準正弦量
正弦量にみえるが、振動数や振幅が穏やかに変化している量のこと。正弦量とは独立変数の正弦関数として表される同期量のことで、y=Asin(ωt+φ)で表され、yは正弦量、Aは振幅、ωは角振動数(振動数の2打倍)、tは独立変数、φは位相角である。自動車における振動騒音現象には、エンジン振動による車内騒音や吸排気音など準正弦量として扱えるものが多い。騒音低減対策として正弦量の特性を利用するととも手法のひとつであり、エンジン振動や排気音などによるこもり音の低減に、スピーカーで逆位相音を発生させて音の干渉を利用するものがある。
参照 こもり音準正弦量
正弦量とは独立変数の正弦関数として表される周期量のことで、y=Asin(wt+ψで表される(y;正弦量、t;独立変数、A;振幅、w;角振動数、ψ;位相角)。準正弦量とは、見かけは正弦量であるが振動数や振幅が比較的穏やかに変化している量のこと。自動車の音を低減するには、音を打ち消すべく逆相の波形が要求されるが、その対策には正弦量もしくは準正弦景を適切に組み合わせた消音処理が施される。サイレンサーや車内でのコモリ音対策に応用例は多い。
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