ラリー・ポイント制とは? わかりやすく解説

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ラリーポイント‐せい【ラリーポイント制】

読み方:らりーぽいんとせい

バレーボールバドミントンなどで、サーブ有無に関係なく得点が入るとするルール


ラリーポイント制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 00:30 UTC 版)

ラリーポイント制とは、自チームの攻撃決定時や相手チームのミス・反則時に、サーブ権の有無にかかわらず点数が入るルール。テニス卓球バレーボールバドミントンなどで採用されている。

これに対し、サーブを行ったチームがラリーに勝った場合のみ点数が入り、サーブ権を持たないチームがラリーに勝った場合はサーブ権を得るというルールは「サイドアウト制」(サービスポイント制)と呼ばれる。

テニスにおいて

テニスでは1988年のソウル五輪後にラリーポイント制に変更された。

卓球において

バレーボールにおいて

バレーボールでは、1セット15点先取・サイドアウト制に代わって1999年に国際ルールとして採用された。サイドアウト制は長時間試合になる傾向にあり、かつ終了時刻が大きく遅れることが多く、大会運営上非常に不都合であった。更にテレビ中継にも適しているとは言えず、各テレビ局から放映権の放棄を示唆されたことがルール改正のきっかけとなった。

現在のラリーポイント制は「5セットマッチ3セット先取の完全ラリーポイント制、第1~4セットまでは25点先取、第5セットのみ15点先取」というものであるが、正式導入以前には以下のようないくつかのルールが試行された。これらはいずれも分かりにくく不評だったため、以降の大会で採用されることはなかった。

  • 1997年ワールドグランドチャンピオンズカップにおける25分併用ルール
    • 5セットマッチで、第5セットのみラリーポイント制。
    • 第1~第4セットまでは各セットごとに時間制限を設けて、25分59秒まではサイドアウト制、26分00秒以降はラリーポイント制
  • 1998年4月に行われたVリーグオールスターゲームで採用されたルール
    • ラリーポイント制で21点先取のゲームを、1セットに2ゲーム、合計2セット行う。
    • 一方のチームが2ゲームともとった時は、そのセットを獲得する。両チームが1ゲームずつ獲得した時は7点先取のゲームを行い、そのゲームに勝ったチームがそのセットを獲得する。
    • 一方のチームが2セット獲得したら、その試合の勝者となる。両チームが1セットずつとった時は15点先取の第3セットを行い、その試合の勝者を決める。
  • 1988年ソウルオリンピック後に採用されたルール
    • 第5セットのみラリーポイント制(15点制、デュース時は2点差がつくまで無制限)

なお、日本においては1930年にラリーポイント制が導入され、1934年の極東選手権でも適用された。その後も極東ルール(9人制)バレーはラリーポイント制で行われている。

バドミントンにおいて

バドミントンでは、サイドアウト制に代わって2006年に国際ルールとして採用された。

その他

脚注

外部リンク


ラリーポイント制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 04:43 UTC 版)

バレーボールの用語一覧」の記事における「ラリーポイント制」の解説

サーブ有無かかわらずラリー勝った場合得点するシステム以前サイドアウト制だったが、1999年FIVBルール改正によりラリーポイント制が採用されている。

※この「ラリーポイント制」の解説は、「バレーボールの用語一覧」の解説の一部です。
「ラリーポイント制」を含む「バレーボールの用語一覧」の記事については、「バレーボールの用語一覧」の概要を参照ください。

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