ashとは? わかりやすく解説

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灰分

読み方はいぶん
【英】: ash

試料中に含まれる不燃焼性物質総量をいう。
燃料油中に灰分が多ければボイラー加熱面に沈積して熱効率低下させ、往復エンジンピストン・リングなどを摩耗し、また金属腐食原因となる。灰分の試験方法は、日本工業規格JIS)K2272(原油および石油製品の灰分並びに硫酸灰分試験方法)に規定されている。るつぼに試料計り取って加熱点火し試料炭素質物質になるまで燃焼させた後、電気炉中で恒量になるまで 775 加熱する放冷して質量計り、灰分を算出する。ただし、添加剤を含む潤滑油潤滑油添加剤は、炭素質物質にした段階硫酸加えて処理し加熱酸化して完全に硫酸塩にしてから 775 加熱して仕上げ放冷して灰分を求める。このようにして求めた灰分を硫酸灰分(sulfated ash)という。燃料油の灰分中にバナジウムナトリウムが多いと、機関装置腐食する原因となるので、これらの含有量問題になることがある。そのため試験方法日本工業規格JIS)にはないが、石油学会規格JPI)の JPI-5S-11(バナジウム)および JPI-5S-3(ナトリウム)に規定がある。


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