CentOS
正式名称:The Community ENTerprise Operating System
公開されているRed Hat Enterprise Linuxのソースコード(SRPM)を基に作成された、フリーのエンタープライズLinuxディストリビューション。
Red Hat社の商用ディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」はGPLに基づいて配布されているため、ソースコード(SRPM)も公開されている。Cent Projectは、これらのソースコードからRed Hat社が商標権を持つものや、再配布に制限のあるパッケージを取り除いたり、ほかのものに置き換えたりして作成(ビルド)し、CentOSとして配布している。
CentOS ProjectはCent OSの作成、維持を行っているが、アップデートパッケージの提供以外のサポートサービスを行っていない点が「Red Hat Enterprise Linux」と大きく異なる。
関連見出し
Red Hat Enterprise Linux
GPL
関連URL
CentOS(http://www.centos.org/)
CentOS
読み方:セントオーエス
CentOSとは、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)をベースにして作成された、フリーソフトウェアとして配布されているLinuxディストリビューションの名称である。CentOS Projectによって提供されている。
CentOSのベースとなっているRHELは、Red Hat社が提供している商用のLinuxディストリビューションである。RHELの大部分はフリーソフトウェアやオープンソースソフトウェア(OSS)によって書かれているが、無償では使用することができない。ただしRHELはGPLに基づき、ソースコードをすべて公開している。CentOSは、このRHELのソースコードのうちオープンソースとして公開されている部分のみを用いて作られている。
CentOSはRHELとの互換性を保っている点を大きな特徴としている。附属のアプリケーションもRPM(Red hat Package Manager)をベースとしたオープンソースソフトウェア(OSS)である。
CentOSの最初のバージョンは2003年に公開された。2007年5月現在の最新のバージョンは、2007年4月にリリースされたCentOS 5.0となっており、CentOS Projectのホームページを通じて無償でダウンロードすることができる。
参照リンク
The Community ENTerprise Operating System - (英文)
CentOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 16:25 UTC 版)
CentOS(セントオーエス[4][5][注釈 1])は、Red Hat Enterprise Linux(以下「RHEL」と呼ぶ)と機能的に互換性があることを目指した[6]フリーのLinuxディストリビューションである。
- 1 CentOSとは
- 2 CentOSの概要
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