かせき‐れんこん〔クワセキ‐〕【化石×漣痕】
化石漣痕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 06:51 UTC 版)
化石漣痕とは、漣(さざなみ)の痕跡、いわゆる「波の化石」と表現されたりする漣痕(リップルマーク)のことである。海岸沿いの浅海で、海底に刻まれた波の痕が固結し、続成作用を経て地表に露出するのが一般的であるため、比較的粒度のそろった砂岩主体で構成されることになる。 発達した漣痕は連続するさざなみ模様(縞模様)が一面の岩盤にみられ景観性が良く、学術的にも貴重な資料であるため、天然記念物に指定されたものもある。ただし、漣痕は生物の存在を示す痕跡ではないため、厳密には化石という表現は正しくない。
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