悲劇的結末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 06:23 UTC 版)
『ホメーロス風讃歌』によると、エーオースはゼウスに願い、ティートーノスを不死にしてもらった。ところが不老にしてもらうのを忘れたため、若々しい間は女神からの愛を享受していたが、老いが深まるとともにエーオースの足は遠のいて行った。それでも館の中で神々の飲食物で世話をしていたが、身体を動かすことが出来なくなったとき、ティートーノスを奥深い部屋に移して扉を閉ざし、2度と近づかなかった。しかしティートーノスは今も生きていて、その声は扉の向こうから聞こえてくるという。別の話によると老いさらばえたティートーノスは最後には声だけの存在となり、エーオースによってセミの姿に変えられたとされる。 なお、子供のうちエーマティオーンはヘーラクレースに殺された。またメムノーンはトロイア戦争でエチオピア勢を率いて戦った英雄である。
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