vi互換エディタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 10:17 UTC 版)
PC-UNIXにおいては現在はオリジナルのviが使われることはあまり一般的ではなく、模倣して作られたvi互換エディタ(クローン)の利用が一般的である。一般的なディストリビューションではviのシンボリックリンクがviの本来のパスに置かれ、互換エディタにリンクしている。また、オープンソースプロジェクトによる開発が多いため、UNIXの1つであるmacOS、AndroidなどのLinuxはもとより、本来互換性のない独自環境であるMS-DOSやWindowsといった他のプラットフォーム上で実行可能な互換エディタも存在する。 nvi: nex/nviは、4.4BSDにおいてex/viの代替としてカリフォルニア大学バークレー校がオリジナルに配布した。BSDライセンスで提供され本家viの動作とのバグも含めた互換性がある。 Vim: viを改善した、高度にさまざまな設定が可能なエディタ。多くのLinuxディストリビューションやmacOSに標準搭載されており、その場合のviコマンドはVimのviモードへのシンボリックリンクになっている。 elvis: Steve Kirkendallにより書かれた強力なex/viクローン。 WinVi: Windows用の軽量なviエディタ。(同名の海外作者版もあるが、それとは別の国産エディタ) POSIX標準: viはその原型であるexと共にPOSIXで標準化されている。
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