シンクロナイザーキー
MTのキー式同期機構のなかで、同期作用の前段階で、シンクロナイザーリングのギヤコーン面への移動やリングの回転方向位置合わせなどの役をする。キーはコの字形状をしており、シンクロハブの外周3箇所の切り欠きにはまり、凹面を内周方向に向け、内周からC形状スプリンで外周に押し付ける。カップリングスリープの内周溝にキー上面の突起がはまり、位置決めされている。シフトレバーを動かしスリープが少し動くと、キーは突起によりスリープとともに動きリングをギヤコーン面に押し付ける。リングはコーンに引きずられて回転し、キー溝幅分だけ回転方向に動いて止まる。それによりスリープチャンファーとリングチャンファー面の位置が合い、同期作用が行われる。
参照 シンクロ機構、シンクロナイザースプリング、シンクロナイザーコーン、シンクロナイザーキースプリング、シンクロナイザースリーブ、シンクロハブ、チャンファー「synchronizer key」の例文・使い方・用例・文例
- synchronizer keyのページへのリンク