ocarinaとは? わかりやすく解説

オカリナ【(イタリア)ocarina】

読み方:おかりな

陶土プラスチックなどで作った鳩笛(はとぶえ)に似た楽器吹き口と8〜10ある指孔のほか開口部はなく、こもったやわらかい音を出す。

オカリナの画像

オカリナ[ocarina]

1860年頃、イタリアドナーティ考案した主に陶土製の気鳴楽器で、その形からスィート・ポテトの愛称がある。鳩笛のように固定吹口から息を吹き込み空気抵抗発音させる。胴に開けられ指穴を開くことによって音階を得る。いろいろなサイズ種類があって定型がないが、いずれのオカリナも1オクターブと5音の音域を持つ。リコーダーなどと同じく、素澄んだ音色特徴がある。また、ドナーティのものとは別に世界各地同様の楽器分布しており、形、材質も様々である。

オカリナ

(ocarina から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/12 15:02 UTC 版)

オカリナ(オカリーナ)はエアリード(無簧)式のであり、気鳴楽器の一種である。発音に振動を用いてないので、旧来の楽器分類法では、陶器プラスチックなどで作られていても木管楽器に分類される。リコーダーフルートなどとは共振系の形状が異なっており、音響学的にはヘルムホルツ共鳴器[1]と呼ばれるものに極めて近い特性を持っている。


  1. ^ a b c d H. F. オルソン(著)、平岡正徳(訳) 『音楽工学』 誠文堂新光社、1969年
  2. ^ a b 下中直也(編) 『音楽大事典』 全6巻、平凡社、1981年
  3. ^ a b 大沢聡 『ダブル&トリプルオカリナ入門』 プリマミュージック、2014年、ISBN 978-4-901756-37-2
  4. ^ a b 小川堅二. “オカリーナの部屋”. 2006年10月7日閲覧。
  5. ^ クルト・ザックス(著)、柿木吾郎(訳) 『楽器の歴史[上]』 全音楽譜出版社、1965年
  6. ^ 安藤由典 『新版 楽器の音響学』 音楽之友社、1996年 ISBN 4-276-12311-9
  7. ^ N. H. Fletcher、T. D. Rossing(著)、岸 憲史 他(訳) 『楽器の物理学』 シュプリンガー・ジャパン、2002年 ISBN 978-4-431-70939-8 ; 2012年に丸善出版より再刊 ISBN 978-4621063149
  8. ^ Suimin. “オカリーナの小道”. 2006年10月7日閲覧。


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