TW:eedプロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 00:29 UTC 版)
「ローマーのギャップ」の記事における「TW:eedプロジェクト」の解説
スコットランド博物館やサウサンプトン大学・レスター大学・ケンブリッジ大学・英国地質調査所は、初期四肢動物をはじめデボン紀末と前期石炭紀の研究を目的とする TW:eed (Tetrapod World: early evolution and diversification) プロジェクトを展開している。このプロジェクトは2013年4月に科学者らが英国地質調査所およびスコットランド博物館と共同で始動したもので、イギリス中から協力者が集った。ベリック・アポン・ツイード近くの公開されていない場所で500メートルの穴を掘ることが目標の1つとされ、トルネーシアン階堆積物の完全なセンチメートルスケールでのサンプリングか可能となり、発見される化石を年代順に正確に位置付けることが可能となった。2016年にTW:eedプロジェクトから発表された論文では、採取したコアから得られた結果として、ローマーのギャップの時期には酸素濃度の逸脱は見かけ上はなかったということが発表された。このことから、ローマーのギャップの時代が低酸素濃度状態であったという以前の仮説は見直しが必要とされる。
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