Tu-22M3M
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 15:35 UTC 版)
「Tu-22M (航空機)」の記事における「Tu-22M3M」の解説
Tu-22M3の改修型。搭載アビオニクスの80%が新しくなり、航法装置・通信機器・照準器は最新デジタル機器となり、燃料消費制御システムを新型に換装、自衛用電子機器も最新のものを搭載している。アビオニクスはメンテナンスを容易にするためTu-160M2と互換性が確保されている。コックピットはマルチファンクションディスプレイによるグラスコクピットとなり、乗員への知的支援機能を備えた新しい情報と制御システムも装備している。エンジンはNK-32-02に換装するとされていたが、結局は行われずNK-25のままとなった。他、外観上の特徴として尾部砲塔が廃止され、大形フェアリングとなり、機首にも用途不明のフェアリングが追加されている。 初号機は2018年8月16日のタタールスタン共和国の首都カザンの工場でロールアウト。地上試験後に初飛行が行われ、ロシア国防省は政府合同認証試験の結果を見極めて近代化の可否を判断する。供給は2021年より開始予定。
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