PERIDOT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/15 02:20 UTC 版)
PERIDOT | |
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ジャンル | アクション・コメディ |
漫画 | |
作者 | こばやしひよこ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | ヤングマガジンアッパーズ |
レーベル | ヤングマガジンコミックス 講談社プラチナコミックス |
発表号 | 2000年1号 - 2001年22号 |
巻数 | 全6巻(ヤングマガジンコミックス) 全2巻(講談社プラチナコミックス) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『PERIDOT』(ペリドット)は、こばやしひよこによる日本の漫画。
概要
『ヤングマガジンアッパーズ』(講談社)に2000年1号より2001年22号まで連載された。単行本は全6巻、後に講談社プラチナコミックスから全2巻で刊行された。女子高生である「駿河マヒル」を中心とした物語である。
2010年には、『週刊ヤングマガジン』28号(6月14日発売)にて創刊30周年記念の一環として読み切りが掲載された[1]。2011年現在、この読み切りは単行本未収録である。
あらすじ
高校の中で他人と係わり合いを持たない事を良しとして生活していたマヒルに対し、転校したばかりの晶が色々と関る事で徐々にマヒルが仲間を得つつ成長していくストーリー。
登場人物
主要な登場人物
- 駿河マヒル(するが まひる)
- 本作の主人公。
- 風雅学園の2年生。
- 女子高生だが格闘技術が高く並の男はふっ飛ばしてしまう。常に腕に包帯を巻いている。
- 本人にあまり自覚はないが、スタイル抜群で美人。
- 進藤晶(しんどう あきら)
- 風雅学園の2年生。
- 物語の初めにマヒルのいる風雅学園に転校してくる。
- マヒルを知らない為マヒルと仲良くなる。気が強い。
- 物語が進むにつれ、コメディー色が強いボケキャラへと変化していく。
- 犬塚楓(いぬづか かえで)
- 風雅学園の1年生。
- 日本刀を振り回すちょっと物騒な女子高生。
- 百地先生の所に住んでいて、心から彼を尊敬している。
- 修行のためマヒルのいる風雅学園に転校する。
その他の登場人物
- 青葉圭(あおば けい)
- マヒルたちのクラスのクラス委員長。眼鏡をかけている。
- おしとやかな見た目に反して、空手の有段者で女子空手部に所属している。
- 1巻中盤で不良たちに捕まり、トイレに拘束されて辱められてしまうが晶とマヒルに助け出され、不良たちを撃破した。
- この時の拘束姿がフュギュア化されている。
- 桜井美奈子(さくらい みなこ)
- 都浪悟
- 早乙女麻也
- 藤崎忍
- 黒田タツヤ
- ロッソ
- ビアンカ
書籍情報
- 2005年7月6日発売 ISBN 978-4-06-361355-1[2]
- 2005年7月6日発売 ISBN 978-4-06-361356-8[3]
- 2005年8月17日発売 ISBN 978-4-06-361365-0[4]
- 2005年8月17日発売 ISBN 978-4-06-361366-7[5]
- 2005年10月6日発売 ISBN 978-4-06-361374-2[6]
- 2005年10月6日発売 ISBN 978-4-06-361375-9[7]
講談社プラチナコミックス
- 2010年6月16日発売 ISBN 978-4-06-374628-0[8]
- 2010年6月30日日発売 ISBN 978-4-06-374637-2[9]
出典
- ^ コミックナタリー 2010年5月24日
- ^ “PERIDOT(1)”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT(2)”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT(3)”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT(4)”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT(5)”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT(6)<完>”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT 最強の包帯女子高生登場!!”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
- ^ “PERIDOT 巨乳バツイチ救出大作戦!!”. 講談社コミックプラス. 2024年12月15日閲覧。
ペリドット

ペリドット(英: peridot、ペリドートとも)とは宝石の一種である。カンラン石(苦土橄欖石)の中で、宝石として扱われるものがこう呼ばれる。
アラビア語で「宝石」を意味する فَرِيدَة(farīda(h), ファリーダ)が由来で、faridat[1]と表記したものがperidotに転じたとも言われている。
含有する鉄分の作用によって緑色を示す。 ペリドットは、夜間照明の下でも昼間と変わらない鮮やかな緑色を維持したため、ローマ人からは「夜会のエメラルド」と呼ばれていた[2]。後にペリドットは十字軍によって紅海に浮かぶセントジョンズ島(現在のザバルガッド島)から持ち帰られ[3]、中世の教会の装飾に使われた。200カラット以上ある大きなペリドットが、ケルン大聖堂にある東方の三博士の3つの聖堂を飾っている。
性質・特徴
モース硬度:6.5-7.0。
古い産地としては前述のセントジョンズ島があり、鉱脈は枯渇していないものの、採掘が禁じられている[2]。宝石として流通できる品質のものの産地は、アメリカ合衆国のハワイやアリゾナ州[4]、中国、ミャンマーなどである。
この他、石鉄隕石の一種であるパラサイトの中に、まれに宝石質のカンラン石が混じっていることがあり、原石のまま、あるいは特に大きいものはカットされ流通することがある。隕石自体は珍しいものも珍しくないものもあるが、その中でもまれにしか見られず、さらに生成の由来が所有者の夢をかきたてることもあって、たいへん高価である。
ペリドットは、マグネシウムを含む苦土橄欖石と、鉄を含む鉄橄欖石が混ざりあっている。苦土橄欖石が多いと黄緑色、鉄橄欖石が多いと褐色や黒色になる。宝石として使用される黄緑色のものは、苦土橄欖石が90%近くを占める。[5]
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宝石として流通する研磨されたペリドット
関連項目
出典
- ^ アラビア語で「ファリダット」と発音するとの解説記事が複数存在するが、アラビア語ではファリダットとは読まれない。語末の発音記号をどこまで読むのかに応じて、ファリーダトゥン、ファリーダトゥ、ファリーダといった発音がなされている。
- ^ a b 山川純次 (2014年3月12日). “ある鉱物学者の誕生石図館8 ペリドット”. 2016年1月20日閲覧。
- ^ キャリー・ホール『宝石の写真図鑑』日本ヴォーグ社、東京、1996年、113頁。ISBN 978-4529026918。
- ^ 堀秀道『たのしい 鉱物と宝石の博学辞典』実業之日本社、東京、1999年、148頁。ISBN 978-4534029300。
- ^ 図鑑 宝石. 技術評論社. (2012年11月1日)
外部リンク
- Peridot: Peridot mineral information and data.(mindat.org)(英語)
固有名詞の分類
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