ベロニカ・スピカータ
●クワガタソウ属は北半球の温帯に広く分布し、300種ほどがあります。わが国にも「ルリトラノオ(V. subsessilis)」など20種が自生していますが、このスピカータ種は、ヨーロッパから北アジアが原産です。高さは20~60センチになり、濃緑色の葉は長楕円状披針形で、対生または輪生します。花期は6月から8月ごろ、青色の花が穂状に咲きます。園芸種の花色には、ピンク色や白色などもあります。
●ゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草または多年草で、学名はVeronica spicata。英名は Speedwell。
ベロニカ・テウクリウム
●ヨーロッパの中部から南部に分布しています。草原や潅木帯などに生え、高さは10~25センチになります。葉は広卵形から狭披針形で、縁は羽状に裂けるか鋸歯があり、短い葉柄があります。5月から6月ごろ、花茎を伸ばして穂状の総状花序をつけ、直径1センチほどの鮮やかな青色の花を咲かせます。写真は園芸品種の「クレーターレイクブルー(cv. Crater Lake Blue)」。
●ゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草で、学名は Veronica austriacassp. teucrium。英名は Speedwell。
ベロニカ・ペドゥンクラリス
●コーカサス地方の北部からトルコに分布しています。草地や雑木林に生え、高さは15~30センチになります。葉は広卵形から円形で、不規則な鋸歯があり、ほとんど羽状にも見えます。晩春から夏にかけて、藤色や淡青色または白色の花を咲かせます。写真下は、イギリスで作出された園芸品種「ウォーターペリーブルー(cv. WaterperryBlue)」。
●ゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草で、学名は Veronicapeduncularis。英名は Speedwell。
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