オーバーヘッドバルブ
カムシャフトをシリンダーブロック中に収め、吸排気バルブをシリンダーヘッドに装着し、タペットからプッシュロッド、ロッカーアームを介してバルブを開閉する方式。バルブがシリンダーヘッドにあるためオーバーヘッドバルブと呼ぶ。サイドバルブエンジンからOHCエンジンに移行する期間に多く用いられた。GMが発明し、シボレーに搭載してT型フォードを凌駕した原因のひとつとなったといわれる。サイドバルブ式に比べ、燃焼室がコンパクトになるとともに、吸排気の流れがスムーズになり、出力と燃費改善のポテンシャルがある。しかし、バルブ駆動システムの剛性が低くなるため高速回転には適していない。なお、最近の自動車用エンジンの主流であるOHCタイプも広い意味ではOHV型に含まれる。
- over head valveのページへのリンク