション』河出書房新社、1988年。






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