塩化金酸

デジタル大辞泉

えんかきん‐さん〔エンクワキン‐〕【塩化金酸】

読み方：えんかきんさん

金を王水に溶かして得られる淡黄色の針状結晶。水・アルコールに溶ける。化学式HAuCl₄　テトラクロロ金酸。金塩化水素酸。

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テトラクロリド金(III)酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/21 03:15 UTC 版)

テトラクロリド金(III)酸

物質名
IUPAC名 tetrachloroauric(III) acid
別名 塩化金酸
識別情報
CAS登録番号	16903-35-8  16961-25-4 (三水和物)
3D model (JSmol)	Interactive image
ChemSpider	26171
ECHA InfoCard	100.037.211
EC番号	240-948-4
PubChem CID	28133
UNII	8H372EGX3V  31KV0KH4AY (三水和物)
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID90156444、DTXSID701014499
InChI InChI=1S/Au.4ClH/h;4*1H/q+3;;;;/p-3  Key: VDLSFRRYNGEBEJ-UHFFFAOYSA-K  InChI=1/Au.4ClH.Na/h;4*1H;/q+3;;;;;+1/p-4/rAuCl4.Na/c2-1(3,4)5;/q-1;+1 Key: IXPWAPCEBHEFOV-ACHCXQQJAP InChI=1/Au.4ClH/h;4*1H/q+3;;;;/p-3/rAuCl4/c2-1(3,4)5/q-1/p+1 Key: VDLSFRRYNGEBEJ-ZXMCYSOYAI
SMILES [H+].Cl[Au-](Cl)(Cl)Cl
性質
化学式	H[AuCl 4]
モル質量	339.785 g/mol (無水物) 393.833 g/mol (三水和物) 411.85 g/mol (四水和物)
外観	黄橙色の針状結晶、吸湿性
密度	3.9 g/cm3 (無水物) 2.89 g/cm3 (四水和物)
融点	254 °C (489 °F; 527 K) (分解)
水への溶解度	350 g of H[AuCl 4] in 100 g of H 2O
溶解度	エタノール、エステル、エーテル、ケトンに溶ける。
log POW	2.67510
共役塩基	テトラクロロ金(III)酸塩
構造
結晶構造	単斜晶系
危険性
GHS表示:
絵表示
重要な用語	Danger
危険性報告	H302, H314, H317, H373, H411
予防報告	P260, P261, P264, P272, P280, P301+P330+P331, P302+P352, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P321, P333+P313, P363, P405, P501
NFPA 704（ファイア・ダイアモンド）	3 0 1
安全データシート (SDS)	JT Baker
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

テトラクロリド金(III)酸（テトラクロリドきん さん さん、英: tetrachloroauric(III) acid）は、化学式が HAuCl₄ と表される3価の金のクロリド錯体である。四塩化金酸とも呼ばれる。

製法

金を王水に溶かすことによって得られる。

${\ce {{Au}+ {NOCl}+ {Cl2}+ HCl -> {H[AuCl4]}+ NO}}$ カテゴリ

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「塩化金酸」の例文・使い方・用例・文例

• 塩化金酸という化合物