Toxicity II
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「スティール・ディス・アルバム!」の記事における「Toxicity II」の解説
2002年の初頭にデモ段階のこのアルバムのMP3がインターネット上に流出した。この音源は『Toxicity II』とされ、バンドの前作『Toxicity』(邦題は『毒性』)との関連を示唆するものであった。バンドはこの事態に遺憾の意を表明した。 『Toxicity II』ではこのアルバムとは異なる曲タイトル、アレンジ、歌詞、ヴォーカルメロディが聞かれるが、ダロン・マラキアンによるバッキングヴォーカルは一切付いていない。このデモに収録されていた"Virginity" ( "Cherry"または"Virgin Tea"となっている場合もある), "Outer Space" (同じく"Fortress"とも)の二曲は最終的にボツとなり、このデモには存在しなかった"Fuck the System", "Ego Brain", "Roulette"の三曲が完成版には追加された。 「このアルバムを盗め!」という意のアルバムタイトル、および手焼きのCD-Rを模したカヴァーアートはこうした事態を指すものであると同時に、アメリカの反体制政治活動家アビー・ホフマンの『この本を盗め』へのオマージュでもある。"Fuck the System"は同名のホフマンの初期のエッセイ(wikisource原文)についての曲である。
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