スワッビング
【英】: swabbing
油・ガスの自噴を誘導させるため、チュービング、ケーシング、ドリル・パイプなどの管内に滞留しているクッション・ウォーターや地層水などを機械的にくみ上げる作業。この作業には掘削リグや専用のスワッビング・ユニットが用いられる。サンド・ラインなどのワイヤー(スワッビング作業においてはスワッブ・ラインと称される)の下端に金属性のマンドレルを接続し、それに主として硬質ゴムよりなる中空状のカップ(スワッブ・カップと称される)を装着して管内に降下した後、ワイヤーを急激に巻き上げることにより管内の水をくみ上げ、油層にかかる水頭を急激に下げて自噴を促す。 |

スワッビング Swabbing
地層流体がドリルストリングの揚管による影響で坑内に浸入する現象のこと。その時に発生する圧力をスワッブ圧という。スワッブ圧は揚管する際に坑井内に作用する負の圧力をいう。特にドリルパイプを急激に揚管した場合,高粘性の泥水や高ゲル泥水を使用した場合にスワッブ圧は高くなる。また,ビットやスタビライザーへの泥岩の張り付きが,揚管作業時に注射器で液を吸い取るのと同じ様な現象を招くことがある。これもスワッビング現象という。 スワッブ圧の大小に影響を与える要素は,
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分野 | ウェルコントロール | ||||||||
同義語 | スワッブ圧 | ||||||||
関連用語 | サージ圧, キック | ||||||||
類似語 | |||||||||
略語 | |||||||||
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