t2i
「t2i」とは、AIイラスト(AIが生成した画像)の出力方法のうち、文章やプロンプト(いわゆる「呪文」)などのテキスト情報を画像生成の手がかりとして入力する画像生成方法のことである。
「t2i」は主に「i2i(イメージtoイメージ)」と対比される概念である。
「i2i」は既存の画像データを画像生成の手がかりとして学習させ、画像を出力させる生成法である、i2iは「特定のイラストレーターの画風を忠実に模倣もしくは再現したオリジナルイラスト」などを生成しやすい。それだけに、学習データに使用されたイラストレーターの著作権の侵害に当たるのではないかという議論の的にもなっている。
i2iに対して「t2i」は、文字情報という抽象的な情報を手がかりに画像を出力させるため、特定のイラストレーターの作風の模倣に直結する懸念は相対的に低い。
2023年前半時点では、i2iの著作権法上の扱いについて議論が行われており(大勢としてはほぼ「NG」と認識されつつある)、AI画像生成の分野ではt2iが主流である。画像生成に用いられるプロンプト(命令)は俗に「呪文」と通称されている。
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