吸音
多孔質材などの小さい隙間における粘性で、音のエネルギー(媒質の振動エネルギー)を熱エネルギーに変換し吸収することである。吸音材料としては、連孔発泡樹脂、フェルト、グラスウールなどがあり、ルーフ、フロア、トリム類などに使用されている。シートや人体にも吸音効果がある。発泡樹脂の表面に鉛玉を多数貼り付け、鉛玉を質量、発泡樹脂をばねとするダイナミックダンパーとして音を吸収するものや、壁材の表面に小さい孔を多数設け、孔の後ろの空間とあわせてへルムホルツ共鳴器とし、音を吸収するものなどがある。吸音性能は、吸音率(1-音波の反射エネルギー/音波の入射エネルギー)で表される。
参照 ダイナミックダンパー、ヘルムホルツの共鳴器- sound absorptionのページへのリンク