見かけ比重
空隙や気孔が多く含まれている材料において、一様な密度分布を形成しているとみなした場合の比重をいい、かさ比重ともいう。例えば、各種機構部品の最終仕上げ加工に使われる研削砥石の仕様表現などに使われる。研削砥石は、砥粒、結合材、気孔の集合体であり、これらの組み合わせ(配合)により無限に近い種類の砥石をつくることができ、これらの評価代用特性項目として使用されている。クルマ用の断熱材や遮音材、シートなどのクッション材に多く利用されている発泡ウレタン樹脂は、見かけ比重の小さい素材の一例である。
- 見かけ比重のページへのリンク