追記型光ディスク
別名:追記型,WORMディスク
【英】write-once optical disc, write-once optical discs, Write Once Read Many disc
追記型光ディスクとは、光ディスク型の記憶メディアのうち、空き領域にデータを書き込むことが可能であり、一度記録したデータを消したり書き換えたりすることはできないタイプの光学メディアのことである。
追記型光ディスクは、不可逆的な化学変化を伴う方式で記録面へのデータの書き込みを行っている。そのため、記録されたデータを読み出すことは何度でもできるが、データの書き込みは1度に限られる。まだ書き込みが行われていない、未使用の記録面にデータを追記することはできる。こうした特性を持つ記憶メディアは「WORMメディア」とも呼ばれる。
追記型光ディスクは、記録したデータを後から削除・改変することが実質的に不可能であるため、一時的な記録手段としてはあまり向いているとは言えないが、長期的なデータの保存にはかなり向いているといえる。改竄される懸念がなく、安価でかさばらないため大量保管がしやすい。
追記型光ディスクの主な規格としては、CD-R、DVD-R、BD-Rなどがある。CD-Rは1990年代から普及・浸透が進み、2010年代になっても個人用途などで広く用いられている。2014年3月には業務用の大容量・長期保存に向く次世代の追記型光ディスク「Archival Disc」の規格が発表された。
Weblioに収録されているすべての辞書から追記型光ディスクを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 追記型光ディスクのページへのリンク