尿蛋白とは? わかりやすく解説

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にょう‐たんぱく〔ネウ‐〕【尿×蛋白】

読み方:にょうたんぱく

尿に含まれるたんぱく質のこと。健康な人でも尿には微量たんぱく質含まれているが、一定量以上含まれる場合腎臓尿路障害疑われる

[補説] 健康な人でも激し運動発熱時、起立時などに一時的に尿蛋白が増加することがあり(生理的蛋白尿)、病的な蛋白尿とは区別される


尿蛋白 (にょうたんぱく)

ふつう、たんぱく質成分尿中には出ません。けれど妊娠中は全身血液量が増え新陳代謝亢進するため、それをろ過する腎臓にも負担かかりますこうした理由から、妊娠中は尿中たんぱくが出やすくなるのです。母子健康手帳(尿蛋白)には、問題なしたんぱく出ていない)なら(−)、たんぱく出ている場合程度によって(1+)(2+となります。(1+)でもたんぱく量は微量ですし、妊娠にともなう生理的な変化いえますが、高血圧もある場合は、妊娠高血圧症候群疑われます。

尿蛋白

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 13:22 UTC 版)

尿蛋白(にょうたんぱく)とは臨床検査の一つ。腎臓機能の測定のために使用される。

概要

健常人であれば糸球体で濾過された蛋白質近位尿細管で大部分が再吸収され、尿中に排泄されるのは多くても100mg/日程度である。腎機能が傷害されて再吸収が阻害されると、濾過された蛋白質が尿中に排泄されて検査陽性となり、いわゆる蛋白尿と呼ばれる状態となる。

測定法

試験紙法
pH指示薬の蛋白誤差を利用した方法で、尿中のアルブミンのみを検出する。感度は10〜20mg/dl程度である。
スルホサリチル酸法
酸による蛋白の変性を利用した方法で、尿中にアルブミンとグロブリンが含まれていると、スルホサリチル酸の陰イオンとイオン結合をして沈殿する。感度は5mg/dl以上である。
煮沸法
蛋白の熱変性を利用した方法で、尿中のアルブミンとグロブリンが熱により変性して凝固、沈殿する。感度は20mg/dl以上である。

陽性条件

注意点

正常であっても運動後や入浴後などでは陽性となる可能性もあるので、検査前日は激しい運動を控えたり、早朝尿を測定したりする必要がある。また、陽性となった場合は再測定を行い、偽陽性を減らす必要がある。




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