ダイビングマスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:56 UTC 版)
ダイビングマスク(英: diving mask, dive mask)とは、簡単な水遊びにも用いられる水中眼鏡/水中めがね(水泳など水中活動対応型のゴーグル。英: underwater glasses)よりやや複雑な構造をしており、水中での眼の保護と視覚の補正という水中眼鏡の機能に加えて、鼻から呼吸器系への水の進入を防ぐ機能をもつものをいう。日本語では「水中マスク」あるいは外来語で「ダイビングマスク」という。 単に潜水するだけなら口で呼吸する必要は無く、息が続く限りで活動するのみであり、また、水中での視界を確保するだけなら水中眼鏡で事足りるため、古代より生業として続けられている素潜り漁などは現代でも水中眼鏡を使うようであるが、スポーツ化した素潜りでは水中マスクが使われることが多い。潜水中でも水上の大気を取り込んで呼吸できるスノーケル(シュノーケル)を併用することで潜水時間を引き延ばせる。また、レギュレーターを通してスクーバタンクと口を繋げるスクーバ(スキューバ、水中肺、自給気式水中呼吸装置)を使えば、潜水者はスノーケリング(シュノーケリング)では実現できない高度な潜水活動が可能となるが、水中マスクがあることで初めて安定的に使用することができる。眼・鼻だけでなく口まで覆ってしまうフルフェイス型の水中マスク「ダイビングフルフェイスマスク(英: diving full face mask)」もあるが、このタイプは、マスクと一体化しているスノーケルか、スクーバが欠かせない。フルフェイス型でない、口を覆わない旧来型は「ダイビングハーフマスク(英: diving half mask)」と呼ばれる。 「:en:Diving mask」も参照 「ダイビング器材#マスク」も参照
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