XACML
読み方:エックスエーシーエムエル
XACMLとは、XMLベースのマークアップ言語で、インターネットを通じた情報アクセスに関する制御ポリシーを記述するための言語仕様のことである。2003年2月にXML関連技術の標準化団体であるOASISによって標準化されている。
XACMLは、IBMによって策定された言語仕様であるXACL(XML Access Control Language)の仕様を改良し、より柔軟で高度な制御ポリシー設定を可能にしたものである。XACLではXML文書の読み込み、書き込み、生成や削除に関する制御ができるが、XACMLではXACMLよりも多様なデータリソースに対する、より具体的なアクセス制御を規定することが可能になっている。XACMLでは特定の情報に対して「誰が」「どこに」「どのように」アクセスできるのかを記述し、制御することができる。例えば「成人ユーザーのみ」であるとか、あるいは「ユーザー登録している者のみ」といった高度で複雑な条件を設定することが可能となっている。
参照リンク
OASIS eXtensible Access Control Markup Language TC - OASIS
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