化石燃料
石油、石炭、天然ガスなど、過去の生物や植物の化石化したものが起源と考えられている燃料資源のこと。化石燃料の資源量は、既知の資源量を現在の年間消費量で割った数字(可採年数)のかたちで表される。各資源の可採年数は、石油が40~50年、天然ガスが60~75年、石炭が2 00~300年程度などとされる。これは現在の採掘技術を用い、現在と同じ採掘コストに限った数値であって、この年数で資源が尽きることを意味しない。また、化石燃料にはメタンハイドレート、オイルサンド、オイルシェールなどの未利用資源も知られており、そのすべてが100年程度で資源的に枯渇するとは考えにくい。化石燃料の利用制限量は、資源量ではなく、気候温暖化などの環境問題で決まることになるだろう。
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