スーサイドドア
後ろヒンジのスイング式ドア。乗降性はよいが、走行中に開いたり対向車に接触すると大事故につながるので、自殺ドアと呼ばれたことからこの名がある。しかし1990年代に見直され、前ドアを開けなければ後部ドアが開かない安全設計で後ろヒンジドアが実現した。ただし、降りるときは容易だが乗るときには前ヒンジドアのほうが乗りやすいので、主流にはなっていない。
両開きドア
センターオープニング・ドアともいう。最近ではGMのサターン・クーぺに採用されたのをきっかけにマツダRX-8、ホンダ・エレメント、ロールスロイス・ファントムなどに、両開きドアが採用されている。ただし後ろのドアは、安全基準上はドアとは認められず、アクセスハッチとして左右幅の狭いものに限られ、開くときには前ドアを、閉めるときには後ろドアを先に操作しなければならない。両開き式親子ドアともいう。しかし、新型ファントムは後ろドアの独立型開閉が認められた。両開きドアに対して通常のドア(前後のドアがともに前ヒンジのもの)は、片開きドアという。
参照 観音開き、ツーウェイドア観音開き
観音像を納める厨子や仏壇によく使われる扉。内側に中折れする両開きのドアのこと。初代トヨペット・クラウンの両開きドアを観音開きと呼んだため、両開きドアをこう呼ぶ人が多い。
参照 両開きドア、ツーウェイ・ドアWeblioに収録されているすべての辞書からsuicide doorを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からsuicide doorを検索
- suicide doorのページへのリンク