EBM
電子ビーム溶接。真空中で電子ビームの衝撃熱を利用して溶接する。アーク溶接に比べて熱密度が大で、溶接幅が狭く、深く、溶接が早く、ひずみも少ないので精密溶接が可能。異材接合も可能。大量生産の自動車の場合、欠点はX線が発生、初期コストが高い、真空中の作業のため大きさに制限があることなどである。狙いは安くて軽くて高性能、小型化などにある。用途はMTギヤやATクラッチドラムなど。
電子ビーム溶接
電子ビームを熱源として溶接する方法である。図に示すように、真空中で陰極を加熱して発生させた電子に高電圧をかけ加速させ、さらに電磁コイルやレンズで集束させた高密度の電子ビームを照射し、その衝撃により発生する熱で、被溶接物を溶融させ溶接をする方法である。電子を高速かつ高精度で制御することで、アーク溶接に比較すると倍以上の高エネルギー密度が得られ、融点の高い材料の溶接や、溶け込みが深く、溶接ひずみの少ない高精度の溶接ができる。自動車ではパワートレイン関係の精密部品や電子機器など、微小な部品の溶接に使われている。
Weblioに収録されているすべての辞書からelectron beam weldingを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- electron beam weldingのページへのリンク